3. オスカー俳優ニコルスンとストリープがバツイチ同士の再婚夫婦による熱愛から破局までをコッテリと演じております。ウォーターゲート事件で名を上げたカール・バーンスタイン記者(「大統領の陰謀」参照!)と女性監督&脚本家ノーラ・エフロン(「めぐり逢えたら」)夫婦に起きた実話を元にエフロンが脚本を書き、マイク・ニコルズが軽妙に笑いを織り交ぜつつ余裕の演出を見せています。が、しかーーーーし!映画ではコラムニストと料理評論家に(余計な)アレンジを施している為、元ネタの面白さ(つまりマスコミ界と映画界の舞台裏!)が全然生かし切れず今イチ。二人の持ち味に頼り、余りに月並み過ぎる展開に終始したエフロンの脚本が敗因でしょう。脇では(ケビン・スペイシーも確かに出てるが)ユーゴ人の友達役でミロシュ・フォアマン監督が披露する珍しい演技が見物…かも?ニコルスン…キミは初めから顔がイヤラしいんだから、イヤラしい役を改めて演じられても意外性が全然無くて余りにも予定調和でつよw。6点、惜しいッス!!