4.《ネタバレ》 邦画の歴史を語りたかったのか、映画としてのストーリーを語りたかったのか、ちょっとどっちつかずな印象でしたね。 さすが森光子は巧かったし、監督役の菅原文太も、あぁこんな役柄もやっていたんだなと興味深かったです。 渡辺徹は、若い頃からすでに太ってたんですね。 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 5点(2016-12-20 19:49:12) |
3.大女優・田中絹代の半生を描いた映画。氏について知ってることは多くないので、今回いろいろな発見があって良かったのだが、映画としての面白さからいえば微妙。1924年の松竹入りから1952年「西鶴一代女」までの約30年を描いているのだが、軸が定まらないまま、時代だけが進んでいくような感じ。あ、もう戦後なのかと。森光子や石坂浩二、中井貴一あたりの無駄遣い。唯一、溝口(役名:溝内)監督だけはそれなりに重きを置かれているが、戦後、スランプに陥ってることは本人の口から語られるだけだった。ラストシーンを生かすためにも新作「西鶴一代女」にかける両者の想いはもっと強調されて然るべきではないか。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-11-18 19:03:18) |
2.田中絹代については詳しくないのですが、吉永小百合はそれなりに熱演していたとは思います。半分は映画(というか松竹?)の歴史みたいになってしまって中途半端感はありますが。 |
1.正直、この作品と市川崑監督との相性がいいとは思われない。吉永小百合も序盤は亡羊とし過ぎていて田中絹代のイメージと合いません。まあ勝手なイメージではあるけれど、こんな人だったとはちょっと考えづらい。所々、映画史の解説のようなものが入るが、これもまた一長一短。その時代の映画作りの背景が判り易く理解出来るものの、ここまであからさまなドキュメンタリー色が入ると雰囲気や没入感は間違いなく壊れます。個人的には田中絹代の半生という興味深い内容同様楽しめはしましたが、映画としては微妙でしょうね。 【MARK25】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-09-16 15:30:13) |