36.映像は美しい。ただ、背景がリアルすぎてアニメのキャラクターと馴染んでいない箇所があるのに少し違和感を感じた。それに押井の映画にしては普通な印象である。もちろんいつもの押井節は健在だが、前作のほうが面白かったような気がする。でも本作もつまらなくはなかったので6点。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2020-05-04 13:46:31) |
35.《ネタバレ》 映像は奇麗だがそれのみ。哲学的な匂いがプンプンする=自己満足感が強い 映画。単純に面白くなかった。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-01-23 14:27:44) |
34.前作に較べて脚本が弱く(事件のスケールが小さい、伏線も弱い)、押井監督の悪癖も大爆発した内容で、とてもではないが面白い映画とは言えない。 押井監督、伊藤和典を脚本に起用して、ダレ場や引用ばかりの台詞を抑えてエンタメ要素を増やす事はできなかったんですかね?(苦笑) 冗談はさておき、今回の見せ場はやはり映像表現だろうか。コンビニでの襲撃シーンの映像表現は非常に興味深かった。 あと、やはりバトーと少佐の関係性はとても好きだ。 肉体を捨て、ネットの海に消えていった少佐をいつまでも思い続けるバトー。 本作を鑑賞した私の知人友人はバトーのことを女々しい男だなと口々に言う。確かに女々しいのかもしれないが、ずっと少佐の事を気にかけ、昔と変わらず少佐の方に服を着せてやるあの男らしさに私は痺れましたよ、ええ。 【nakashi】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-04-21 14:13:02) |
33.《ネタバレ》 一流のアニメーターを3人も雇い、制作準備に2年、制作に3年をかけたという異常な作品だけあって、ビジュアルの迫力は圧倒的です。それは、ファーストカットの時点で「これは普通の映画とは別次元の作品だ」とすぐに分かり、その感動がラストまで持続するほどのレベル。さらには、『地獄の黙示録』から直近の『レヴェナント/蘇えりし者』までを手掛るハリウッドトップのサウンドデザイナーを雇って音響にも力を入れており、映像体験という点ではかなり充実しています。 本作のテーマとは一体何だったのか。それは、「人間はなぜ己のコピーを作ろうとするのか」ということでした。このテーマは序盤にワンシーンだけ登場した女性検視官・ハラウェイの「愛玩用アンドロイドはなぜ人の形、それも人体の理想形を模して造られる必要があったのか」という問いと、終盤に登場するハッカー・キムの「真に美しい人形があるとすれば、それは魂を持たない生身のことだ」という回答により説明されています。人間は自分がどう見られるかを常に意識し、よく見られようと努力をします。しかし、そうした目的を持って生み出された美は所詮まがい物であり、無意識に・無目的にそこに存在する美こそがホンモノである。人が自然や野生動物に魅了されるのはその無目的さの中に美が宿っていることへの感動なのですが、自意識を持つ人間にはそれができない。だからこそ自意識を持たない人形に究極の美を託しているのだと言うのです。 「人は魂(ゴースト)のない抜け殻(シェル)を求めている」というこのテーマは、「抜け殻(シェル)にも魂(ゴースト)は宿り得る」という前作『ゴースト・イン・ザ・シェル』のテーマと対をなすものであり、これはこれで興味深いと感じたのですが、他方で感じたのがその語り口のマズさでした。前述の通り、本筋とはあまり関係のない脇役2名がこの主題のほぼすべてを説明してしまっており、その他の膨大な引用台詞は主題とは無関係な、ただ観客を混乱させるだけのノイズになってしまっています。難解なようでいて、よくよく聞けばすべての台詞が主題と密接に絡み合い、結論へと繋がっていることが理解できた前作と比較すると、本作にはどれだけ熱心に聞いてもその意図を理解できない台詞が多く、随分と洗練されていないという印象を受けました。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-01-27 02:29:44) |
32.《ネタバレ》 僕が「攻殻」と出会った作品です。難解と言われていますが、理解してしまうと何のことは無い、素子に想いを寄せる不器用なバトーの姿を描いた単純なお話なんですよね。色々小難しく捻っているだけで。その捻り方がファンには堪らんのです(汗)。 【bolody】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-08-22 23:52:08) |
31.《ネタバレ》 人の意識を情報ネットワークの中に行き来させられるくらい技術が進歩した世界の、人の存在意義のシミュレーションですかね…。 このシリーズで主人公を務めていた草薙素子(=少佐)は物理存在を捨て、ネットワークの中に文字通り「ゴースト」として失踪していた。片や、圧倒的なサイボーグ体を持つが喪失感を抱えて「ゴースト」の存在感が虚ろなバトー。虚実が同居し、人間と非人間の境界が「ゴースト」の有無だけでは計れないような世紀末的世界観の中、ラスト近くで少佐がバトーの救援にネットワークから降臨する。そのシーンに希望を見た気がした。それは「ゴースト(=心)」が繋がっている限り、人間らしい繋がりも無くなった訳ではないという程度のかすかな希望。この映画の持つ混沌とした世界観と明るいとは言いがたい人の在り方の方向性は、自分が漠然と感じている人類進化の終局イメージに近い。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-11-03 21:03:02) (良:1票) |
30.初めての人にとっては、DVDの最初に入っている事前情報映像を見ないとつらい。まあ、楽しめた。 【ぱんこ】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-10-05 22:47:00) |
29.《ネタバレ》 CGの部分の映像がよくできてるし、光の使い方がブレードランナーに似ていて 綺麗だった。話も似たようなものかもしれない。ただ、前提や彼らの背景についての 説明が不十分なままに進んでいくのには不親切だ。一見さんお断りの飲食店に 間違えって入ってしまったような感覚。 2008年8月11日追記:前作を理解したうえでもう一度見直してみました。背景について分かったので比較的シンプルな作品であることは分かりました。アニメーションの映画は、原作やTV等の予備知識があることを前提としたものが多いのですが、本作においては難解な前提があることもあり、いきなり観ると相当なストレスを感じるのはやむをえないと思いました。さて、ストーリーについて少佐とバトーの時空を超えたラブストーリーと考えると楽しかったのですが、肝心の犯罪捜査については破壊の結果にある単なる偶然であり基本的にストーリーが破綻しています。また、生命の実在や現実を問うテーマは好きなんですけど、表現は独善的な感じがしました。点数は+1点で6点にします。 【飴おじさん】さん [地上波(邦画)] 6点(2008-08-11 23:53:33) |
28.人の体が単なる意識の器だとすれば、器は意識を収めきれず意識は行き場を求めバランスを失ったりするのかもしれません。ネットワークにデータを分散させるように意識を肉体の外に置く事ができるとするならば、人という存在は一体何によって定義できるのでしょう? そして今この瞬間、その作業をしているという現実があります。そう、このサイトに映画の記憶を刻み付けている事が、自分の中のメモリを外部メモリへ移す作業であったりします。映画の記憶は時間と共に整理されてゆきますが、その時何を感じたのかをネット上に残す事で映画を見たという証は記録され、その記録は他者と共有されてゆくのですね。レビューを書くという行為ひとつ取っても、意識していなかった潜在的な理由があるのかもしれません。とまあ、映画を見ながらそういう事を考えてはいたものの、映像博覧会みたいなこれ見よがしワールドと、説明的な台詞、スノッブな台詞の洪水には辟易。テーマをゴテゴテと世界で飾る事によって奥へ奥へと隠し込んでゆく状態には、さすがにやりすぎでしょ、と思いました。ここまでCGを前面に押し出すと、手書き部分との融和性がとっても悪く見えてしまいますし。作品世界との接続を積極的に行い続けていないと、即断線してしまいそうな映画ではありました。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-07-28 01:35:46) |
27.話の筋は「怪奇な事件に挑むアウトロー刑事」という刑事モノの王道、その中で「何をもって人間と定義するか」というテーマが語られている作品だと思った。話とテーマの溶け合いが悪く、筋/テーマ/筋/テーマ、とブツ切りで進む感じはあったが、テーマ自体が好きで「なるほど」と思えるモノがあったので楽しく観られた。 【デコバン】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 12:10:38) |
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26.映像と音楽がやはりよいですよね、押井さんの作品は。でも、前作のが好きですね。独特な世界観が活かしきれてない感じがしました。 【キャラメルりんご】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-08-04 15:44:51) |
【k】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-17 20:19:11) |
24.映像はすごい。でも前作よりストーリー的には劣る。少佐の登場はミエミエの展開。 【ダルコダヒルコ】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2005-07-07 00:42:24) |
23.主題歌で「フォロミ~~♪」なんて歌ってますが、難解すぎてとてもじゃないけど付いていけません。そんな無知な私ですが、最近では体のほうもムチムチしてきて踏んだり蹴ったりです。フォロミ~~♪。 【ぶらき】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-01 17:23:22) |
22.押井ワールドを期待していたので満足度は高いですが、映画として点をつければこのくらいでしょうか。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-16 08:35:03) |
21.やはり押井作品は難しい。甲殻よりは独特な世界観が薄まった印象。 【ピボーテ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-07 00:48:41) |
20.《ネタバレ》 前作を観ていないと、ラスト付近の素子との再会は何なんだという感じだろう。 どっちにしろ、前作同様敷居が高いことには違いが無く、単純に凄いから面白いと感じるのか、内容を理解したうえで面白いと感じるかは、真っ二つに分かれる部分だと思う。 個人的には、一般的な用語を全て難しい言葉に置き換えるのはどうか??単純に面白い、ではいけないのだろうか?? 哲学的な思想を織り込みたいのなら、冨野作品くらい分かりやすいほうが良いと思う。 【なおてぃー】さん 6点(2005-03-29 01:20:13) |
19.映像はほんとに精緻にかきこまれていて、光の表現とかもすごすぎですね。ただ人形と人間、人間の機械化、機械化されたときに起こる現実と夢の境界線、テーマが特殊というか万人受けしない気がします。孔子の言葉とか、聖書の言葉とか、哲学者の言葉とかいたるところに出てきて、全部はわからないし、違和感ありまくりです。ただ世界観とかデザインは結構好みでした。 【りょう】さん 6点(2005-03-06 04:35:01) |
18.映像だけなら10点満点。非常に素晴らしい。ただこれ映画で観る作品ではないように感じた。DVDで繰り返し見てようやく理解できる、そんな作品だと思う。 内容はともかく、登場人物のセリフが難解で、私の小さな脳みそでは理解するのが難しかったっすよ(笑)声優陣で、一体何人が自分のセリフを理解して喋っているのか甚だ疑問だ。 DVDを最後まで見た後、何故DVD特典として、日本語字幕がついてあるのかようやく納得した。日本人が日本語のアニメを見るときには日本語字幕なんて必要ないからね。でも、この作品は字幕ありで観たほうが理解度は高まると思う。とにかくセリフが多くてストーリーを追うより頭ん中でセリフを反芻するのに忙しかった。 【カナン】さん 6点(2004-12-29 12:42:40) |
17.クリオリティーの高さは文句無しに世界一だろう、呆れる程凄かった。ただ予想通り、世界観・ストーリーについては趣味が違った。「押井節」も覚悟していた以上で本当に参った。あそこまで抽象的でこ難しい言葉の羅列は嫌味にしか聞こえない。この監督は「多くの人に楽しんで貰う」という基本的な理念が欠如している。また、押井作品はどうしても盛り下がる傾向がある。今回も中途半端な”少佐”の登場で消化不良のまま終わった。最後にビデオで観たのが悪かったのか、最初にネタばらしの説明を観てしまった。本編のアクションシーンも含まれており、もう少し配慮があっても良かった筈。 【まさサイトー】さん 6点(2004-11-27 22:23:59) (良:1票) |