8.《ネタバレ》 冒頭の謎の提示は見事。次期大統領を目指す大物将軍は退役間近。そんな折将軍の娘大尉が強姦され殺される事件が発生。将軍は犯罪捜査官にFBIが来る三日以内に犯人を挙げろと命令。いかにも怪しそうな目で威圧する副官。大きな陰謀が隠されているに違いないと思わせる演出。人間関係も込み入っていて、捜査官と娘、捜査官と将軍に接点がある。そして捜査官とその相棒が元恋人。◆事件の真相は誰にも想像できないものだった。なんと強姦は自作自演。理由はこうだ。士官学校に入った将軍の娘は優秀すぎるが故に男の嫉妬を買い、演習中に暴行、輪姦された。学校と父親は、学校の名誉と娘の将来のために事件をもみ消した。娘は父親に見放されたと思い、父親を憎んだ。そして精神を病み復讐を企てる。その方法は部隊中の男と寝て醜聞をまき散らすというもの。将軍は彼女に最後通牒をつきつけた。軍隊を辞めるか、治療を受けるか。娘は夜中に父親を呼び出して輪姦の場面を再現。「もみ消し」を取り消すことを迫った。だが将軍は立ち去った。そこへケント大佐が登場。彼は娘に片思いしていたので後をつけてきたのだ。娘は誰も愛せなかったので冷淡だった。罵倒された大佐は娘を絞殺。こうして奇妙な殺人現場が出来上がった。そこへ副官が登場。将軍が犯人と思い込み、事件の隠ぺいを図る。捜査が真相に近づくと、大佐は情報を握っている娘の上官ムーアを自殺に見せかけて殺した。◆唖然、茫然、驚愕。そりゃあないでしょうの連続。娘はどうして退学しなかったのか。仲間から暴行・輪姦され、性病を移され、子供を堕胎し、鬱病にかかった。それで学校にいられるわけがない。それに士官学校のエリートが将軍の娘を輪姦するというリスクを負うだろうか。発覚すれば身の破滅は間違いない。何より娘の反逆ぶりが度を越している。SM趣味、誰とでも寝る、強姦の再現。娘が精神に異常をきたしているとしても、捜査官に対して親切だったし、非常に知的であるという矛盾がある。娘は父にただ誤って欲しかったのか。犯人の行動も不審。誰とでも寝る女に「彼女に全てを捧げるつもりだった」などと片思いするだろうか?最後の行動も意味不明。捜査官を呼び出して、地雷があると警告し、自ら地雷を踏んで自殺。◆将軍が捜査官に捜査妨害で起訴されたのは痛快。殺人を示唆する血染めの猫の演出は見事。ところで娘の強姦現場再現を手伝ったのは誰?一人じゃ無理でしょ。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-18 05:51:19) |
《改行表示》7.こういう曲がったことには断固立ち向かう正義感溢れた人物を演じるトラヴォルタは堂々として不安なく見ていられて、かえってドキドキ感か損ねられるようですが?実話のようで大変良かったです。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-24 23:14:40) |
6.親が娘にこんなことするかね。でも面白かったよ。 【guijiu】さん 7点(2003-11-27 03:29:34) |
5.ストーリーは子気味良く進むので結構鑑賞し易いですが、さすがにその内容は重いです。「レイプより酷いこと」とは、ほんとに悲しい真相でした。それだけに、主人公が、真実を隠そうと動く軍内部に臆することなく切り込み、犯人に「くそ野郎を見つけると言ったけど、それはあんただった」って言うシーンは自分の心に響きました。中年層に口コミで支持されて1億ドル突破しただけのことはある、重厚な作品だと思いました。 【ぶるぅす・りぃ。2】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-09-17 23:18:12) |
4.階級差と男女差、特別な世界の事件。「弁護士を呼ぶ権利が無い」とか「黙秘権が無い」とか不思議な世界でした。ちょっと重苦しい雰囲気がずっと漂っていたけれど、南部の湿地帯の設定なので、それは監督の狙いなのでしょうね。 【kazoo】さん 7点(2002-02-05 18:19:05) |
3.最初の銃撃戦の意味は??その後銃全く使ってないし・・・それはともかく、途中からは話の展開もよく構成は良かった。最も信頼している人からの裏切りか。考えさせられる映画でした。 【てぃむ】さん 7点(2001-12-04 17:27:16) |
2.考えさせられる作品でした。個人的に共感できる部分があったので。 【ヒロミ】さん 7点(2001-06-03 18:25:15) |
1.犯人が最初からなんとなく分かってしまったため、結果に対して期待がなかったのですが、エリザベスの死に至るまでの気持ちに心打たれこの点数にしました。 【あみ】さん 7点(2000-06-03 23:31:14) |