1.これ劇場公開してたの?マジ?馬鹿なの?映画館は馬鹿なの?これはビデオスルー作品じゃないか~。もっと劇場公開しなきゃ駄目な作品あるんじゃないか~。ただし、この監督さんの作品の中では一番マシやと思うねん。舞台美術もロケ地がいいんで、なんか壮大。中世のダークファンタジー的な雰囲気は出てます。俺はこれ、未公開のショボ映画と勘違いしてDVDで観たから、意外と金かけてるやんってちょっと得した気分やったわ。中世の吸血鬼モノとしては設定がよいし。一人の吸血鬼が軍隊を使って近隣の国を支配、それに対抗する業火の会とゆう抵抗勢力。そして、主人公のハーフヴァンパイアの女性、この三つの勢力が三つの宝をめぐって絡んでいくストーリー。なんかB級魂ワクワクやん。業火の会の主要三人も意外と決まってて、男二人に女一人、こいつらが吸血鬼をバッサバッサやっつける様はなんか様になる。確かにアクションは最近の人間離れした動きの映像に比べたらトロイし、目を見張るものないけど、普通は人間て剣もって戦うってこんなもんちゃうのって思えば許せた。吸血鬼も血を吸う以外はほとんど人間と同じ動きしかせんけど、超人的な吸血鬼になれてたら物足りないけど、元は人間やから動きもそないすごい事に普通はならんとちゃうのと思えば、なんかリアリティー感じた。展開も前半は恐ろしく早いのでワクワクした。吸血鬼の被害者を容赦なく始末する業火の会のヴァンパイアハンター三人組。宝を守る異様なトラップに異様な番人、吸血鬼を吸血するレイン。おお、いーんでないの?これ。ただ、後半はあまり盛り上がらない。ラストも不自然な強行突破&ボスの弱さ。最初から吸血鬼の根城を目指してたら簡単にいけたかもと思うくらいのクライマックス。序盤がよかっただけに尻つぼみな感じの映画。まー、でもB級映画好きなら雰囲気だけでもそこそこ暇つぶしにはなると思う。点数は「ハウス・オブ・ザデッド」よりは上だけど7点あげれるほどでもないんで、同じ5点。