《改行表示》12.《ネタバレ》 悪い奴ほどよく眠る、いいタイトルだなぁ。 胸のすくほどのバッドエンド。 これが現実の社会なんだろうけど。 それにしても香川京子があまりにひどい役柄だ。 単なるバカ女の役ではないか! つくづく黒澤映画って男の映画なんだなって感じる。 とにかく黒澤映画に出てくる女性は魅力的ではない。 しかし地位や金ってそこまで大切かねぇ。 私には理解はできない。 特に子供に見限られてまで地位や金を守りたいとは思わないね。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-05-17 17:28:52) |
11.黒澤映画ということで心理的バイアスがかかってしまい、無意識にハードルを上げていたようで、普通の社会派サスペンスに映ってしまいました。でも、いろんなラストを選べる中で、あのラストに仕上げたのは皮肉たっぷりで好みでした。岩淵が森雅之とは観終わるまで気がつきませんでした。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-06-26 00:35:02) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 かなり前に「公権力横領捜査官 中坊林太郎」という漫画を読んだんですが、この話の前半はまさにそれそのままでした。 思わず「中坊~のパクリか」と、わけの解らないことを思ってしまった次第です(^^; もちろんその反対なんですが、何はともあれこういう設定大好物なのでとにかく興味津々。 何故か口笛をふくスカしたようなキャラの主人公に期待は膨らみました。 …が、後半完全に失速です。社会派作品として真面目に作りすぎ。謎めいた主人公も完全に普通の人に成り下がってしまいました。 ぶっ飛んだ展開を生かして娯楽に徹してくれればもっと楽しめたと思います。 前半8点、後半4点 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-01-03 21:57:09) |
9.《ネタバレ》 配役を全く気にせず見始めて「このメガネの主人公、誰?」「日本にこんな雰囲気持った俳優さんいたの?」と、気になりまくり。どの時点で解ったんだろう、もしかして見終わってからだったかもしれない。『天国と地獄』で現代人姿だった時とも違うので三船敏郎だとは全く思いませんでした。口笛のメロディは擦り込まれています。あとペコペコしながらの電話姿のラストが強烈に残り続けています。 【だみお】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2013-06-17 03:50:02) |
8.現実離れしていた西の素性がばれる瞬間を境に面白味がだんだんと薄れていきました。とりわけ無知でお人形さんのような奥さんに興を削がれました。悪を気取ったところで世間の仕組みには今も昔も勝てないという事を思い知らせてくれるタイトルが強烈です。一番興味深かった人物が、その世間の仕組みを体現していた岩淵。森雅之さんは何処に出ていたのかの答えを本サイトで知り仰天、役者魂に感嘆しております。 |
7.冒頭の結婚式でのひそひそ話が明らかな説明となっており、もちろんそれはシェイクスピア劇のようなお話ゆえの演出なんだろうけども、そこを例えば歌にしちゃうとか、背景に幕が下りちゃうとかといった具合に、演出であることがもっと露骨ならいいんだけども、やっぱり台詞ってのは、どうにもひっかかる。そこだけならまだしもその後もやたらと説明台詞が多いからまいっちゃう。社会派エンターテイメントとしての「わかりやすさ」を獲得するための説明台詞なんだろう。シリアスな内容と説明台詞の相性が悪い。生々しいロケーションと型通りの登場人物の相性も悪い。お話自体はかなり面白い。幽霊を演出する光と闇のマジックは映画そのもののようだった。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-10 15:26:15) |
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《改行表示》6.汚職を題材にしたサスペンスタッチのドラマ。 シナリオも構成もいいんだけど、黒沢監督の見せ方が相変わらずうまく、 見応えのある娯楽映画に仕上がっていた。キャスティングは言うことなし。 重厚な役者さんばかりが出演しているので、安心して鑑賞できるのがいい。 主人公のキャラは、人間臭い部分まで踏み込んで描かれていて、これはこれで面白いんだけど、 その分、後半のストーリーがやや甘くなった感があり。 それでも十分な満足感を与えてくれる内容の作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-07 09:23:22) |
5.《ネタバレ》 現代の視点からは特にひねりのない汚職事件ものだし、人物の掘り下げが深いとも思わないんだけど、救いがないストーリーは良かったです。復讐が成就しなかった悔しさが汚職に対する怒りとして残る。スッキリ観終われないことをがテーマです。まぁ、嫌な映画ですな。エンディングでタイトルをしばらく出しっ放しにする演出も効果的でした。すでに半世紀前の作品ですが、汚職に関与した下っ端役人や政治家の秘書が自殺するような事件はその後に現実に起こりました。「記憶にございません」などは本作から十数年は未来の出来事だけど、それを予感していたような脚本は見事だと思います。「役人は上役を裏切れない」って台詞は現代でも相変わらず色褪せない。さらに半世紀を経ても色褪せないのでしょう。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-13 22:26:51) |
4.皆さん、書いていらっしゃるとおり、「天国と地獄」に比べればだいぶ落ちる。2時間半を長く感じてしまう上に、過去を説明的に語るシーンも多く、少し退屈だった。但し、導入部の結婚式のシーンは、うまい!と思った。ああいう風に大人数が一堂に会する場面を最初に持ってくると、登場人物の紹介が効果的に行える。そういえば、名作「ゴッドファーザー」もそうでしたね。また、このタイトル「悪い奴ほどよく眠る」と悪魔のごとき森雅之氏の演技は素晴らしい。まあ、もっと悪い奴は顔も見えないんですが。西の口笛や和田の葬式のシーンでの録音テープの再生など、音楽の使い方も効果的だ。実世界においては、最近でも時々渦中の人物の自殺が話題になるが、それらの背景についても妄想を逞しくしたくなる。カネ・権力・名誉。欲しいかって言われたら、欲しいもんなあ。西の執念も凄いけど、岩淵は更に凄え。最早人間じゃない。 【枕流】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-01-12 23:16:38) |
3.《ネタバレ》 この映画の場合、題からして終幕の内容を予感させるので覚悟はしていましたが、それを上回るほどの鬱の入る終わり方でした。まったくといっていいぐらい救いが用意されていません。その割には凄惨な印象があまり無いのは、直截的な暴力シーンがほとんど出てこない(銃撃が外れるのはあったけど)せいでしょうか。テンポもいいので面白く見ることはできたのですが・・・ 【KYPA】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-03-21 22:31:00) |
【michell】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-10-13 01:09:03) |
1.音質が悪く台詞がよく聞き取れなくてイライラしました。しかし、昔の俳優って凄い早口ですね。志村喬なんかはさすがにしゃべりがうまく、とてもよく聞き取れました。確かに悪い奴なんですがパターンが紋切り型で今一面白さが伝わって来ませんでした。 【野ばら】さん 6点(2003-04-27 14:43:51) |