22.《ネタバレ》 全体の雰囲気は最高に良かった。しかし個別にプロットをバラすと途端にダメな部分が目立つ少々難しい映画でもありました。とにかく予定調和やご都合主義が多くていけません。 いきなり破綻しているのが三兄弟が全員で第一次大戦に行ってしまう流れ。WWIといえばヨーロッパの戦争で、アメリカとしてはあくまで理想や建前、立場として参戦したに過ぎなかったハズです。本国の田舎モンの三兄弟が志願し、全員でヨーロッパに行ってしまうのにはかなりの違和感を覚えてしまいました。(まあ、彼らはそれだけ純粋だったのかもしれませんが) 三男の婚約者(ジュリア・オーモンド)がふらふらしすぎるのも問題で、これではあまりにも貞節が無さすぎる。せめてブレずに一目見た時から次男に心を寄せていただけのいけない女を貫いたほうが彼女の品格が保たれたように思います。本作の彼女はまるで「あっちがダメならこっち」という都合が良い女に成り下がってしまっていて、感情移入しにくいキャラクターに仕上がってしまっています。まあ確かに、あの時代に同じような状況に陥ってしまったら、、女としては無理もないのかもしれませんが・・ それにしてもあまりにもメロドラマすぎました。 モンタナの風景や暮らしは美しく雄大で、インディアンの生き様を見せるロン毛のブラピは最高にカッコいいです。「熊」が彼の生涯のライフスタイルとなっていて、ラストももうこれしかないよね!というカッコよさ。ただしこちらのキャラクターも三男を自分の腕の中で死なせてしまった十字架を背負っている割に、その嫁を横取りしつつも途中でほっぽり出してみたりと難しいキャラクターに仕上がっています。(それも含めてカッコいいのかな?) ブラピメインで鑑賞できる人には結構良い映画ですが、そうじゃない人にはイマイチ何が伝えたかったのかよく判らない映画だったりもします。ブラピのカッコよさと素晴らしい雰囲気に免じてこの点数を! 【アラジン2014】さん [地上波(字幕)] 6点(2024-07-30 16:36:13) |
21.《ネタバレ》 けっこうドラマドラマしたドラマで、それなりに楽しませてもらいました。 しかし冒頭から「?」な点が。なぜ、遠い海の向こうの戦争に、アメリカの若者がわざわざ志願したのか。国家が脅かされているならまだしも、第一次大戦はアメリカにとって文字どおり「対岸の火事」でしかなかったはずで、たしかに参戦はしましたが、新たに志願兵を募るほどではなかったんじゃないかと。しかも3兄弟揃って行く必要はないし、まして末弟はハーバード大とのこと。妙に正義感に燃えていましたが、それにしても将来の国家を背負うかもしれない有能な人材を、なぜ一兵卒として異国の最前線へ送り込んでしまったのか。「学徒出陣」じゃあるまいし。なんてことが気になってモヤモヤ。 ついでに言えば、長兄もブラッド・ピットも世間が狭すぎるんじゃないですかねぇ。ともに有能かつイケメンなんだから、町に出れば女なんていくらでも寄ってきたはず。わざわざ揃って末弟の恋人を横恋慕せんでも。まあこのあたりがドラマなんでしょうが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-07-12 01:56:52) |
【K】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-09-28 18:52:13) |
19.《ネタバレ》 鑑賞前には「『果てしなき想い』って何だよ。日本の配給会社は相変わらずセンスのない邦題を付けるなぁ」などと思っていたのですが、実際に本編を見ると、このダサイ邦題に負けず劣らずの安っぽい内容にガッカリしました。まるで昼ドラです。物語を進めるために人が死にまくる安直なストーリー展開に、「私が私が」ばかりで感情移入の余地のない登場人物達。3兄弟を渡り歩くスザンヌは自己憐憫に浸る身勝手女に見えてしまうし、本能のままに生き、家族や社会に対する一切の責任を放棄して自分探しの旅に出るトリスタンも無責任男でしかありません。ラドロー大佐も、ただの偏屈なオヤジだし。必死に頑張って社会的地位を築き上げた長男・アルフレッドを邪険に扱い続けるラドロー一家には、なかなか感情移入しがたいものがありました。。。 さらには、シチュエーションの作り方も巧くなくて、妻を殺されたトリスタンが泣き寝入りせざるをえなかった理由がよく伝わらなかったために(目撃者が大勢いた上に、犠牲者は下院議員の親戚。常識的に考えれば汚職警官もヤクザも一巻の終わりでしょう)、ラストの復讐劇に感情がうまく乗っかりませんでした。さらには、戦場で弟を殺された際には悪鬼の如く暴れ回ったトリスタンが、妻を殺された際には意外と大人しく振舞っていた点にも納得がいかず、作品内での整合性の点でも問題を感じました。。。 以上の通り、決して出来の良い映画ではないのですが、オスカー受賞の素晴らしい撮影に、ジェームズ・ホーナーによる壮大な音楽、スター俳優の共演によって見られる映画にはなっています。さらには、エドワード・ズウィックの演出は映画の肝どころをきちんと押さえており、2時間はきっちりと楽しめる作品となっています。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-06-16 00:20:13) |
18.ヒロインが微妙。復讐を決意してからのシーンが親子愛・兄弟愛を上手く表現できていて良かった。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-11-30 23:50:38) |
【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-28 00:03:06) |
16.トリスタンという、ちょっと変わった人の一代記。 文学的な映画なので、爽快でもなければ愉快でもないけど、 退屈なりに得るものもあったような気がする、 1915年くらい?の雰囲気とか、 ちょっとだけど、1次大戦のシーンもなかなかよかった。 オールドカーがいろいろ出てくるのもよい。 イザベルIIの顔が成長前と成長後で全然違っている気がした。 いちばん最後のシーンは思わず爆笑してしまった、 製作者が笑わせるつもりでそうしたのかはわからないけど、 まあ笑って終われたのでよかったと思う。 最後にすごいオチもってきたもんだ、ホントある意味伝説かも…。 【且】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-01-06 04:25:23) |
15.かなり前に観た記憶が・・・ 結構面白かったと記憶している。 当時はブラピが誰だか知らなかった。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-12 00:32:56) |
14.まずまずでしたね。 時代背景や流れは嫌いじゃないですがね。 【坊主13】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-22 07:28:47) |
13.あぁ、、、時代の流れだよね。そもそもサミュエルが理不尽な戦争に行って無駄に死ななきゃよかったんだ、、、、同じ兄弟だと言うのに、ずいぶんと違うよね。一方は野生児で、もう一方はエリートに、、、みんな立場も考え方も性格も違って、それなのに愛する女は一緒になっちゃって、、、そりゃ葛藤するよね。葛藤は矛盾からくるもんね。ドラマだもんね。胸のすくようなモンタナの大自然と美しい音楽が印象的でした。 【あろえりーな】さん 6点(2004-05-19 00:24:19) |
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12.先が読めるストーリー、分かりやすい人間関係。雄大な自然の映像と音楽に助けられ、大作風に作られているが、中身は至って平凡なメロドラマ。とは言え心に残る感動的なシーンも多々あり、決して嫌いではないんだけど。大作風なわりにア賞ノミネートに俳優陣の名前はなく、演技に対して撮影や美術、音楽とのバランスが悪かったのかなぁやっぱり。A.ホプキンス演じる父やワン・スタップ、イザベル2の父はいい味出してるけど。またトリスタンはなぜ戻ってきたのか、そこにどんな心境の変化や悟りがあったのか、そのへんが不明。馬を連れて戻ってきたシーンがカッコ良く撮れていただけに残念。あと伝説の男トリスタンがどうやってもブラピにしかみえなくて、ラスト熊との対決シーンも滑稽に見えてしまう。キ○タクがホッケー選手やってもキム○クにしか見えないのと同じ。いやこれ褒めてるんですよ。パーソナリティーが強すぎるっつーか。 【ちゃか】さん 6点(2004-04-03 14:44:49) |
11.登場人物がみんなあまり深く描かれていないというか、主人公やヒロインにいまいち感情移入できなかった。強くて向こう見ずで、自分の思いつくままにしか生きられないトリスタンのキャラはいいけど、伝説になって語り継がれるというほどのインパクトやカリスマ性は感じられなかったし、ヒロインが彼に惹かれたのは、内面に惚れたというより単純にちょっとワイルドでイケメンだったからみたいにも思える…。だから、都合よく戦死した三男がよけいに可哀想に思えてしまうし、長男もヒロインを挟んで兄弟仲がギクシャクしたのを反省して、真面目に働いて事業を起こしたりそんなに悪い人じゃないと思うけど、父親にあんなに責められる理由が分からなかった。議員になる以前からなんか微妙な仲だったように思う^^;あと、風景も音楽も綺麗だったけど、音楽はこのストーリーの中ではちょっと大げさな感じがした。 |
10.《ネタバレ》 美しい大自然のおかげで少しはカムフラージュされているけど、結構ドロドロのお話でした。スザンナには最初は同情していたんだけど、長男と結婚したところから「う~ん」と思ってしまった。内容のわりには時間も長いし・・・ブラピの役は確かに野性的で魅力あるし、弟を救えなかったというトラウマもわかるけど、あんなにフラフラされたらやっぱり自分の好きなようにしか生きられない男と思ってしまう。でも、なぜか数ヵ所でポロポロ泣いてしまいました。 【きょうか】さん 6点(2004-02-17 07:53:48) |
【ロイ・ニアリー】さん 6点(2004-01-16 01:28:09) |
8.《ネタバレ》 「良い死だった」の一言が無ければ二度と観なかったと思う。 【ぽめ】さん 6点(2004-01-10 17:48:16) |
7.親子愛・兄弟愛など部分的には涙してしまったものの、ブラピ扮する「トリスタン」にイマイチ感情移入しきれなかった。単にわがままになんでは?彼の生き様のどこが『伝説』で何が『果てしなき想い』なんだか私にはよく分からなかった。くぅ~残念・・・。音楽はよかった。 【まりり】さん 6点(2003-11-16 22:43:22) |
6.《ネタバレ》 親子愛には感動したけど、スザンナをめぐるごたごたは理解できなかった。 【ジョナサン★】さん 6点(2003-08-22 21:55:35) |
5.公開当時、壮大なラブロマンスに感涙して、「この映画オススメだよ」と人に勧めまくった。あとで(3年後くらい)ブラット・ピットは結構注目されていた人だと知った。トリスタンは、押しが弱いくせに思い切りが悪くて女を不幸にするのが嫌いという人がいるが、それはたぶん「トリスタン」だから。欧米ではトリスタンの悲恋伝説ってどのくらいメジャーなのかなぁ。日本ではあんまり知っている人がいないと思うなぁ。 【ルクレツィアの娘】さん 6点(2003-06-17 19:49:47) (良:1票) |
4.トリスタン~!!この頃のブラピは好きだった。風景画美しい。一度は観て見たほうが良いかもね。 【たーしゃ】さん 6点(2003-04-17 23:45:55) |
3.思ったよりもあんまりだった、でもブラッド ピットのファンだから。。。。 【サンティノ】さん 6点(2002-08-04 10:01:50) |