《改行表示》52.《ネタバレ》 なんとも手に負えない感じの頑固ジジイのイーストウッドが、お隣さんのモン族とのか関わりのなかで。。。 なんとなく微笑ましい交流から、シリアスな展開、復讐のラストへ!て流れですが、いやあどうでしょう? 戦地での経験で魂が傷つき、妻に先立たれて環境も孤独に、体も吐血するような状態だから、あのラストの決断なのか。 と、するといささか安直な気もするし、そこまで穿って観なくて、フツーにお話として受け入れればいいじゃんって気もするし。 いや、いくらおじいちゃんになってもクリント・イーストウッドにはかっこよくいてほしいんですよね。 そこからするとこの結末は少々残念かな。 ま、君子あやうきに近寄らずで、差別的にお隣と交流を断っていれば、こんなことにはなってなかったけど、結局はカタをつけることとなり、こーなりましたとさ、でしたね。 グラントリノの取扱いも、わかったようなわからないような。 ウォルトの最期の現場にタオくん、お姉ちゃんとグラントリノで乗り付けたとこはズッコケましたが(笑) 理容師役のジョン・キャロル・リンチには萌えました。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-26 22:33:18) |
51.タオやモン族とコワルスキーとの付き合いが、温かく印象深く描かれていて面白かったけど、タイトルにもなった車や、息子たちとのエピソードがもっとあればよかった。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-03 23:38:51) |
《改行表示》50.ファンタジー娯楽映画が好きな私としては、あまりに重いテーマでなおかつ現実的な題材は好きじゃないんだが、いまのアメリカの現実をみているとこういう映画も評価せざるを得ない。 見終わって感動したとか、かっこいいとかそんな感情はなく、ただいろいろ考えさせられた。自分の立場としてならどう考えるだろうかと。なんせ、最初っから俗物でゲスな人間が続出するのである。しかもリアルな描かれ方で。 決して上映時間が短くないこの映画で惹きつけられるのは、登場人物の描き方とセリフの秀逸さのせいだろう。偏屈なりの老獪なジョークでやり込めたかと思えば、若い神父がビールを飲むシーンは印象的だ。 マイノリティーであるモン族の描かれ方は、目を合わせないとか日本人と共通するものを感じた。アジア人にとっては主人公との友情はまた一味違ったものに感じられると思う。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-29 22:14:16) |
《改行表示》49.《ネタバレ》 奥さんに先立たれ、家族との折り合いも悪い頑固爺と隣に引っ越してきた一族の物語 特段に盛り上がるシーンもないのに飽きもせずに見ることが出来る。 タオに関しては、もっといい役者を使うべきだったのではないかと思ってしまう。 タオやスーとの(特にタオ)との信頼関係の構築 に関して 物足りなさを感じる 悲劇のきっかけを作ってしまったのも、浅はかに自分が決めたことによって でしたが ラストのけじめのつけ方は素敵でした。 だからこそ、タオの役者・・・・・・ クリントイーストウッド作品は基本的に好きです。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-21 00:55:04) |
《改行表示》48.タイトルからしてアクションもののように思えるが、 イーストウッドの映画とは思えない低予算で地味な人種問題ものだ。 それもアフリカ系ではなく、アジア系というあたりが珍しい。 暴力には暴力で応えてきた彼の代表作『ダーティハリー』シリーズのセルフパロディ要素がちらつき、 そんな老い先の短い男が不寛容の世界において最期の答えを提示する。 対立と交流を織り交ぜたオーソドックスな筋書きながら、重厚さを出しつつサラッとした味わいに、 イーストウッドの貫録と余裕が感じられる。 欠点も少なくないが、それでも許容してしまうような温かさがある。 |
47.《ネタバレ》 スーツを新調し、整髪し、愛犬を預ける姿に、刑務所に入る覚悟を見たのですが。隣家の為に命を投げ出し、分身のようなグラン・トリノをタオに譲る。50年かけて揃えた工具が示す様に仕事一筋で子や孫の事は亡妻に任せきりだったのだろうか、あまりにも希薄な息子一家との絆がうら悲しい。 |
《改行表示》46.《ネタバレ》 初めて見た時は悪人の処遇に納得が行きませんでした。強姦致傷に殺人、おそらく余罪も多数あるだろうに有期刑?甘すぎる!死刑でしょ!とね。でもこれって劇中で「あいつらをぶっ殺してやる!」と声を荒げていたタオと同じじゃないか、と気付いてからようやく冷静に評価出来るようになりました。 良いシナリオですね。私が好きな言葉の一つに「人の一生の価値は、その人が何を手に入れたかではなく何を与えたかで決まる」というのがあります。ウォルトは病に侵されて残り僅かであった人生を使って、タオやスー達に平穏を与えました。彼の死は間違いなく価値のある物であったし、事あるごとに銃を取り出して物事を解決して来たウォルトが最期は銃を使わないと言う演出にも惹かれました。 【alian】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-11-21 22:25:37) |
45.《ネタバレ》 う~ん軽い衝撃。CGは皆無で、ピンボケしたような画面、金の掛かっていないロケ地とセット(グラントリノだけピカピカですが)、頑固オヤジで家族から疎まれている主人公…。序盤こそたるいな~…でしたが、ウォルトがタオに絡んだ札付きを追い払い、スー始め一家から感謝され始めてからは徐々に引き込まれました。それにしてもヒューマンドラマは魅せますね!地下室から小汚いフリーザーを引き上げるだけなのに、タオとウォルト2人の心情の変化が実に心地良く響きました。ウォルトは、朝鮮戦争での自ら犯した罪にずっと囚われ、死に場所を探すだけの人生だった?いや、頑固オヤジとは程遠いくらいタオ始め一家に様々なことを伝えてたのが実に印象的でした。気がついていたか?ヤムヤムはずっとお前のことを見ていたんだぜ。気持ちのこもった作品でした。 【黒兵衛】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-12 22:46:31) (良:1票) |
《改行表示》44.2010.5 鑑賞。クリント・イーストウッドはいいね! 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-13 10:27:33) |
43.《ネタバレ》 上手に無駄無く一本制作したという感じ。手慣れたものである。ところで、銃社会では老人でも銃を手にすれば本格的な暴力主体となりうる、ということの裏返しで「丸腰」の結末はある。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-14 13:23:28) |
|
42.《ネタバレ》 古き良きアメリカを象徴する名車「グラントリノ」をこよなく愛する古き良き時代のアメリカ精神を持つ(と自負する)ウオルト翁は、自分の子供達にその精神がなく、実利的すぎて好きになれない。一方で朝鮮戦争で少年のような敵兵を殺戮したことを命令とはいえ、深く罪の意識を持ち続けている。そこにベトナム戦争で故郷を追い出されてアメリカに移民せざるを得なくなったモン族の少年と姉とに深く関わるようになる。これで草の根保守としてのクリントイーストウッドが現代アメリカ社会へ訴えるメッセージのお膳立てが揃います。理不尽で許せない無辜の市民への暴力(911とか)にはダーティーハリーならば見るものにカタルシスを覚えさせる百倍返しの暴力(イラクやアフガン)で答えるところですが、自身は無防備でアジア人の悪ガキに蜂の巣にされ、悪人の始末は公正な法の裁きに委ねるという「選択」は今の米国では考えられない結末でしょう。硫黄島の二部作でも日米の戦う(戦争でなく)意味の違いを際立たせてよく日本に好意的な映画を作ったなあと感心したのですが、イーストウッドはアメリカ人を幸福にしない第二次大戦以来のアジアへの侵略は保守として納得できないことを改めて訴えたかったのだと思います。最終的に古き良きアメリカの象徴グラントリノをウオルト翁は身内でなくアジア移民のナイーブなタオ少年に譲り、次代のアメリカの夢を託すという結論になるのですが、この結末にどれだけの現代アメリカ人が共感できたのか直接聞いてみたい気がします。娯楽映画としては見れませんが、イーストウッド最期のメッセージがこれかということでこの点数。 【rakitarou】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-10-22 23:15:31) (良:1票) |
41.小さいころからお昼のロードショーで親しんできたイーストウッド爺さんのことなんで、だいたいパターンはわかっていました。が、オチがちょっと突っ込んだものになったので「おー」ってなった。オチって言い方は違うか。 【kagrik】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-08 21:56:05) |
40.《ネタバレ》 ずしりとくる良い映画でした。ただ、タオがあまりに犠牲無く多くのものを手に入れているのが気になりました。もちろんウォルトの愛情によって与えられた幸福なんですが、そこだけが違和感です。 【アフロ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-06-08 15:12:26) (良:1票) |
39.《ネタバレ》 クリント・イーストウッドが描いた現代の西部劇なのでしょう。混迷の現代ではもはや西部劇も単純な勧善懲悪作品にはなれず、あの夕陽のガンマンをもってしても、自分を犠牲にするという復讐劇。暴力には暴力で対抗する時代ではないというメッセージがこめられているのでしょう。それでも差別の連鎖は無くならないのだとしたら・・・。クリントイーストウッド作品では一番のお勧めです。歳取ったけど本当にすばらしい演技です。理髪店主とのやりとりがイイネエ。 【カボキ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-05 00:05:21) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 イーストウッド渾身の力作といった感じで、一気に魅せてくれます。 ただ、私としては共感は出来なかった。感情移入できなかった。何故なら、主人公の下した決断がどうしても受け入れられないから。生と死を見つめてきた彼の人生。その最期の時に自らの人生の幕引きをあのような形としてしまった彼の決断。おそらくは戦争体験を契機に只管貫いて来た彼の人生哲学。それを異民族の青年との交流が徐々に解きほぐし、そして迎えた彼の人生の終幕。理屈では解るけれど、やはり受け入れられない。月並みな言い方かもしれないけれど、遺されたものの心の平穏はどうしてくれるのだ。傷付いた若者の心は、彼の死によって救われるとでも言うのか?特にスーの心は。スーの胸に灯っていたのは、ある種の恋心だったのではないのか?更に街のクズどもも極刑や終身刑にはならないだろう。必ず帰って来る。その時、何が起こるのか。それは考えなくてもいいのか? あぁ釈然としない。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-10 23:25:44) |
37.こういう頑固な老人になりたいものだ。でも、70超えて若いチンピラ相手にタンカきるほど強く離れないし。でも、なんか一つでもいいから男の美学ってやつを持っていたいものだ…。なんてことを考えました。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-31 22:12:07) |
36.《ネタバレ》 そもそも交流を深めなければ何も起こらない平穏な日々を送れたはずなのに、関わるから。近所付き合いは極力控えたほうが良いということを学びました。 【いっちぃ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-31 18:35:43) |
【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-29 23:07:23) (良:2票) |
《改行表示》34.子供が巣立って、嫁さんが先に逝ってしまう。 で、その後、男やもめはどう生きるべきか? そういうテーマと解釈した。 ストーリー的には安直だけど、演出が丁寧。 偏屈頑固ジジイが、だんだんと愛すべき直球老人に見えてくる。 日本人じゃ銃は持ってないし、車も多分早々に手放すだろうから、この映画の真似はできないけど、こういう生き方もいいなあ、と思えた。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-07-25 23:44:39) |
《改行表示》33.《ネタバレ》 悪ガキどもが銃で乱射する街って、怖~っ! 爺さんは自分がしてきた罪を償うためにも、ふさわしい死に様を探していたのかな? そういう意味では、のたれ死ぬ前に命をかけて守りたい友が出来て幸せだったのかもしれない。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-21 23:00:36) |