2.《ネタバレ》 ところどころに絶妙な味わいがあるのがこのシリーズの面白いところ。本作は家政婦さんと博士でした。
家政婦のイツハラさん、どんな人生を歩んで来られたのでしょう? その過去にとても興味があります。独身ですか?
ヘガデル博士がしんのすけに「いま、ジュースだしたるわ」と飲み物を勧めて話すシーンが好きです。関西弁がイイ感じ。鷹揚な態度でしんのすけに色々と打ち明ける博士は、かなりの人格者と見ました。
序盤からしんのすけと二人三脚でストーリーを引っ張るレモンの設定も良かったです。母親の英才教育でテレビを見させて貰えず、スパイをやりながらトム・クルーズは知らない。そんな偏りのあるヒロインと超庶民のしんのすけの落差が終始楽しかったです。
野原一家はそれほど活躍しませんが「うちのせがれに何すんだー!」と言わせるだけで充分なのでしょう。
分かる奴だけ分かればいいって感じで投げられる「シャイニング」も嫌いじゃないです。
しんちゃんムービーとしては程良くまとまっている部類だと思います。