1.どうやらハードボイルドものの主人公はアル中と相場が決まってる・・・なんてことはないけども、まあそういった市井の悲しみみたいなものは、こういった作品においていわば必需品な訳ですが。その割りには何だか雰囲気無いですねえ。音楽で何とか雰囲気盛り上げようとしているけど、映像自体は何ともフツーで惹きつけるものが感じられず、ちょっと音楽に頼り過ぎみたいに思えるフシも(と言って音楽が格別よい訳でもないのですが)。さらに数少ないアクションシーン、こういう演出もアリかも知れないけど、どうも重心が定まらないような物足りなさが。ところで見どころは、チャンスの手下の黒人の大男。いや、何となくですが(笑)。