《改行表示》17.《ネタバレ》 「Reality Bites(現実はおっかない)」、作品のテーマをこのタイトルが実に見事に表している。ヒッピーかぶれの大学生活を謳歌し、社会を批判し親の世代を批判してきた若者が遂に社会へ踏み出すと、途端に社会の逆襲が始まる。そこは結局手に職つけていないと一人前とは認められない厳しい現実です。ベビー・ブームの主人公たちは就職難にブチ当たり、一人一人が現実に淘汰されていくこととなる。 主人公のリレイナの描写はとりわけ強烈で、大学を首席で卒業したのに、現実の職場で要らない子扱いされ、面接では門前払いを喰らい続ける、終いにはインチキカウンセラーの電話に引っかかってしまう様は、観ていてとにかく痛々しい(でも少し笑える)。 そんな彼女に、精神的な理解・共通の価値観を示してくれる男・トロイと、金銭的余裕・社会的地位を持っている男・マイケルがアタックすることで、「理想を選ぶか、現実を選ぶか」の二択を主人公の恋愛という形でスマートに表現できている脚本が上手いと思います。 トロイが現実を受け入れスーツ(全く似合わないのが、また可笑しい)を着て、かつて夢見ていた自分では無いかも知れないけども、厳しい現実の中で生きていくことを決意したラストが大変良かったです。しかし逆にリレイナの方は自分の映像を切り貼りされた『リアリティ・バイツ』に憤慨してそのままで映画は終わってしまう。彼女にも何かしら現実を受け入れ大人になるきっかけを与えてあげた方がスッキリ終われたと思いました。あれじゃトロイは成長してるけど、リレイナは成長してないですからね。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-22 11:10:22) |
16.《ネタバレ》 この頃のウィノナちゃんは可愛いね。小柄で、目が大きくて、どっちかって言うと、日本的。イーサンホークも同じような顔のトムクルーズより、人間的で好感もてる。本当にお互い異性関係だらしないの?って言うほど、誠実に見えちゃう。中流(上)ムービーと言ったジャンルでは「セントエルモ」からの流れで、この頃から、この辺のクラスの話では主役はパソコンが得意なオタクや引きこもりみたいになっていくようだ。ちょうど転換期の作品だよね。強いのか、弱いのか、よく分からない新人類登場の、エポック的青春映画。だから、そんな男女二人がくっついて大丈夫?って感じがラストする。社会との関わり合いに失敗してる二人だから・・。「セントエルモ」みたいに周囲にバッチリ見守られてる環境じゃないから、余計このラブストーリーって安定さ、欠くよねぇ。でもアメリカって少子化してないもんね、日本みたいに。2010年代、このクラスの結婚にいたるまでの青春映画を観てみたいな。あぁそうか、イーサンの「恋人までの距離」シリーズがそれに応える作品じゃないか?イーサンって学歴あって、でも一度は結婚失敗して、みたいな男をやらせると適役だね。その萌芽は、この作品からもうにじみ出てるよ。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-13 00:25:43) |
15.こういうラフな感じで繊細なものを捉えてる映画は好きですね。青春を謳歌してますねぇ。 |
14.随分前に一度TVで観たときは正直、「ふ~ん・・・」って感じだったんですが、ついこの間もTVでやっていたので観たら、なんだか前よりも面白かった。観るタイミングとかもあるのかもしれない。イーサン・ホークにピッタリの役だと思ったし、ウィノナは可愛いですね。ジャニーヌ・ギャロファロは『好きと言えなくて』のとおりで、いい声してる。でも個人的には、ベン・ステイラーが特によかった。 【チャコ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-01 14:48:44) |
13.私もこの手(自分探し系?)の映画は結構好き。イーサンは高校時代に受けた「いまを生きる」の反動が出て、キーティング先生の教訓を彼なりに実践しているのかなあと思ったよ。(いまを生きるという名のモラトリアムかもしれないが。)オチが楽しみだったが、2人の恋愛話で終わってしまったのが残念。今35だけど、いい年して相変わらず自分探し中だなあ。いつまで経ってもホント現実は厳しいよぉ。 |
12.痛い。22歳の時に観たけれど、自分を見ているようだった。現実は厳しい。まだその現実と折り合いを付けて行ける程の器用さも老練さもないのに、「子供だから」と甘えられる年齢でもない。社会で大人としての見識を持って行動することを要求されながら、同時に子供扱いされる。厳しい。痛いです。こういうのは普遍的なテーマで、「セント・エルモス・ファイアー」でも描かれている。いつになっても淘汰されないメッセージ性というものはある。「ジェネレーションX」の映画、一種の時代もの、と言い切ってしまうのはとても惜しい。この作品のテーマには普遍性があり、今にも通じる。これはおそらく観る年齢によって感想が変わってくる作品なので、若い方は大学卒業後などの22、23の時に観て欲しい。 【ひのと】さん 7点(2004-02-09 20:37:04) (良:1票) |
11.私もウィノナと同じ世代。ジェネレーションXって言葉、流行ったような。共感出来るところもあり、そうでないところもあり。人種の違いか?とも思ってみたのですが。曲が気になって、サントラ買ってしまいました。イーサンホークかわいいっす。 【カズレー】さん 7点(2003-11-11 00:50:35) |
10.私は、この悩んだり苦しんだりしているリアルな若者(自分もそうだけど)たちに感情移入してしまいました。イーサンがかっこよすぎ!!! 【ひなた】さん 7点(2003-07-23 23:33:50) |
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9.僕も一応世代的には「ジェネレーションX」に入るので(ってネーミング的にチト恥ずかしいけど)、リレイナ(ウィノナ)には大いに共感するところがありました。っていうか(急に言葉づかいがぞんざいになるけど)、クソつまんねえテレビとか観てっと、マジムカつかねえ?僕、例えば電車で足を踏まれても全然腹は立たないけど、ワイドショーとか見てると「どうして日本は銃が簡単に買えないんだ?」とか、半分本気で思いますからね。もちろんムカつくのはそれだけじゃないけどさ。つまりさ、主人公リレイナは、自分のドキュメンタリーフィルムでそんなクソな世の中に一撃を食らわせようとしたわけだ。でも実際は正に「リアリティ・バイツ=現実は厳しい」ってなわけで、前半3分の2くらいはとても良かったのに・・・あれ?なんか後半はただの三角関係の話になっちゃって、盛り上がってた気持ちがショボーン。二人の男にはさまれた時のリレイナ、ただのワガママ女でないかい?なーんだかなあー。テーマには共感できたし、ウィノナ・ライダーも大好きなので、この尻つぼみ具合はかなり残念。意欲作ではあると思うけど・・・。これ、「ブリジット・ジョーンズの日記」のとこでも書いたんですけど(あ、そうそう、この映画、レニー・ゼルウィガーがほんのちょこっと出演してます。最初の方のイーサン・ホーク演じるトロイと一夜を共にする女の子がそうです、多分)、最後に男と女をくっつけちゃってテーマをウヤムヤのまま誤魔化しちゃってる映画が多過ぎると思いませんか?製作サイドはその辺もちっと考えて欲しいよ・・・。ま、音楽は割と良かったし(それにしても「80年代最大の一発屋」ナックの「マイ・シャローナ」を二回も使うとは・・・)イーサン・ホークの歌も、ちょっと歌詞が青臭いけどなかなか上手で良かった・・・かな、ウン。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-06-11 19:09:06) |
8.イーサンホークがかっこいい!あと、これを見たのが丁度おんなじ世代だったので妙に共感できた。今だったらそうでもないかも… 【YOU】さん 7点(2003-05-12 13:10:34) |
7.ポケーっと見てたけど面白かった。男の俺が見てもジャケット姿のホークはカッコええ。ただ「現実は厳しい」と言う感じは薄かったかな。そこら辺が「憶えてるようで憶えてない青春」な映画なのかも。冷めたチーズバーガーは俺だって好きなのだ。 【venom】さん 7点(2003-04-24 15:08:27) |
6.結構面白いなと思ったので、評価が低いのがちょっと意外だった。ウィノナのサングラスとタバコに憧れました。が、今やあんなになっちゃって・・・ 【鉄男】さん 7点(2003-01-31 13:24:50) |
5.実際その年代のときよりも、ちょっとたった今見たらすごく良かった。青春の思い出、ってかんじ?(笑)イーサン・ホークがめちゃかっこ良かった☆ 【ラッテ】さん 7点(2002-10-23 16:20:30) |
4.何がいいたいのか・・・。ウィノナのキュートさだけで魅せる作品。 【ことこ】さん 7点(2002-03-27 18:26:19) |
3.イーサン・ホークかっこよかった~!一人で夢中になって見てました。ちょっとダラダラする場面はあるけど、この映画の雰囲気は好きです。でもベン・スティラーは諦めるのが早いですよね。もう少し粘ってほしかった(笑) 【もみじプリン】さん 7点(2001-12-16 00:38:31) |
2.私もこれが、ウィノナが一番いい映画だと思う。ベン・ステラーの良さが出てなくて残念ですが。 【ととろ】さん 7点(2001-11-07 04:39:33) |
1.この時はイーサン・ホークがシブいと思ったけどな~。 【ケン太】さん 7点(2001-07-28 00:16:47) |