《改行表示》91.《ネタバレ》 前半の決死のサバイバル、ケリーに会いたいの一心で耐え忍んだ努力をしっかり見せていたにもかかわらず、「覆水盆に返らず」だと悟って「次に進め」はいくら何でも骨折り損だ。もちろん世の中すべてうまくいくわけがないが、映画だけでも希望を見出したいよ、この手の作品は。 生還を知ったケリーに旦那だけでなく子供が映り込む瞬間に、常識人だった主人公の行動は決定された。 あっさり4年もワープした進展具合が、ここにきて意味が出る。1年であれば、実は彼の子供でしたというハッピーエンドが用意(しかも再会したときは、主人公はすでにほかの男性と結婚して子供もいる、という勘違い描写付き)で、お決まりのハッピーエンド。 しかし本作はそれを封じるためにも4年後の設定。こうなると、さて、この男は観客の予想を裏切ってどんな行動をとるのかに絞られるが、結局は常識人で終了。ってことは何を言いたいの?となる。 俳優人トム・ハンクスだけはやりがいはあっただろう。普通の映画ならサバイバルのみか生還の苦悩どちらかだけが、両方演じられるのだから。 さらに、生還後をそれなりに尺を使って旦那を登場させたり、ケリーと会話させたりすることで、妙な雑念もわいてくる。 ケリーはいつから歯科医と親密になったのか?恋人の担当歯科医がどのようにしてケリーと知り合い心の隙間を埋めるようになったのか?彼女は目標をいったん取りやめていたと語っているが、歯科医の妻として不満なく生活しているのは明らかだ。そう考えると、主人公をそこまで愛していなかったのでは?なんて邪推も生まれてくる。 飛行機墜落から生還した男が、だれからも必要とされなかった、という流れには感動という言葉は与えられない。 ただ、ショーシャンク~作品の系譜と似ていることを考えると、キリスト教の精神が垣間見える。それで納得するしかない。 【やしき】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2021-03-30 16:49:03) |
《改行表示》90.遭難からの無人島でのサバイバル生活の映画 と、思ってたけど想像とちょっと違ったみたい。 孤島の独り芝居ながら、飽きずに観られたのは良かった。 終盤でモヤモヤしちゃってスッキリしないのが難点。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-04 23:47:10) |
《改行表示》89.《ネタバレ》 トムハンクスすごいなあ。 四年も島で過ぎたところにはびっくりした。でも、その感想に留まる映画であった。もう少し時間が短く完成されていたら、もっと見やすい映画だったと思う。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-29 02:08:09) |
《改行表示》88.《ネタバレ》 長い上映時間にも関わらず、最後まで飽きずに観れた。時間!時間!言ってた主人公が、時間とは無縁の無人島生活でどう変化していくのか?そこが本作のテーマかと思ったが、無人島でもせわしなく動き回るものだから、ん?とはなった。まあそうじゃなきゃもたないしね。ただちょっと気になったのは、漂着した時となんかあんまり体重に変化がないように見えたことかな。てか太ってない?(笑) 無人島から都会に戻った時のリアクションがやや薄味に感じたが、コメディではないし、もういい大人で4年間という微妙な時間もあって、こんなものかな~と自分に置き換えて考えてみたりした。パーティーの後の食べ残しや、簡単に火がつくライターなんかを意味ありげに眺めるシーンだけで十分。そう捉えました。 英雄大好きなお国だから、無地帰還した主人公は各メディアに引っ張りだこの有名人になったのかな?それで新たな人生を始められるだけの資金もできて、結局会社も辞めて、さ~てどこへ行こうかな~、ていうタイミングでOPで登場した女性(独り身になった)が現れる・・・うん、好きですね、こういうの。ラストの終わり方は非常に好きでした。 監督のところによるところが大きんでしょうが、あまりグロくないですね。過酷な割には。生々しくないというか。怪我しても痛そうで終わり。その後なにごともなく回復しちゃう。破傷風とかによくならないもんだと不思議だった。サバイバルとしてはやや小奇麗かな。 |
87.《ネタバレ》 4年間の孤島の生活からようやく生還したら愛する妻は他の男と結婚していた。でもこれはしょうがない。誰も責められない。無念だ…しかしラストでちょいと魅力的な女性に出会う。もしこの女性とうまくいったのならたぶん元の妻なんてどうでもよくなる。こっちの方が若いしね。男なんてそんなもん(笑)でも4年間酒なしで魚とカニばっかりはキツイよなぁ~ 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 6点(2020-03-18 22:00:17) |
《改行表示》86.《ネタバレ》 トム・ハンクスの一人芝居を見るような映画ですが、まったく退屈することなく最後まで一気に見ることができました。 この映画を見てまず思い浮かぶのは、アレキサンダー・セルカークの実話ですが、時代も違うしチャックの絶望感とは比べ物にならないと思うので、もしこれがただの過酷なサバイバル映画だったら見るに堪えないような気がします。 果てしない絶望感をしっかりと描きつつ、笑える場面もちゃんと作ってあって、生還後のストーリーにもリアリティがあって、、、、これが脚本力なんでしょうか。 エンディングは、事故以前のチャックだったら、絶対にあの荷物を届けたりしなかったでしょうから、奇跡の生還によって「生まれ変わったチャック」が象徴的に描かれていて、チャックにも新たな幸せが訪れると予感できる余韻もあり、とても後味が良かったです。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-10-03 18:56:07) |
85.《ネタバレ》 今まででありそうでなかった作品。チャックの無人島での無言の演技には魅せられた。セリフが全くないからその分表情や仕草で表現するのが難しかったはず。帰還後の何もかも全てハッピーエンドでは終わらない展開はより現実的で良かった。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-06 20:00:31) |
《改行表示》84.難破・サバイバル物という典型的プロットを安定のトム・ハンクス一人芝居で映画化された作品です。前半はリアルすぎて怖くなるくらいの完成度で非常に素晴らしい映画でした。 救出されるまでを描くとありきたりな作品になりそうなのを知ってか知らずか、救出後にきちんと続きがあったのは良かったです。ただ他の方も書いてらっしゃるように、さらにもっと続きが観たかったところです。きっと観客は十字路のその先が観たかったハズですが、、監督の意図としては「十字路の選択はあなたたちに委ねますね~、それが大人ですから~」といったところでしょうか。個人的にはその先の新しい人生に踏み込むまでをきちんと描いてくれていたらもう1点追加だったかもしれません。 題材やプロットは素晴らしかったのに全体的には予定調和的すぎて、どうなるか判ってしまうあたりがありきたり感を醸し出してしまったかもしれません。救出後もイマイチ中途半端に感じたので少々厳しめの点数です。あと個人的な意見ではありますが、トム・ハンクスの演技力は誰もが認めるところですが、ちょっとあざとすぎるというか鼻につくというか・・ 役になり切って自然に見えるようにやってます感が強過ぎてなんか嫌です。そういった個人的な感情からも少々低めの点数になってしまっています。 【アラジン2014】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-23 17:12:56) |
83.映像の素晴らしさは秀作だとおもう。無人島で一人だけの演技というのも面白い。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-23 06:39:46) |
《改行表示》82.《ネタバレ》 無人島生活&脱出ものではあるが、脱出後が興味深い。 無人島においては、生きる、ということを第一にやってきたが、戻った時の交差点でどこに行くか迷う、それが表現したかったのかもしれない。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-18 16:41:05) |
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81.とにかくボール・ウィルソンとの会話と脱出劇が印象に残る。 【noji】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-14 23:33:06) |
80.《ネタバレ》 孤島に漂着してからは4年間の孤独な無人島生活。美しい島や海の描写。愛すべきはバレーボール、我らが“ウィルソーーーン”、助演男優賞並みの存在感。主演トム・ハンクス、追い詰められてトチ狂う役は既にオハコ。街に戻ったら望むはずのないウラシマ太郎状態。 【獅子-平常心】さん [地上波(字幕)] 6点(2014-03-09 00:58:00) |
79.《ネタバレ》 トム・ハンクスの演技力と23キロ?の大減量に役者魂を見ましたね。もしかして無人島に漂流した時に参考になるかも、まぁそんなメには遭いたくありませんが(笑)。しかし思っていたより全般的に間延びして無駄に長い感が…もう少し短めでもよかったような?まぁそういいつつも最後までなぜ箱を開けなかったのかが分かった時は感動したなー。間違いなく俺だったら開けてるもん(苦笑)トム・ハンクスのスゴサが実感できる作品でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-12-31 10:16:57) |
78.《ネタバレ》 無人島到着後からいきなり、ハンクスの無言芝居と独り言だけで1時間以上押し通し、その間人間はおろか動物すら登場させない(獲物の魚以外)という潔い構成は見事。ハンクスの演技は、ちょっと綺麗すぎるというか、絶望感や焦燥感が思ったほど感じとれないのだが、そこはまあいい。問題は、帰還した後の順応があまりにも早すぎることで、例えば飛行機に乗って平然と氷を口に含むって、ありえないんじゃないか?(そもそも、高速で動く物体にすら、4年間乗っていなかったわけでしょ?)あるいは、不時着経験の恐怖なんかは、彼の中には存在しないのか?さらには、誰とも喋ってなかったはずなのに、他人とのコミュニケート能力もあっさり復活してないか?とか、いろいろ気になってしまいました。サバイバルの苛酷性自体が感じられなくなってしまいます。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-19 02:16:58) |
77.2時間を超える長い映画だけど、結構飽きることなく観れました。ただ、無人島での生活、無人島からの脱出、救出後の生活、なんかどれを軸とした映画なのかいまいち定まっていないような気がしました。 【珈琲時間】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-16 20:33:56) (良:1票) |
《改行表示》76.無人島でのサバイバル描写よりも、帰郷後のドラマが印象に残りました。 帰郷後のドラマは長くなりすぎず大げさになりすぎずに、時の流れの重みを感じさせる味わいのあるドラマになっていたと思います。 “時は金なり”とでもいうべき遭難前の彼の生き様が思い出されます。 一方無人島の時間はかなり長いのですが、サバイバル描写自体はあっさり目。 ラストシーンが好きです。何も無い荒野の十字路。クルマですれ違った女が道を教える。こっちに行けば○号線、こっちに行けばテキサス、こっちに行けばカナダ。 彼はどの道を選択するのか。過ぎ去ってしまった時間は元には戻せませんが、これから進む道は幾つもある。トムの姿は少し淋しげではありましたが、そんな中にもささやかな希望を感じさせてくれました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-11-17 15:45:36) |
75.《ネタバレ》 144分かけて描かれる壮大なNTR映画。誰も悪くないからなおさらタチ悪い。トム・ハンクスは文句なしだし生還後の話もまとまってはいるんだけど変な後味の悪さが残って気持ち悪い。メインはあくまでも生還後の話で生きることへの希望とか未来への希望とかそんな感じのものが描かれているのはなんとなく分かるんだけども、正直自分には「必死こいて生きていても待ってるのはこんなやるせない悲しい未来ですよー^^」って言われてるような気がしてしまってやっぱり後味の悪さだけが残ってしまった。生還後のストーリーは「あーこの奥さん今も元夫を愛してるのに別の男とセックスしてばっちし種付けまでされちゃってるんだー」とかなんか生々しいことばかり考えてしまった。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-03 04:59:48) (笑:1票) |
74.《ネタバレ》 トム・ハンクスに三度目のオスカーを獲らせるために作った映画。でもダメだったね。獲っててもおかしくなかった。彼の演技はやはり素晴らしい。でもそれだけの映画かな。 【どちて坊や】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-23 22:25:20) |
73.何と言ってもトムハンクス。一人で演じきるのはやはり上手い。このきっちり演じることができすぎるせいで彼を好かない人が居るのかもしれない。映画の内容はまさにcast away。遭難のシーンや波の描写などはすごい。リアルで振動が伝わってきそう。ただ他は大したことはなく、私は大勢と違って逆に帰還してからのほうがドラマチックで優れていたと思います。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-01 13:53:58) |
《改行表示》72.《ネタバレ》 無人島でのサバイバル描写は非常に見ていて楽しかった。ただのボールに顔を描き、名前を付けて話しかけているシーンは最初彼の心情を汲んでも痛々しかったが、脱出の際波にさらわれ泣く泣く彼を見捨てたシーンは気付けば一緒に泣いていた。 そして生還後はさらっと終わってくれれば良かったが、無駄に長く暗いのでヘコんだ。 ただこの映画を見て『絶対虫歯はすぐ治そう!!』と心に決意しました。 【ムラン】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-10-28 20:38:27) |