10.終戦をめぐる長い1日に関わった人々の熱さも、そして夏の1日の暑さも、 日本の戦争が終わった8月15日に至る長い1日を怒涛の勢いをもって描いた、 67年の岡本喜八版に敵わないのは仕方がないところだと思います。 主要登場人物である鈴木首相や阿南陸軍大臣の家庭が登場する時間帯も、 作品の流れが止まってしまった感があります。 両方を見た者にとってはどうしても本作はマイルドで淡々とした印象を持ってしまいますが、 昭和天皇が重要人物として登場し、終戦の御聖断に至るそのお心なども描かれているところは、 本作ならではの良さであったと思います。 【とらや】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-20 17:11:45) |
9.役者さんたちの演技はまずまずだった。オリジナルと比べて話が分かりやすい印象もあるが、やっぱりセリフが聞き取りにくい。今の日本も、紙一重で違う日本になっていたかもしれないと思うと恐ろしい。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-10-15 23:46:24) |
8.《ネタバレ》 個人的には、撮影場所が気になりました。ああいうロケーション場所、まだあるんだなぁって思うところがいくつか。 オリジナルのやつは見たはずだけどほとんど覚えてないのですが、良くも悪くも現代的な画だなぁと。 特にカット割りなんかが癖があって、それがちょっと気になっちゃうんですよね。あの畳み掛ける感じが。 昭和天皇という難しい役をもっくんがやってたけど、意外にハマってましたね。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-08-21 20:17:05) |
7.《ネタバレ》 ファーストシーンの東条英機の登場には驚かされた。歴史の教科書やモノクロフィルムで見た東条そのものが動いて話しているからだ。われわれのイメージ通りに。演じた舞台出身の中嶋りゅうさんはその後すぐに亡くなられたそうで残念。ただ、映画そのものは1967年版に比べ緊迫感も皆無で、阿南がそこまでオールマイティな人物だったのか、と疑問。陸相官邸も「なんか京都のお寺みたいな情緒のとこだなあ」と思ったら、本当に京都の寺のロケだった。全体として8月の蒸し蒸しとしたけだるさ、焦りが感じられず、若手将校も大学のサークルみたいで、物語のテンポをそいでしまった。また、1967年版では阿南と伍した重要人物の米内海相(当時は山村聰!)が今回はあまりに役者が軽すぎる。渡辺謙かせめて三浦友和くらいでないと。鈴木総理役の山崎努は気を吐いていた。 【いそろく】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-06-12 20:49:33) |
6.終戦の日なので本作を鑑賞。 他の方のレビューを読むと、どうもオリジナル版の方が面白いらしいじゃないですか!? これは失敗したかな・・・。たしかに緊迫感があるし役者の演技も素晴らしいし、悪い作品じゃないんだけど、なんだか真面目過ぎるというか隙がないというか、堅苦しすぎて・・・。役所広司の切腹の所で、これから死のうとしてる人間に冷静に「介錯するかい?」(注:こんな言い方ではない)って話しかけてる所がなんだかシュールで可笑しかったです。来年はオリジナルを観ようっと。 【ヴレア】さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-08-15 18:24:15) |
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【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-01-22 13:26:03) |
4.《ネタバレ》 とにかく長い。でも戦争映画を8月に見ることは意義のある事だと思います。 本作品では、松坂桃李の熱演が光ってます。将来が楽しみな俳優ですね。 ただ、本木雅弘の天皇陛下は無しかなぁ。頑張っているのは十分に伝わってくるのですが、如何せんガタイが良すぎる。 こんな体格の良い天皇陛下いないだろうに。 もう、陛下自ら戦いに行きそうな位強そうです^^; それと、主役を演じる役所広司の阿南陸相も、どうものりが軽すぎるというか・・・。 少なくとも、私の中の阿南像とはかけ離れています。 山本五十六の時は、そこまで思わなかったので陸相向きではなかったという事かな。 (というか、演技自体も山本五十六と殆ど同じですよね^^;) どうも、話の焦点が分からず、長い映画でしたが満足感は少ないです。 【はりねずみ】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-09-03 23:34:40) |
3.《ネタバレ》 役所広司、山本五十六に続き阿南役も好演しています。日本の軍人役といえば役所広司。渡辺謙を上回りつつあります。 しかし、映画としては前作の岡本版の方が戦争の狂気がびしびし伝わって、上ですね。1億総玉砕とか 2千万人特攻とか本土決戦とかもはや正気とは思えない状況が前作の方が伝わってきました。 国民がいなくなったら国も何もなくなるということすら分からなくなる。国民不在のほとんど軍部(陸軍)の メンツと意地だけで多くの人が犠牲になったのはやりきれませんね。もう1年早く終戦しておればと考えてしまいます。 ただ、今回の方が作品としてはきれいにまとまって根回しとか人の使い方とか幕引きの仕方とかなるほどと 組織の勉強にはなりましたが。 【SHOGO】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-08-22 23:36:55) |
2.この作品をリメイクしてくれた事に感謝。その上で岡本版との比較になってしまうが、岡本版はあの日にスポットライトをあて、群像劇のように描いていたのに対し、この作品はあの日という事実を背景として阿南陸相、昭和天皇、鈴木首相、陸軍将校ら主要人物の人間ドラマを描いている。構成の上手さや緊迫感は岡本版の方があり、作品としての面白さでは向こうに軍配があがるが、人物に興味を持たせられるのはこっちの方かもしれない。改めて昭和天皇がいてくれてよかった。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-08-18 11:04:41) |
1.《ネタバレ》 太平洋戦争終結に向けて動いた人々の、ラスト4ヶ月を追った重厚なドキュメント。終戦前日となる8月14日は分刻みにて展開。役所広司が阿南陸軍大臣、本木雅弘が昭和天皇を好演。なかでも高齢で難聴ながらも戦争を終わらせるために就いた鈴木首相を山崎努が怪演。実力派キャストによる見事な競演。終戦間近の動乱をよくまとめているが、重苦しすぎて良作には届かず。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-08-17 23:11:49) |