帰らざる日々のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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帰らざる日々

[カエラザルヒビ]
1978年上映時間:99分
平均点:6.88 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
ドラマ青春もの小説の映画化
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監督藤田敏八
キャスト永島敏行(男優)野崎辰夫
江藤潤(男優)黒岩隆三
竹田かほり(女優)平井由美
浅野真弓(女優)竹村真紀子
朝丘雪路(女優)野崎加代
根岸季衣(女優)西蛍子
丹波義隆(男優)田岡
中尾彬(男優)中村志郎
草薙幸二郎(男優)野崎文雄
吉行和子(女優)平井ふさ
成瀬正(男優)志賀
小松方正(男優)杉本双一郎
中村敦夫(男優)戸川佐吉
矢野宣(男優)高校教師
木島一郎(男優)
出演高倉健花田秀次郎(劇中映画「昭和残侠伝 吼えろ唐獅子」より)
池部良風間重吉(劇中映画「昭和残侠伝 吼えろ唐獅子」より)
原作中岡京平「夏の栄光」
脚本藤田敏八
中岡京平
音楽谷村新司(アリス)
堀内孝雄(アリス)
石川鷹彦
作詞谷村新司「帰らざる日々」
作曲谷村新司「帰らざる日々」
主題歌谷村新司アリス「帰らざる日々」
堀内孝雄アリス「帰らざる日々」
撮影前田米造
配給日活
編集井上治
録音橋本文雄
その他IMAGICA(現像) 旧社名:東洋現像所
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2.《ネタバレ》  アリスのベストアルバムで何度も耳にした「帰らざる日々」が、主題歌として流れるだけでも嬉しくなってしまうのですが、映画自体も中々好みの味わいでしたね。

 高校生活が、退屈で仕方ない主人公。
 そんな彼の片想いの対象である、年上の美人ウェイトレス。
 中学の頃の同級生で、初体験の相手となる少女。
 何故か自分を気に入って、妙に懐いてくる不良の男子生徒。
 ……といった具合に、登場人物達が、現代の青春映画、小説、漫画などにも転用出来そうな普遍性を備えている事に、まず驚かされました。

 主演の永島敏行に関しては、正直、ちょっと棒読みなんじゃないかとも思えたりして、そこは残念。
 けれど、気だるげで白けたような態度、それとは対照的に情熱を秘めた眼差しなど、その独特の魅力も、確かに感じ取る事が出来たと思います。
 彼をはじめ、高校生を演じるには全体的に老け過ぎな俳優陣にも思えたのですが、これに関しては、青春映画のお約束なのだから、ツッコむ方が野暮というものでしょうか。

 序盤にて、級長が不良生徒に殴り掛かる展開に「何で?」と戸惑った事を筆頭として、当初は面白みを感じられなかったりした本作。
 ですが、主人公達が首吊り死体を見つけ、残された金を盗み取るシーン辺りから、少しずつ良くなっていった……という印象ですね。
 ちょっと主人公に都合の良い展開が多いような気もしますが、これくらいなら、何とか許容範囲内。

 終盤、すっかり親友となった不良生徒の隆三が、主人公を庇い、事故で脚を潰してしまうシーンなどは、かなり衝撃的でしたね。
 上述の窃盗に、飲酒などを含め「悪い事をしたら罰が当たる」という道徳的なテーマも窺わせる一方で、彼が友を庇う「善行」の結果として、不幸に見舞われてしまったのだという事が、何ともやるせなかったです。

 二人が仲良くなったキッカケが、マラソンであった事。
 競輪選手になる夢を隆三が語っていた事なども、上手く布石として活用している形なのですよね。
 友情と希望の象徴であったはずの親友の「脚」が失われると同時に、過去を回想するパートが終わるという構成も、鮮やか過ぎて、意地悪に思えてしまうくらいに上手い。

 あまりにも残酷な、青春の終わり。
 そして現代で再び見舞われる「交通事故」「死別」という悲劇によって、二人の友情にも終わりが告げられる……と思いきや、それを主人公が否定する結末にしてくれた事は、嬉しかったですね。

 過ぎ去りし日々、帰らざる日々の中で、二人で一緒に走った、あの道を、今度は一人で走り抜いてみせる。
 それは友情が失われていないという証、今後も決して青春の日々を忘れる事などは無いという証明にも繋がっており、実に切ない余韻を与えてくれました。
ゆきさん [DVD(邦画)] 6点(2019-02-08 02:42:11)
1. 今という時代を生きていて本当に幸せだと思うのは、こと映画に関する限りはほとんどのものが見たいと思えばそれほど苦労せずに見えること。
例えばこの「帰らざる日々」にしてもふとここのレビューに名前が挙がってるのを見てとても懐かしく感じて、レンタルDVDの画面をクリックすれば、もう翌々日には手元に。
 ところが反面、非常に残念なのが一定以上昔のテレビドラマ!これはそもそも製作者に「残す」という気持ちが無かったのだから、どんなにあがいても見ることは絶対不可能。ああ、浅野真弓 NHK少年ドラマシリーズ 時をかける少女 芳山和子!
自分が幼い頃憧れてたお姉さんに何十年かぶりに再会できてすっごく幸せな午後でした。
まあ、映画の内容そのものは、ああそういえば、なんかみんながみんな性的欲求でぎらぎらしててそれを扱えば、芸術的になるみたいな時代もあったねというくらいの感慨かな。
 むしろ、映画の内容よりも本当に一年ぐらいの短い時期なんだけど、サードとかこれとかみたいな映画を何本も何本も名画座で見てた頃の自分が懐かしい。
rhforeverさん [DVD(邦画)] 6点(2015-07-30 17:00:58)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.88点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6225.00%
7562.50%
8112.50%
900.00%
1000.00%

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