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吸血蛾

[キュウケツガ]
1956年上映時間:89分
平均点:6.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1956-04-01)
サスペンスモノクロ映画ミステリー小説の映画化
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タイトル情報更新(2014-09-07)【S&S】さん
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監督中川信夫
助監督野長瀬三摩地
キャスト池部良(男優)金田一耕助
有島一郎(男優)村越徹
小堀明男(男優)等々力警部
東野英治郎(男優)伊吹徹三
千秋実(男優)川瀬三吾
久慈あさみ(女優)浅茅文代
安西郷子(女優)杉野弓子
中北千枝子(女優)日下田鶴子
塩沢登代路(女優)滝田加代子
記平佳枝(女優)河野
原作横溝正史
脚本小国英雄
音楽佐藤勝
撮影安本淳
製作滝村和男
配給東宝
美術北猛夫
安部輝明
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1.《ネタバレ》 [2025/3/24改訂] 横溝正史の金田一耕助シリーズの映画化である。何かの本でエログロ映画として紹介されていたように思ったが、実際見ればそれほどエロくもグロくもなく、隠微な雰囲気などもほとんどない。しかしファッション業界の話なので華やかさがあって、1953年のミス・ユニバースに出た伊東絹子という人(八頭身美人)も特別出演している。映像面では古い洋館(「昆虫館」)の内部が目を引かなくもないが、個人的にはそれよりマネキン(マヌカン)工場の妙な異界感が面白かった。
題名ではガの話かと思わせておいて実はなぜか狼男の話だが、もとが推理小説なのでモンスター映画でもない。狼男の話だとすればガが出ることの方が不自然で、恐らく真犯人が偽装で使ったのだろうがろくな説明もなく、題名にするほどの存在感がガにはない。
なお映像には一応ガが出るが、大型のがパタパタ飛んで迫って来るような恐ろしい場面はないので安心できる。ただホールケーキの上に標本が飾られていたのが嫌な感じではあった。ガの種類に関しては、箱入りの死体の場面はシンジュサン、ケーキの場面はヒメヤママユかと思われる。「昆虫館」の死体の場面は不明だが、地味ながら端正なスタイルのガだった。ファッション業界の話なのでガの美にも注目すべきかも知れない。

物語としては、映画で見た限りではまともに筋が通っているのか怪しい。最後に真相を長々と説明していたが、意外性ばかりが優先されて荒唐無稽な印象しかない。そもそもこの場の台詞だけではほとんど理解できないが、あとで真面目に考えると明らかに説明不足な点もある。動機も単純な殺人嗜好だったとすればかなり安易な設定に思われる。
登場人物では、金田一耕助は半分過ぎたあたりで唐突に格好つけて出る。金田一役の池部良氏に対し、「弓子」役の安西郷子さんがヒロインであればお似合いの美男美女かと思ったらそうでもなく、弓子のお相手は新聞記者の男だったらしい。しかしその新聞記者役が千秋実氏だったのが不可解で、安西郷子さんと比べて見た目の年齢差もあり過ぎなので、これも「パパ」なのかと思った。なお安西郷子さんは洋風美女だが可憐で可愛らしい。また当時20代の塩沢とき氏も若干色っぽい場面がある。
その他雑記として、上野公園での汽笛は音による場所の表現だったらしい。また武蔵小金井とされている場所で、地元在住と思われる人物が「出かけるときはいただがね」「出かけたらしいだよ」と言っていたのはこの辺の方言だったのか。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2012-03-12 20:35:42)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.50点
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