14.《ネタバレ》 雇われ監督だったせいなのか、スコセッシ特有のコテコテ感がほとんどありません。たしかインタヴューに「ほんとはやりたくなかった仕事だった」と彼が語っているのを読んだ記憶もあります。とは言っても、スコセッシ&ポール・ニューマンという一回こっきりの夢の顔合わせが実現しただけでも価値があるというもんです。ニューマンは本作で念願のオスカーをゲットしたわけですが、じっくり観てみるとそれまでノミネートされてきた演技と比べても納得がゆく名演だったと思います。この『ハスラー』二部作はどちらもビリヤード自体の競技の綾にはほとんど触れずに、ひたすらエディ・フェルソンというこのゲームに人生を支配されてしまった男の生きざまを追うのがテーマです。ミネソタ・ファッツとの大勝負から25年後経ち酒の卸売商として優雅な生活をおくっていたエディが、若い才能と出会って情熱が再び蘇ってくる。端的に言っちゃうと前作でジョージ・C・スコットが演じたバート・ゴードンと同じような役回りになるんだけど、老いた老師が弟子を導く『ベスト・キッド』の様な単純なお話しにならないのが特徴。若いヴィンセントをコントロールすることはとうとう出来ず、二人の意地の張り合いのままラストを迎えるわけですが、一歩間違えば『セッション』の様な修羅場になるところを、精一杯前向きな展開で閉めてくるのは良かったかなと思います。ヴィンセント役のトム・クルーズのイライラさせられるほどのガキっぽさもなかなかでした。でも最後には多少なりとも人間的に成長したように感じさせられたのは確かです。思えば本作と『トップガン』は同年の製作、このヴィンセントがマーヴェリックと同じ俳優が演じていたとは信じ難いぐらいです。この若さでこれだけきっちりキャラを分ける演技ができたとは、やっぱトム・クルーズは只ものじゃないですね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-11-15 22:52:24) |
《改行表示》13.今さらながら初見。要するに年寄りの冷や水的な話だったんですね。ムダのないストーリーで、最後はちょっとひねくれていますが、希望を持たせて終わるあたりはいい感じ。若~いフォレスト・ウィテカーがいい味出してます。 で、若いといえば当然ながらトム・クルーズも若い。ちょっと調べたら「トップガン」の公開も同じく1986年とのこと。戦闘機の操縦桿を握りつつキューさばきも特訓したのかと思うと、なかなか感慨深いものがあります。 ついでに言うと、若いトム・クルーズは若いチャーリー・シーンにそっくりで、むしろキャラ的にはチャーリー・シーンのほうが合っていたんじゃないかとも思います。それでこちらもちょっと調べたら、「プラトーン」の公開も1986年。大豊作の年だったようで、恐るべし1986年。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-01 01:46:24) |
12.若い頃のトムクルーズってこういう無軌道jな若者の役がぴったりくるね。ポールニューマンの渋さもかっこいいが、ヴィンセントと袂を分かつときのいきさつがいささか説得力無い。こういう作品を観るとホントビリヤードやりたくなっちゃうね!好み35/50、演出9/15、脚本9/15、演技10/10、技術8/10、合計71/100→7/10点 |
11.この映画が公開された時は本当によくビリヤードをやりました。ポールニューマンはカッコいいです。 【東京ロッキー】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-11-01 17:17:28) |
10.20年ぶりくらいの鑑賞。奇跡のような素晴らしい映画。トムは、いまから15年後くらいにポールのようになれるのか? 【センブリーヌ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-17 23:52:38) |
9.《ネタバレ》 久しぶりに再鑑賞しました、オブリビオンを観た後なのでトムさん若いですねピチピチしています^^ 当時中学生だったと思いますが、例にもれずビリヤードで結構遊びました。改めてみるとエディ寄りの視点で観ていたので自分も年をとったなと感じました。何かにカムバックしたい気分になりました。とはいっても4年ほど前に改造原チャで調子に乗って走っていたら転んで複雑骨折したんで、ほどほどにしないといけませんね。。。 【ないとれいん】さん [地上波(字幕)] 7点(2013-06-12 08:29:32) |
8.ポール・ニューマン渋い!トム若い!ええ映画です。 【ジダン】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-26 20:58:05) |
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7.エディが昔の情熱を取り戻していく様に胸を熱くさせられました。”ザ・バンド”のロビー・ロバートソンが担当した音楽も80'sテイストでよかった! 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-28 15:31:57) |
6.《ネタバレ》 ポール・ニューマンは自分の後継者を探し、一線から退く話だと思っていたら何を血迷ったか再び現役復帰し、最後にはトムクルーズと対戦するというぶっとんだシナリオに驚かされた。 【hrkzhr】さん 7点(2004-02-24 23:07:39) |
5.《ネタバレ》 当時トム・クルーズがえらい人気で、この映画のお陰でビリヤードブームは凄いことになるわで、たぶん本来からいくとこの手の映画にしては客層がミーちゃん、ハーちゃんしすぎてた。でも違うんだからね!アタシはポール・ニューマン見にきたんだからね!「ハスラー」っていう渋い映画が昔あったんだからねって多少プリプリしながら映画館に行った。で、堪能したんだけど、あのラストのエディの「カムバーック」っていう台詞。渋いよ、かっこいいよ。だけどあれ、映画の予告やTVCMで何度も流れていたんだよ。で、そのシーンはいつでてくるか、とドキドキしてずーっとまってて、きたぁ~と思ったら、そこでバスッと終わったんだよ。えぇっ?って、あれぇっ?て感じ。この映画のエディの全てを凝縮したようなこんな大事な台詞、大事なシーンを、公開前からバンバンタレ流していいんですか?どうなの?そういうもんなの?映画の宣伝って。 【宝月】さん 7点(2004-02-13 23:25:13) (良:1票) |
4.この頃トムクルーズは何をしてもかっこよくて、彼の映画をよく見にいっては喜んでいた。そー、ビリヤードはやったですよねー。ポール・ニューマンがしぶかったです。 【fujico】さん 7点(2003-10-01 21:33:04) |
3.映画の雰囲気が素敵だった。当時、T.クルーズ目当てで観に行った私は、P.ニューマンの渋さにやられてしまった(笑)。クラプトンの音楽も作品にとてもマッチしていた。 【qoo】さん 7点(2003-01-19 18:39:38) |
2.トム・クルーズがカッコいい。おかげでブームにつられビリヤードを始める事に、当時はそこらじゅうにビリヤード場ができて、そういう面では影響力の大きな映画でしたね。 【しんえもん】さん 7点(2002-01-30 22:24:36) |
1.スピルバーグにも見られるが、欲しい時には取れずに意外なところであっけなく取れるのがオスカーなんだと改めて感じた?(勿論ニューマンのこと) 【イマジン】さん 7点(2001-01-27 00:14:23) |