23.《ネタバレ》 中年・シニアの恋愛も大事だと思うけど、これは、ちょっとなあ…。
彼女が旦那と違う彼にメロメロになるのは、まあ解る。
しかし、彼が「生涯で最上の愛だ」と言う辺りが共感出来ない。
彼がフランに恋をした理由が足りない気がする。
例えば、もっと彼女にアーティスト性があったらいいのに。
教員辞めて、ずっと田舎で主婦。でも、趣味で絵を描いている。
家族の留守中、いつもの様に身近な風景を描いている所へ彼が登場。
「上手く説明出来ないけど、私あそこの光の具合が好きなの」
「ああ、解るよ。僕もだよ」そんな「特別な意気投合」が欲しい。
「好きで描いているだけで、私、才能なんて無いわ」と言う彼女。
出版社から「そんなの売れない」と言われた自分と同じ物を感じる…。
お互いの作品を見せ合い会話する内に共感から恋愛へ。
そんな展開ならいいのにな。
それと、二人の親密さの度合い。台所でダンスとキス。
通じ合う気持ち。そこ止まりでいいのでは?。深入りすんの、はやっ!。
原作未読ですけど、二人の年齢も40~50歳ぐらいの方がいいような…。