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あらしのよるに

[アラシノヨルニ]
2005年上映時間:107分
平均点:5.65 / 10(Review 49人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-12-10)
ファンタジーアニメ動物もの小説の映画化
新規登録(2005-05-07)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2022-08-28)【イニシャルK】さん
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監督杉井ギサブロー
演出杉井ギサブロー
中村獅童ガブ
成宮寛貴メイ
林家正蔵(九代目)タブ
KABA.ちゃんヤギのおばさん
早見優ガブの母
山寺宏一バリー
板東英二長老
市原悦子メイのおばあちゃん
竹内力ギロ
柳原哲也ビッチ
平井善之ザク
加瀬康之ガリ
星野充昭カマ
森田正光モロ
増田ゆき
脚本杉井ギサブロー
音楽篠原敬介
作詞aiko「スター」
作曲aiko「スター」
主題歌aiko「スター」
製作近藤邦勝
東宝(「あらしのよるに」製作委員会)
小学館(「あらしのよるに」製作委員会)
毎日新聞社(「あらしのよるに」製作委員会)
TBS(「あらしのよるに」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「あらしのよるに」製作委員会)
毎日放送(「あらしのよるに」製作委員会)
企画濱名一哉
配給東宝
作画西村貴世(原画)
江口摩吏介(作画監督/キャラクターデザイン)
林静香(原画)
美術阿部行夫
山本二三(背景)
加藤浩[美術](背景)
編集古川雅士
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11.《ネタバレ》  【チリンの鈴】を投稿したら、その2日前に、当作品が投稿されていました。「確か【あらしの…】は【チリンの…】と違い、ヒツジでなくヤギだったけど、オオカミが絡む物語だった」と思い、皆さんのレビューを拝読させていただきました。  皆さんのレビューを拝読するまで、私は漠然と【ベストセラーの絵本のアニメ化。“対立や支配・被支配”の関係にある所属集団を“オオカミとヤギ”に置き換え、異なる立場の垣根を越えて育まれる友情の物語】と思っていました。しかしレビューの拝読で「え?同性愛を意図したお話なの?…メイをメスにして異性愛のお話にしたほうがシックリくる?そうなの?」と戸惑いました。  そこで「原点に帰って観賞しよう」と決意。絵本(講談社の大型版‐第1~7巻)を図書館でかりてから、DVDをレンタルしました。    まず、絵本を読んだ感想から。  【第1巻:あらしのよるに】は【①互いに異なる立場にあり、②同じフレーズに対して別々のイメージを抱いているにもかかわらず、③絶妙に会話が成立する面白さ】を軸にしたシチュエーション・コメディという印象。勿論、聞き手である子供達には「正体がばれて、ヤギさんが食べられたらどうしよう…」といったハラハラドキドキはあるでしょうが、少なくともこの時点では、奇妙な【友情もの】であっても【感動の物語】ではないな…と思いました。本来、この1巻だけで終わるはずだったとか…。  【第2巻:あるはれたひに】は、子供達には「食べちゃうの?/食べられちゃうの?」とハラハラドキドキの要素は増すでしょうが、ユーモラスな語り口はそのまま。これもシチュエーション・コメディの一種という印象。  【第3巻:くものきれまに】もコメディの印象。特に【ヤギの友人・タプが、去ったかと思ったら再び現れ、慌てふためくメイ】のシチュエーションの繰返しは、吉本新喜劇やドリフのようなドタバタ場面を連想しました。  しかし【第4巻:きりのなかで/第5巻:どしゃぶりのひに/第6巻:ふぶきのあした/第7巻:まんげつのよるに】は、シリアス路線へ…。しかも【性愛的】なニュアンスが目立ち始め、巻が進むほど【目を合わせる/濡れて冷たくなった身体に、温もりを感じた】【いつも一緒にいられることが楽しかった/二匹の心はもう一つになっていた/今夜は、あんたと、こんな綺麗な月が観られて最高の夜/ええ、ガブと一緒なら】【ああ、あの身体、あの歩き方、大好きな相手だから、すぐにわかる/もう、二度と、あの優しい眼でこの私を見てはくれない】…これらのフレーズ(絵本は仮名文字ですが、私なりに漢字に変換)は【恋愛もの】の常套句のような気がしました。さらに【これ以上、一緒にいたら、おいら、何をするかわからねえ/早くどっかに行ってくれ、おいらが我慢している間に…】も、好きな女の子の前で、性的衝動を抑えている健気な男の子のセリフでは?と思ってしまいました…ただ、少なくとも最後の【健気な男の子のセリフ】という感想は、私が【大人】だから連想するものであり【絵本が想定している読み手・聞き手である子供達】なら、このようには感じないでしょうが…。  最終的には、ストーリー以上に【当初の製作意図を越えた反響により、おそらく様々なプレッシャーにさいなまれながらも、足掛け11年間で見事に物語を完結させた、きむらゆういち先生の努力】に感動しました。   次に、アニメ版の感想は…絵本なら、読み手・聞き手による想像力によって補えるような【曖昧な面】も、映像作品となると具体的にきっちり描写しなければならず、杉井ギサブロー監督を始めとするスタッフの皆さんの多大な苦労が伝わってきました。  ただ、キャラクター達の容姿にしろ、声(性別)にしろ【作り手の一解釈として、具体的に既定せざるを得なかったこと】が、逆に、絵本ならではの【読み手・聞き手なりの自由なイメージや解釈の広がり】を奪ってしまったとも言えるかな…と思いました。そのあたりが、当サイトでの様々な批判的な意見につながっているのでは…という気がしています。   さて、採点ですが…杉井ギサブロー監督には申し訳ないですが「あくまで“一解釈”であって、絵本で読んだほうが…」という意味で、基本は「可もなく不可も無し」の5点。ただし、きむら先生・作の【あかちゃんのあそびえほんシリーズ:偕成社】で、一時期、個人的に大変お世話になったこともあり、先生への感謝を加味して6点とさせていただきます。  いずれにせよ、当アニメはファミリー映画であり、一人でも多くのお子さんが、観終わったとき「これからも友達と仲良くしよう」という気持ちが残れば、成功なんじゃないかな…と思います。   *備考:【チリンの鈴】は、別途、レビューを投稿しています。
せんべいさん [DVD(邦画)] 6点(2020-07-23 14:02:55)
10.なぜ狼とヤギを同性にしたのかがやっぱり疑問。恋愛ではなくあくまでも友情に命を懸けられるのかというのがテーマだからなんだろうけど、そもそも異種間しかも天敵同士であるのだから、たとえ異性でも恋愛感情に発展することはなかなか考えられず、むしろ狼を男に、ヤギを女に設定したほうが人間界における男女の友情の有無にもリンクして考えることができるのでは…などという邪推は抜きに、子供の心で見れば良いのでしょう。ハッピーエンドが良かったです。でもどうしても大人の感覚で観てしまうので、成宮クンのヤギには違和感を感じてならない。あと小林アナ、ひど過ぎ。
ちゃかさん [地上波(邦画)] 6点(2008-06-02 16:06:13)
9.前情報なし。オオカミ版マダガスカルといってしまえばそれまでですが、こちらはさらに友情(というより愛?)が根深い?ガブ役の声はうまいなぁと思っていたものの、それが中村獅童によるものだったとは。誰もが思い描く心優しいオオカミのイメージが忠実に具現化されていたかに思います。その芸当ぶりは、子供心そのままに役に入り込めばこそできるものかと。
ノマドさん [地上波(邦画)] 6点(2008-01-07 01:45:08)
8.いくつかのエピソードからなる展開、いきあたりばったりのように見えて、実は最後にちゃんと輪が閉じるのが、いい。過剰なCG使用は、かえって物足りない感じがするけど・・・。さあ、キミは、晩飯のオカズと友達になれるか? そして特に中村獅童、アナタは、大好物のオネーチャンを前にして、喰わずにガマンできるのか??
鱗歌さん [地上波(邦画)] 6点(2007-07-15 08:38:29)
7.《ネタバレ》 泣ける映画と聞いていましたが、やっぱり泣けました。特に冒頭のシーン。声優さんは、脇役でも下手な人はやめて欲しい。(アナウンサーだからって・・・酷すぎます)ストーリーの突っ込みどころは皆さんと同じ意見ですが、子供向け、絵本が原作ということで、まあいいんじゃないかな。理屈ばっかり言ってもつまらないし。絵がとてもきれいでした。ぷりんぷりんした後ろ姿がかわいかった。原作も読んでみたいです。
なおさん [地上波(邦画)] 6点(2007-04-20 12:08:33)
6.《ネタバレ》 はじまって10分くらいで話が見えてしまいそうで、しばらく我慢してみていたけど、意外と面白かったです。前に「手紙」を見たときに沢尻エリカがあれほどまでに山田孝之を追い掛ける理由がわからなくて映画にはいれなかったので、この映画もなぜ2匹が惹かれあうのかが気になっていたけど、きちんと描かれていたので良かった。メイのしゃべり方が多少気になったけど、成宮は難しい役柄を頑張っていたと思う。吹雪のシーンで「生き残るために僕を食べてくれ」は漫画「ジャングル大帝」のヒゲオヤジとレオと同じシチュエーションですね。吹雪のあとの楽園のようなシーンは疲労したメイの妄想だと思ってしまいました。その方が見応えがあった気がする。
omutさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-20 03:40:08)
5.「ガブとメイの友情によって狼と山羊は仲良く共存する様になりました」といった、「シャーク・テイル」や「マダガスカル」みたいな甘っちょろいラストにはならず、二匹とも異端者としてそれぞれの群れを追われてしまう。一応ハッピーエンドにはなってますが、この先も彼らを迎えてくれるコミュニティが現れることは無いでしょう。「友情」は素晴らしいものですが、彼らを受け入れない社会を一概に責めることも出来ず、悪役っぽい狼達だって生きる為には食わねばならない。これは中々ハードで、子供には様々な命題を与えてくれる良い物語だと思います。作画的には、狼と山羊の質感と他の動物達のデザインに違いがあり過ぎる上、素朴な背景とリアルな背景が混在し、3Dの使い方も含めて非常に統一感を欠いた仕上がりです(この辺は海外アニメに学ぶ所が多そう)。あと、私も二人の友情がかなり同性愛っぽく感じました(作者の狙いは何処にあるんだろう?)、6点献上。
sayzinさん [DVD(邦画)] 6点(2006-08-02 00:04:50)
4.原作は、大人が読んでも感動できる絵本であったのに、この映画はどうしても子供向けに作りすぎた感がします。面白いことは面白いのですが、うーん、なんか薄いというか・・・。ただ、この映画のおかげで、もう一度原作読んでみたくなりました。
はりねずみさん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-09 00:07:34)
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3.《ネタバレ》 悪くない作品だっただけに非常に残念だ。 最後、食べてから思い出せば衝撃的だったと思うけど、 なんだか普通にいい話で終わってしまったな。
もとやさん [DVD(邦画)] 6点(2006-06-13 12:23:28)
《改行表示》
2.山羊と狼という立場には置き換えているけれど、人間でも設定できそうなドラマ。まず、ちょっと時間が長すぎたかと思いました。80分くらいで充分まとめられる内容では?だから必要ないエピソードもちらほら。なかなか深いところを突いていて良いお話だとは思うのですが、問題解決をせず、ザッとあさってのほうに流してしまった感もあります。それでも年かさが益して涙腺が緩くなった私は、子どもに観られないように素早く目頭を拭いていましたケド。あとは、サンリオキャラクターのような山羊の声が大人の男性の声そのものだったのに違和感を感じました。お芝居は悪くないんだけど…。 声優さんの持つ「声の力」って必要なんだなと再確認しました。だがしかし“漢”竹内力は手放しで褒めたいです。
のはらさん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-16 00:28:17)
1.《ネタバレ》 「緑の森って何処だろな だれかに だれかに聞いといで~byロッキーチャックの大冒険」観てる間、懐しのこのアニメ主題歌がエンドレスで自分の頭の中を駆け巡ってました。アニメ枠内での「生き物の共存」というテーマ自体は最近だと「シャーク・テイル」でも描かれていたし、何をいまさらって感じでそれほど珍しいものではないと思います。成宮君はまあ及第点として、中村獅童の声優としての新たな才能も感じさせてもらえる作品でした。オオカミたちのキャラクターの造形は良かったけど、鹿やリスとかの脇の動物達がイマイチ。どうって事ない役柄なのに、やっぱり市原悦子の声には久々に癒されました。このキャスティングにプラス1点。(裏ネタバレ有→)多分批評家連中は触れないと思うんで書いてしまいますけど、この映画、ベストセラー童話のアニメ化という名を借りた、かなり同性愛色濃厚な映画だと自分は確信してます。別にKABAちゃんが声優として参加しているからって訳じゃないんだけど。なんつーかね・・・・(言葉にし難い)。でも少なくとも「メゾン・ド・ヒミコ」なんかよりは、後味がずっと良いでやんす!
放浪紳士チャーリーさん [試写会(字幕)] 6点(2005-11-26 14:02:55)
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【点数情報】

Review人数 49人
平均点数 5.65点
024.08%
100.00%
224.08%
312.04%
4714.29%
51020.41%
61122.45%
7714.29%
8510.20%
936.12%
1012.04%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review4人
2 ストーリー評価 4.60点 Review10人
3 鑑賞後の後味 4.62点 Review8人
4 音楽評価 5.62点 Review8人
5 感泣評価 4.50点 Review8人
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