23.《ネタバレ》 狼の子の成長と共に親も成長していく素晴らしさが見られた。子供が親から離れてたくましく自立していく。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-09 22:23:45) |
22.《ネタバレ》 普段アニメは見ないが、WOWWOWで流れていたので何となく見た。 題名から想像していたのとは全く違うストーリーで意表を突かれたが、それなりに面白く観れた。 ただ、どうしても絵空事感が気になった。 それは「おおかみおとこ」という設定のほうではない。 非常に細かいことで恐縮だが、冒頭で花の一人暮らしの様子が流れたとき、お鍋の中身をおたまから小皿に移して味見する、 そのシーンに非常に違和感を持った。 私は女だけど、一人暮らしの自炊で多分あんなことはしないだろうと思ってしまった。 そこで、この映画を見ることを一瞬ためらった。 その他、足踏みミシン?や手作りのワンピースで、この映画の時代設定が分からなくなったり、 そんなに貯金続くんだろうかと気になったり、要らないところでエネルギーを使ってしまった。 しかしどこか郷愁を感じる自然の描写は本当に美しいし、 若い母親の子どもを育てるひたむきさに胸を打たれた。 人間の描写にもう少しリアリティーがあれば、もっと高得点。 【クロリン】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-05-20 13:55:34) |
21.《ネタバレ》 映画館で観て,もう1度テレビ放送で観ました。 おもしろかったけど…… ちょっと粗が目立ちすぎて,素直に受け取れませんでした。 そもそも,何で避妊しないの? 生命保険に入らないの?(免許取れるなら戸籍あるよね?) 花は友達いないの? 美しい愛の物語なんだろうけれど,愛しい相手を幸せにするためには,知恵と備えが必要だなあと思いました。(そしてこの物語は,知恵も備えもなかった) 田舎暮らしの経験がなければ,釘を打つのも大変だろうし,家庭菜園なんてさらに。でもいきなり始めてしまう無計画さにクラクラ来ました。 滑落しても,びっくりするほど元気な超人的肉体をもっているし,もういろいろつっこみどころがありすぎます。 全編に渡って「苦境にも笑顔でがんばるけなげなお母さんと,それを取り巻く美しい自然」を描きたいのはわかるのだけれど, 脇が甘すぎて,テーマだけが先走ってしまっているようにしか思えませんでした。 身内の男性は絶賛していたけれど,これ,男女逆だったら,どうなのかなあとも思いました。 【プランクトン】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-12-05 13:42:28) (良:1票) |
20.若干20歳の子供から見れば、素直に感動出来ました。母親の強さ、暖かさははっきりと描かれていたと思います。優しい子になって欲しい、頭が良い子になって欲しい‥贅沢なことに願いはドンドン増えていきますが、"元気でいて欲しい"のこの一言が親が子に込める一番の切なる願いなのだと思います。ハナが雪との別れ際に放った言葉、そして満面の笑顔は素敵でした。 今年から一人暮らしを始めて、トイレットペーパーを自分で買い足すことに新鮮味を感じる身にとっては広島にいる両親のことを思い出すばかりです。母さんの作る料理を「まずくはないけど美味しくない」と言い、太っている母さんに「デブだね。」と言い、浪人した時に「80万あったら車が買えたわ」とボヤく母親に「なら働いたら全額返してやるわ」と喧嘩腰に突っかかったこともありました。情けない。本当に申し訳ない。「体に悪いから炭酸のジュースはもう買わん」というくせにいつも冷蔵庫には炭酸のジュースがそこにありました。そんな僕に甘すぎる母親に本当に感謝してます。昨日はクリスマス。母さんと父さんだけ。結構心配だ。親が子供の幸せを願ってくれるように子供も親の幸せを願っています。遅いですが、メリークリスマス。早いですが、来年も良いお年を。いつか大きくなった姿を見せれたらと思います。 【うー】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-07-11 11:43:11) (良:3票) |
19.《ネタバレ》 主人公の花が学生の時から子供が自立するまでの長期間を描いているので、御多分にもれずインパクトのないストーリー展開になってしまいました。メリハリがないというか、ダイジェストを見ているような感じですね。おおかみこどもという設定はマイノリティのメタファーだと思います。他の人に知られてはいけない秘密を抱えているという点がこの映画の最大の特徴でしょう。そしてその特異さのハイライトが弟の狼として生きるという選択だと思います。花はきちんと子どもたちと向い合ってきたから、その特殊な選択を受け入れることができたのだと思います。おねえちゃんの話は蛇足に感じました。あとキツネが地域を取り仕切ってるという話が出てきますが、さすがに失笑ものだと思います。キツネはただ本能のまま自分が生きることだけしか考えてないと思います。 【承太郎】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-12-31 07:10:06) |
18.作画は良い出来だし、上手い演出も見受けられ、ストーリーも合格点だったと思います。それでも、何か心に響くものがありませんでした。過去の日本アニメの名作の域から、抜け出せていないのだと思います。 【川本知佳】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-12-15 23:21:12) |
17.《ネタバレ》 これだけ複雑な事情を抱えそれでも子供を産んで育てていくと決心した以上、絶対に家族を守りぬかなくてはいけないハズの父親が死んだ理由は明確に描いて欲しかったです。それ以外のところに関しては良くできてると思いますし、最後に雨と雪が別々の道を歩むという展開も良かったと思います。花が子供を自宅分娩したり、健康診断を受けさせないいことに否定的な見方もあるようですが、それは花たちがしっかり現実を受けいれ覚悟を決めたからの選択であって、けして花自身が狼を否定しているということではないと思います。現実的に狼人間のような異端の存在を受け入れてくれるほど世間の心は広くないですからね。この監督の時をかける少女、サマーウォーズのどちらも都合のイイ展開が鼻についてしまい、この監督とは相性が悪いのかなと思ってましたが、この作品はわりとすんなり見れたので次ぎの作品には期待が持てそうです。 【映画大好きっ子】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-12-20 23:56:56) (良:1票) |
16.“前置き”がどこまで続くんだろうと思って観ていると、そのままのノリで最後まで行ってしまう。様々な物語が織り込まれてはいるけれど、印象としては、イメージビデオみたい。アニメ技術の進歩に対する驚きは感じるけれど、それはあくまで技術の話。この過剰な技術「なのに」と言うべきか「ゆえに」というべきか、このエピソードの羅列に近い構成、いわば行間が開き過ぎたような語り口には、不満も感じざるを得ないのです。と同時に、技術と物語が見事に噛み合った瞬間、というものも確かにあって、感動を呼んだりもするのですが。 さて、本作でとりあげられる、人狼というやつ。『ハウリング』なんていうアホ映画ですら、日蔭者の哀しみが描かれていて、人狼ってのはマイノリティの象徴みたいなもんですな。本作もその路線を引き継いでいるとは言え、ちょっと捉え方が違っている。主人公たちは、社会に圧殺されるだけの存在ではなく、主体的に生きる道を選んでいる。無論、自宅出産のくだりなどは、「未受診妊婦」という社会問題と結び付けて批判する向きもあるだろうけれど、しかしもう少し視野を広げれば、世界のどこでも・歴史上のいつでも、妊婦は産院で出産している訳じゃない。無論、社会常識には相応の根拠理由のあるものが多い(あくまで「多い」だが)けれども、社会とはまた、多分に相対的なものなのですね(そしてまた、本作に登場する児童相談所員に見るように、社会自身は自らの絶対性を信奉する。自らの相対性を認めては社会は成立しない)。だから、主人公一家は、社会の中で、あるいは社会そのものに対し“選択”を行う。いわば“選択すること”についての物語。選択に伴う、希望と別離の物語…。この作品に対する不満とはすなわち、その“選択”を本当に肉付けするエピソード、選択のための“決断”と選択結果への“過程”のエピソードに欠けている点、なのでしょう。何となく田舎に移り住み、何となく掃除と修理に励めば、気が付いたらボロ家が立派な屋敷と化す。何となく畑仕事に励めば、何となく助っ人が現れ、うまく行ってしまう。描写が象徴的過ぎて、物語を支える具体描写が少なく、その結果「実際にはそんなうまくいくかよ」と感じさせてしまう面があるのではないでしょうか。 しかし、時に象徴的描写は素晴らしい効果をもたらします。最後の別離が、滝が流れ落ちてくる山の頂に向って描かれるのは、素直に感動しました。 【鱗歌】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-09-15 08:57:44) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 ◇母賛歌。親の心子知らず。どんなに一生懸命育てても、子は親離れするのだ。◇雪山のシーンなど、映像が素晴らしかった!でも一か所だけ、雨の耳がオオカミとヒト、両方出てるシーンがあって、気になっちゃいました。。。 【ハクリキコ】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-20 02:54:15) |
14.これがここまでの前評判をとっていた理由が分からない。作画、構想なんかは素場らしいと思うし、お母さんの子育てを語り風にもってきたのは良いと思う。しかし、この親子三人以外は、その他のディティールはおざなりすぎていないだろうか。先に書かれていた方がおられたが、父の死はなんだったのだろうか、ただ父がいなくなるというだけのイベントだろうか、狼の先生もそうだ、急に出てくる雨の野生化のイベントスイッチだけだ。まだ、いろいろあるが、この話は親子三人だけの世界のお話という狭いストーリーだったのだろうか。 【min】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-18 20:36:09) |
|
13.《ネタバレ》 まあ普通です。過大評価されすぎてる。彼が死んだ理由の説明があえて無いんだけど、それが脚本の都合、としか思えなかった。彼には死んでもらわんと困るので死んでもらった、という感じがして。都会で長年暮らせていた彼が街中で狼に変身する理由はゼロだと思うし。獲物を狩る為に死んだような示唆があるにはあるが理由としてあまりにもくだらなくて弱すぎる。人間の姿のままで死んでしまって、死んだせいで狼の姿になっていたのだろうか。何にせよ全く説明が無いのでわからない。とにかくシナリオ上、彼は生きていては困るキャラクターなのだ。そこがどうしても気になった。「なるほど、それで死んでしまったのか、それはしょうがないなー」というのがあれば良かったと思う。 あとは絵が基本的には良いんだけど、時々ものすごく表情が崩れる(クチが変?パーツの位置が変?)シーンがいくつかあって気になった。 【虎王】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-04-15 01:58:21) (良:1票) |
12.映像が凄く綺麗でそれだけで観れる作品。オオカミの子供を健気に育てる母親はみていて切ない気持ちなります... 【映画】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-26 03:30:12) |
11.絵が良いですね。凄く爽やかな絵です。きっと凄く手間がかかるんだろうな。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-21 12:53:37) |
10.家族愛をテーマにした良い話なのだろうか。いまいち焦点が合わなかった。ちょっと長く感じた。 【黒ネコ】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-03-08 22:09:03) |
9.《ネタバレ》 自分の愛した人の亡骸が、ゴミとして清掃車に放り捨てられる・・・これほどまでに胸をえぐられるほど残酷なシーンが、映画史上あっただろうか。それでも主人公の「花」は、親が名付けた通りに、いつでも笑顔を絶やさずに前向きに生きていきます。些細なことで子育てを投げ出してしまう親が多い現代において、彼女の姿は眩しいほど輝きを放っています。ただそれがある種の「そこ止まり」の要因になっているのが残念。結局いいお母さんの、ちょっと変わった子育て奮闘記、で終わってしまっている。もっとこう葛藤が欲しかったかな。親子間もそうだし、他人との関わりもそう。何だかんだでうまいこといっちゃてるのが都合良く見えてしまうんですよ。期待していたのは「北の国から」的な感じだったんだよな~。監督もあれですかね、ジブリと北の国を合わせて2で割ったようなイメージで作ったんですかね?まぁでも、意欲作だし斬新なアイデアを風刺と上手いこと関連付させたテクニックは素晴らしいの一言。それと、アニメだからこその表現方法にも拍手を送りたいです。次回作も期待しますよ。 |
8.《ネタバレ》 親視点の珍しいアニメだったので8点。 前半の子育ての苦労してるパートはあまり大きな盛り上がりはありませんが 後半の雨と雪のそれぞれが自分なりの成長を遂げていく部分が良かったです。 特に良かったのは雪の変化、雪と雨のけんかあたり。 悪かったのは先が読めるありがちなシーン多いとこ。 前評判からハンカチ必須だなと思ってたけど 全然そんなことなかった。 【Dry-man】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-12-30 09:52:40) |
7.《ネタバレ》 主題、主張はわかるけど、リアルな設定にしたことで随所のありえない設定や展開が目に付いてしまいました。これを見ると母と子二人が田舎で簡単に生活できるように思ってしまいますが、現実はもう少し厳しいんじゃないかなと。(資金面とか、家屋の補修維持とか…)映像は綺麗でしたが、山を滑り降りるのも、スピード出しすぎじゃないかなとか。 【Banjojo】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-30 15:59:06) |
6.映画に登場する母親の子育てのスタンスを批判するのは実に容易い。 だが、フィクション映画の登場人物が賢くあるべき必要などまったくない上、 子育ての正論などそもそも映画とはなんの関係もない。 人間が不完全で愚かなのは当たり前の話。 あいにく、こちらはご立派で正しい子育て論など アニメーション映画に求めてはいない。 作り手が試みているのは、主人公が愚かであるなりに、間違っているなりに、 子への情愛とその試行錯誤を映画という動態の中でどう表現するかである。 愚直に読書に頼り、独学にこだわる未熟で愚かなキャラクターだからこそ、 睡眠不足で身体を泳がせる様、息を切らしながらの農作業、 涙と鼻水を流しながら瀕死の息子を抱き締める姿、 そして嵐の山中を必死に捜し回る歩みが愛しむべきものとなる。 その中で、『時をかける少女』でも不可逆性の象徴として使われた 坂道や勾配がアクションとドラマの場として活きてくる。 中盤の雪山を延々と滑降するシーンが作画的クライマックスとして印象深いのは、 そこにあるのが自立的な疾走感・爽快感だけでなく、 己の意思ではどうしようもない自然の力が作用しているからであり、 それが親離れのドラマ展開の予告ともなっているからだ。 そして細田印の蒼(空)と白(雪と雲)もまた印象的なシーンである。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-24 05:50:42) |
5.《ネタバレ》 久しぶりに映画館に行きました。家族でご一緒にとの宣伝に釣られて小学生の子供二人を連れて行きましたが、子供にはあまりおもしろくないかもしれません。種付けシーンもあったりするし。まあ、映像はとても綺麗でした。ちょっと終わり方が物足りないです。 【丸に梅鉢】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-08-31 00:43:38) |
4.面白かったんです。雨のくだりの所は確かにあんなに必死に探していたのに突然どうして?と違和感は感じましたけど、花のスタンスが子供のしたいようにさせるという感じだったので、すぐにそう切り替えられたんだという事にします。雪はこの作品のMVPといっていい活躍で、幼少時代の愛くるしさから思春期の葛藤がよく描かれています。正直お父さんが死んでくれてよかったです。声が・・・いやこの3人の絡みがとてもよかったので。あんな広い家に住んでみたいな。もちろんあの花ちゃんやかわいい雨と雪がそばにいてくれたらの話ですけど。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-08-23 16:18:34) |