31.《ネタバレ》 あまり奥行きが感じられない映像だと感じたのですが、精神病棟という外界から隔絶された奥行きのない世界にマッチしていると思いました。主演のジャック・ニコルソンがとてもナイスガイ。登場人物の中で最も整った顔立ちなのが意外。他の精神病患者たちの演技も過剰にならず、とてもリアルに感じられてすばらしいです。しかし、知的障害、言語障害に近い人から、幼児期のトラウマでパニック気味な人から、主人公のような、手が早いだけの人まで、問題児を何でもかんでも一緒くたに詰め込み過ぎですよね。雑な世界もあったもんだなあと。テーマとして、30年前だとインパクトがあったのでしょうが、複雑化した現代から振り返って見ると、ある意味問題が単純明快で平和だなと、逆に思ってしまうところがありますね。ぜんぜん平和じゃないけど。終盤の展開は、( ゜Д゜)ポカーン でした。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-01-28 15:43:47) |
30.《ネタバレ》 救いがない… なんとなく状況が良くなってきたような雰囲気があったのに最後に一気に落とす。 上げて落とすなんて酷すぎる。 マクマーフィがもし大人しく生活して刑務所に戻って2カ月ほどで退所してたら こんな結果にならなかっただろうに。 やっぱり身から出た錆なんだろうな。 刑務所暮らしが嫌で精神病院に来たみたいだし半分病気みたいなもんかな。 ジャックニコルソンの演技が良かった。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 6点(2020-12-31 18:11:37) |
29.《ネタバレ》 反発していたマクマーフィと婦長がわかり合えるストーリーかと思っていたら、結末がロボトミーとはまったくの予想外。 そいつが一人いるだけでグループが良い意味でも悪い意味でも変わってしまうような存在。 マクマーフィがそのタイプで、他の患者たちは人間性を取り戻したかのように生き生きしてきたのだけど。 出る杭は打たれる。 既存の秩序を破壊する異端者は抹殺されるのが習い。 精神病院の非人間的な管理体制の怖さがじんわりとくる。 ラストに大男のチーフが、マクマーフィのやりたかった形で脱走したのが救い。 婦長の淡々とした管理と融通の利かなさが、強圧的に大声を張り上げるようなステレオタイプではなくて、やけにリアルだった。 ジャック・ニコルソンもハマリ役。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-10-16 01:09:30) |
28.ジャックニコルソンに合っている。 恐い映画。でもまずまず面白い。 |
27.冒頭の音楽からして、ノコギリと思しき楽器が奏でるメロディの背景にグラスハープと思しき音色が走り、ユーモラスながら不安も誘う、ヒト癖ある幕開けではありますが。映画自体はむしろ、やや単純な図式が目立ってしまっていて、拍子抜け。「抑圧」「反発」「自由」「挫折」という、アリガチなキーワードが配置された骨組、そのまんま、という感じ。精神病院の実態を克明に描こうとかいう作品でもなく(大熊一夫の「ルポ・精神病棟」でも読んだ方が、とりあえず衝撃は味わえます)、この映画で描いている“精神病院”は、社会の縮図、象徴としての場。そこに、あの「多数決」のくだりのような見え透いたエピソードが挿入されると、ちょっと辟易してしまいます。この映画のジャック・ニコルソンに感動するとしたら、それは、映画が描く「管理」だけではなく、この映画自体が「管理的」な図式に則ってエピソードを組み込んでくる中において、「自由」と言うものをオレが体現してやろうとばかりに、ひたすらハメを外し映画の枠を壊そうとし続けるところ、にあるのではないでしょうか。であるならば(多分違うけど)、こんなラストは願い下げ。スタインベックの「二十日鼠と人間」のパロディのような、いかにも仕組まれたラストは願い下げ。ここで流れる、「はいここは感動する場面ですよ」と言わんばかりのヌルい音楽も鼻につきます。せっかく、この特殊な舞台の中で登場人物たちをこれだけ活き活きと描き、よっていくつかのエピソードもまた活き活きと描かれていたのに、映画全体に関して言うと、どうにも計算高さのようなものに伴う「手加減」を感じてしまうのですが……。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-17 16:37:53) |
26.《ネタバレ》 「アカデミー賞主要5部門独占」と「映画史に残る演技ベスト200において第1位(ジャック・ニコルソン)」という看板をぶら下げてたのでレンタル。「期待が大きすぎたかなー」っていうのが感想。そもそも外人の演技って字幕で観たら上手いか下手かくらいしか分からないよね。まあ脚本的によく出来てたけど、「社会からの解放」っていうテーマがそんなにしっくりこなかった 【amier】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-26 14:45:01) |
25.《ネタバレ》 色々なメッセージが込められているんでしょうけど、私にはよく解りませんでした。 内容とは関係なく、変わっていると思われるかも知れませんが・・・ 私は婦長に萌えました。 知らぬ間に自分が、熟女好きになっている事に気付きました。 主人公が婦長の首を絞めた時、大半の人は主人公側に肩入れしたかもですが、私はヤメテ~、殺さないでぇ~・・・と、わりと真剣に思いました(素) 病んでます? 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-15 15:01:25) |
24.舞台設定からして主人公の姿には感情移入がし易いし、 人間の尊厳を賭けた戦いということで、彼の行動にも共感を感じてしまう。 キャスティングも大きな見所の一つで、バイプレイヤーとして様々な作品で好演してきた 見知った俳優さん達がゾロゾロ。映画好きの人ならたまらん配役だと思う。 ラストはメッセージは伝わったものの、ちょっとわかりづらく、 個人的にはああいう見せ方はあまり好きではない。主人公のキャラ設定も含め、 肝心な所での説明不足の感はややあるが、いろいろと考えさせられる骨太の社会派ドラマではある。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-30 17:59:55) |
23.《ネタバレ》 「レナードの朝」を見て感動した、と知人に言った後に勧められた作品。時代背景が分からないのでなんとも言えませんが、何かを風刺しているような皮肉しているような、ストレートな作品ではないような印象でした(あくまで私感です)。ジャックニコルソンの顔はシャイニングの印象からか、やっぱり怖いです。見ているだけで何かが起こるような気がしてなりません。地味なシーンですがジャックニコルソンが酔って眠りについてしまう長回しの顔アップが印象的です、演技とは思えません。ラストシーンはあれでよかったと思います。良作です。 【goatherd】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-04 10:26:08) |
22.《ネタバレ》 チーフが、最初から只者ではない雰囲気でしたが、彼が主役級でした。 個人的には、チーフの父はチーフが殺したのでは?と、最後のマクマーフィとのシーンで思いました。どうだろ? 【しゃっくり】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-03 00:18:42) |
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21.《ネタバレ》 主人公と婦長がどこかで少しでも分かり合える部分があるのかな?と思ってみていましたが、甘かったみたいです。結局は病院サイドは何も変わらなかったわけで、少し残念でしたが、これが現実といったところでしょうか。 また最後のチーフによる殺害の決断がちょっと唐突に感じました。鑑賞後の感想としては中間点の5点ですが、これは高評価の作品ゆえに見る前にハードルを上げてしまったことと、全体の内容が個人的に好きではないことによるものなので、その分を補正してプラス1点でお願いします。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-10 13:38:58) |
20.結末が好きではない。社会的なメッセージがあるみたいだが、好き勝手にやっていいというものでもないと思う。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-05 20:40:06) |
19.昔私が居た会社(そこそこ大手)で、サッカーのワールドカップで日中に日本代表の試合があった時に「仕事を休んでTV観戦してもよい」という連絡が全社員にメール配信された。私はこれには正直驚いた。サッカーより仕事だろ?と。観戦は当たり前なんだろうか???皆さんの会社(学校)ではどうだったでしょうか?もし、観戦できなければ「見せろ!」と文句を言うであろうか? さて、患者にとってリハビリは仕事であり、ワールドシリーズ観戦を要求するのは基本的に無理があると思うが、看護婦は多数決という民主的な提案をしている。私は病院側が完璧だとは思わないが、逮捕暦5回の暴行・強姦魔に対しても怯む事無く、毅然と振る舞いよくやっていたと思う。(マクマーフィー擁護派は実際に自分の組織に逮捕暦5回の暴行・強姦魔が転校・転職してきて、したい放題したらまともに付き合えるだろうか?)私は看護婦があまりにも立派なので、実はマクマーフィーをある程度自由に泳がせて、他の患者への好影響・自立を期待しているのでは?と思ったぐらいである。(実際否定はできないし、もっとうまくやれるだろ?と上を見ればキリがない)組織にルールがあるのは当たり前、入った事はないが、精神病院ならこんなもんだろう。よってこれは管理社会云々ではなく、「自由と身勝手・横暴を履き違えるな」というのがテーマではないだろうか?最後に「母親に言いつける」で自殺してしまうが、アレだけの事をされれば、コレくらいの事は言ってしまうのは人間としてやむを得ないというか責められないだろう。が、精神異常者の異常行動(自殺への発展)を予知できないのは、プロとして問題がないわけではない。でも流石に最後の手術はやりすぎで、これが見る者に誤解を与える事になっていると思う。 |
18.《ネタバレ》 中盤まではずっと、単純なやりとりを単調に流しているだけで、患者たちの個性もあまりあるように見えなくて、面白味に欠けると思っていたのです。しかし、びっくりしたのは、どんちゃん騒ぎの後に現場に赴いた際のルイーズ・フレッチャーの一連の演技。滅茶苦茶になっている(部外者までいる)現場を見て、これはさぞかし婦長激怒かと思いきや、彼女は、噛みしめるように、一言一言、3人の看護士に向かって冷静で的確な指示を出す。無表情の影で頭が超高速回転をしているのがよく分かる。しかし、そんな彼女も、唐突に発生した患者の自殺という事態には耐えきれず動揺し、「言ってはいけない」一言をつい発してしまい、自らの生命の危機を招く(このときの失神しかかっている表情も凄い)。その後のシーンで、少し穏やかで愛想もなくはない様子が描写されているが、あの首のコルセットは、これから彼女が背負い続ける十字架の象徴なんだろう。それと、パーティの最後の、数秒間続くニコルソンのアップは、何とも意味深。彼は、自分が脱走という大事の実行など実はできない人間であることを知っていたのではないだろうか。婦長に襲いかかった彼の行動には、自分に対する怒りも含まれていたのではないだろうか。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-17 02:08:42) |
17.《ネタバレ》 精神病棟の様子が淡々と、写実的に描かれていました。ラストは切ないと言うより衝撃でした。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-30 00:21:08) |
16.難解なはずなんだけど劇中全く目が離せない展開に圧倒された。主演のジャック・ニコルソンも看護婦のルイーズ・フレッチャーも、そりゃオスカー獲るだろうなあと言った圧巻の演技だった。ただ、イマイチメッセージ性が分からないし伝わってこない。個人的にはあの後味の悪さもちょっとマイナスです。でも周りの役者さんも有名な方が多く、そういう意味で観返してもいいかもしれませんね。2度観たら評価が若干変わる映画かもしれません。 |
15.冷徹な婦長を演じた女優さん、素晴らしい憎まれ役です。本当に異常なのはどっちなんだ?という素朴な疑問を感じさせる映画でした。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-20 18:34:20) |
14.ジャック・ニコルソンの違う一面が出始めた作品ですね。 【午後のコーヒー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-26 09:00:18) |
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12.キツイ内容だったし、生半可なホラーよりもよっぽど怖かった。ジャック・ニコルソンはスゴイ・・・。 【チャコ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-06 15:52:33) |