1.《ネタバレ》 もう少しサスペンス調の高い映画かと思って
いました。夫婦間の気持ちの機微を描くのであればもう少し
各登場人物を丁寧に描いて欲しかった。まあ時間枠の制約も
あるのでしょうけど、結果的に蒼井さんの熱演が上滑りして
いたような気がします。
細菌部隊のテーマはこれまでもかなり扱われていて、新奇さ
はなく、米国は戦後研究結果の提供と交換に関係者を赦免した
とか、対ソ冷戦での細菌兵器の必要性から細菌部隊の実態追求
を行わなかったとか、色々言われているので、果たして開戦前
に情報を提供したからといって優作さんの意図した方向に動い
たかどうか。
皮肉にも軍部の真珠湾攻撃により米国は参戦したわけで、優作
さんらの行動は無駄だったことになります。