19.長めの映画談義に、時間軸の解体に、バラバラな意図を持つ大勢の登場人物にと、おもいっきりタランティーノ風をやっている点は「あらあら」という感じなのですが、それでも、タラが苦手とするラブストーリーを作品の核としたことで差別化が図れているし、男社会の中で厄介者扱いされながらも真っ直ぐに頑張る女性を一方の主人公としたことで、従来のクライムドラマとは違った客層の獲得にも成功しています。以上の作品コンセプトはなかなか卒のないものだし、雑多な要素で溢れかえる内容をコンパクトにまとめてみせたスコット・フランクによる脚色、終始落ち着きが感じられ、熱気溢れるタラとはまた違った味わいを見せるソダーバーグによる演出と、あらゆる面で洗練された映画だと感じました。また、ジェニファー・ロペスが驚くほど美しく撮られているという点も素晴らしく、優秀なクリエイター達による質の高い仕事を楽しむことができます。。。 ただし、観客の心を掴むための突出した何かがなかったという点が、本作のリミッターとなっています。主人公二人の関係はおしゃれだけど、会いたくても会えないというもどかしさが表現できていないので、二人の再会場面には感動がありません。また、作品の山場となるリプリー邸侵入についても、命を奪われかねない危険な現場だという煽りが欠けているため、本来宿るべきスリルが生まれていません。粋なラストにしても、「憎いねぇ、大将!」と観客をニヤニヤさせるところまではいっていないし、とにかくすべてが不完全燃焼。枠組みを真似ることは天才的にうまいが、ジャンルの魂の移植にまでは手が回らない、良くも悪くもソダーバーグらしい映画だったと言えます。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-02-15 15:50:03) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 メインのストーリーがこれといって面白くないので、これじゃあどう頑張っても面白くなりませんよねー。 サスペンスは薄味。ラブストーリーのほうも、これと言って引き込まれるものはありません。 一時停止をしてみたり、時間軸をずらしてみたり、演出上での工夫が見られますが、今作に限ってはそんなに効果があったとは思えません。 『階段で転んで頭を撃ち抜く男』は、インパクトがあります。伏線もあります。ですが、実際にそれをやられたら、悲惨なうえにグロくてまるで笑えないのが正直な感想です。 今作の一番の見所は、『結局落とし所はどこになるんだろう?』という人の興味をひきつけるところにあると思います。『続きが気になる』というのは、個人的に映画を見る上で大事な要素です。その一点でのみ、この作品を高く評価しています。 落としどころは結局無難なものでがっかりですが、ラストのオチは大変よかった。 カレン(ジェニファー・ロペス)がヒジュラ(サミュエル・L・ジャクソン)の護送の日をずらし、フォーリーに脱獄のプロをあてがうところなんかは、これからの展開を予感させて面白い。このラストが一番洒落ています。 まあ、それだったら最初から捕まえてやるなよ、とも思いましたけどね。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-05-17 14:16:16) |
17.ハラハラドキドキ感が皆無のサスペンスもの。でもそれなりに楽しめます。「FBIシャツ」とか、悪役のドン・チードルとか、ホテルのバーで供されるバーボンのバカでかいグラスとかがいい感じ。ただそれにしても、このタイトルのインパクトのなさは異常。思い出すのに苦労しそうです。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-08 11:03:36) |
16.《ネタバレ》 時系列をいじくったり、シーンによってはブルーを強調した画面にしたりとソダーバーグの遊びが目立つ作品でした。この遊びは人によっては好みが分かれるところでしょうが、私にはイマイチでした。観ていてタランティーノだったらもっとキレた映画にするだろうなあと思いました。笑ったのが1シーンだけ登場のマイケル・キートンです。FBI捜査官レイ・二コレットって「ジャッキー・ブラウン」にも出てたじゃん、FBIとでかいロゴ入れたTシャツ着たFBI捜査官がいるかい!というところです。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-10 00:28:19) |
15.《ネタバレ》 小気味良い青とオレンジが画面に上手く生かされてはいるが、全体の構成バランスが悪い部分が減点対象。ただし、小道具のシグ380やジッポーのメタルボディ等の使い方にはセンスが有って良いように想う。 【成田とうこ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-06 12:05:22) |
14.《ネタバレ》 ジョージ・クルーニーに対するジェニファー・ロペスの態度が、ホテルのラウンジで向かい合っているときに、もっとハッキリしてくれれば、もっと楽しめたと思うんですけど。本当に好きになっているのか、嘘ついて逮捕するつもりなのか。演出としては、曖昧にして観客の興味をそそる作戦だったのでしょう。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-30 00:51:53) |
13.映像的な完成度はかなり高いと思う。1コマ1コマに気を使って、こだわりを持って作り上げている姿勢を感じる。音楽もかっこいい。しかし…。何だか薄っぺらなんだな。ドラマチックすぎる(都合よすぎる?)ストーリーと、スタイリッシュすぎる(狙いすぎる?)映像では、説得力の無い薄っぺらな物が出来上がってしまうってことか。暇つぶし程度にはいいが。もうちょっと短くてもいいかも。 【ちゃか】さん 6点(2004-09-04 17:31:15) |
12.主演のジョージクルーニーとジェニファーロペスがとってもセクシーでカッコよかったです。 対極する地位にいる二人が恋に落ちるという展開はよくありますが、キャラや時間軸の設定が割と地味な映画をまあまあ面白くしてくれました。序盤は期待せずに見ていたせいか見終ってみると思ったよりは満足感があり他のソダーバーグ作品にも触れてみようと思いました。 【ワルフ月吊】さん 6点(2004-06-16 23:02:04) |
11.ジェニファー・ロペスに踏みつけられるなら喜んで逮捕されますぞ。わしゃ。 【紅蓮天国】さん 6点(2004-03-16 15:44:58) |
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10.ジョージクルーニーもジェニロペもすごい好きな役者だからそれだけで 見がいがあった。 【ヨウヘイ】さん 6点(2004-02-21 02:00:25) |
9.決して演技巧者ではない2人を上手く用い、軽くおしゃれなラブストーリーを展開させた本作。ソダーバーグの才気が大衆向けにアレンジされている点では優れていると思う。あまり好きな監督ではないが、この映画内のラブシーンはデートにはぴったり。すぐにホテルに行きたくなります・・・。 【恭人】さん 6点(2003-11-21 10:04:56) |
8.各所に影像テクニック、演出を効かせている。悪くはないが、記憶に残らない作品。 【かまるひ】さん 6点(2003-11-12 15:16:12) |
7.トラフィックで、ソダーバーグは天才と思ったけど、これは普通の娯楽映画に留まってる感じがした。ストップモーションとか、あんまりよくなかったと思う。ちょっとしつこかった。スティーブ・ザーンはよかったと思うが、他にパッとする人はいなかった・・・ 含みを持たせたラストは結構好きだった。 【鉄男】さん 6点(2003-02-28 23:16:35) |
【Naoto】さん 6点(2002-05-19 00:19:13) |
5.まぁ~俺的には 面白くないだとぉ~~~~~。そんな事は関係ね~。ジェニファーが出てるだけで充分じゃねーか。ほんとジェニファーは好い女だよな~。 【東京JAP】さん 6点(2002-05-18 18:03:28) |
4.脚本自体は別にウィットに富んでるわけじゃないけど、ストーリーがいいし、すっごいユーモアがあって何よりひねりがきいていてよい。キャスシティングもグッド。 【mmm】さん 6点(2001-10-01 00:01:51) |
3.巧妙なタッチで楽しめた。全体的に軽いテンポも功を奏していたと思う。ただジェニファーロペスがジョージクルーニを撃ったシーンは少しあっさりしていて残念だった。ここだけは重みを出して欲しいところ。 【フィノワ】さん 6点(2001-09-23 00:41:35) |
2.ロペスきれいだと思います。ただ、内容としては・・・ 【wood】さん 6点(2001-02-19 15:37:40) |
1.彼の笑顔の銀行強盗には心を奪われそうになった, (文字化け) 【ヘリコプター】さん 6点(2000-08-30 00:16:06) |