1.《ネタバレ》 映像はキレイでした。
顔のキャラはイマイチですが、デジタル技術と手描きのハイブリットアニメの絶妙なバランスでした。
でもなあ、肝心の物語がイマイチ面白くない。元は同じモノだとする海と宇宙の壮大なイベントに対し
陸上のヒトや動物は置いてけぼりの世界観が片手落ち感でモヤモヤしてしまいます。
後半の抽象的描写が長過ぎて、飽きた頃に、「よくあるDNAモデルの絵」に「やっちまった感」が。
ヒトが泳ぐシーンも、物理的にオカシイ動きで、超能力での推進力なのか違和感ばかり。
で、「祭り」と呼ばれるイベントが何だったのかも意味不明で、不思議な生い立ちの兄弟が居なくなっただけで、
世の中は特に変らないその後・・。大真面目に研究捜査してきたどこぞの国の政府も、その結果は描かれない。
大きく歳の離れた弟だか妹の誕生が、何かの象徴なのだろうか?
原作の通りならば、原作の問題なのでしょうが、自分には相性が良くない。悶々とした感情のままエンディング。
米津玄師のテーマ曲が、一気に現実に引き戻してくれる。体に染み渡る幸福感に包まれたのは収穫でした。
と、そのまま不思議な幸福感で帰ろうと思ったら、続きがあったのにはビックリ。なんですかねえ・・?
確かにヒトを選ぶ映画でした。