レディ・イン・ザ・ウォーターのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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レディ・イン・ザ・ウォーター

[レディインザウォーター]
Lady in the Water
2006年上映時間:110分
平均点:5.16 / 10(Review 73人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-09-30)
公開終了日(2006-12-22)
ドラマサスペンスファンタジーミステリー
新規登録(2006-08-09)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
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監督M・ナイト・シャマラン
助監督ジョン・ラスク
キャストポール・ジアマッティ(男優)クリーブランド・ヒープ
ブライス・ダラス・ハワード(女優)ストーリー
ジェフリー・ライト〔男優〕(男優)デューリー
ボブ・バラバン(男優)ハリー・ファーバー
M・ナイト・シャマラン(男優)ヴィック・ラン
フレディ・ロドリゲス(男優)レジー
メアリー・ベス・ハート(女優)ベル夫人
ジャレッド・ハリス(男優)やぎ髭の男
ブライアン・スティール(男優)タートューティック
ダグ・ジョーンズ〔男優〕(男優)タートューティック
佐古真弓ストーリー(日本語吹き替え版)
安井邦彦デューリー(日本語吹き替え版)
菅生隆之リーズ(日本語吹き替え版)
鈴木弘子ベル(日本語吹き替え版)
家弓家正ナレーター(日本語吹き替え版)
星野貴紀(日本語吹き替え版)
脚本M・ナイト・シャマラン
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
編曲ブラッド・デクター
ジョン・キュール
ジェフ・アトマジアン
挿入曲ドリス・デイ"Secret Love"
デヴィッド・ボウイ"Soul Love"
ボブ・ディラン"Tangled Up in Blue"他
撮影クリストファー・ドイル
製作ワーナー・ブラザース
M・ナイト・シャマラン
サム・マーサー
ジョン・ラスク(製作補)
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクスペクトラル・モーション社
マイク・エリザルド
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
スペクトラル・モーション社(特殊効果)
マイク・エリザルド(クリチャー・エフェクト・スーパーバイザー)
美術マーティン・チャイルズ(プロダクション・デザイン)
衣装ベッツィ・ヘイマン
字幕翻訳古田由紀子
その他ピート・アンソニー(指揮)
マリー・シブルスキ(スクリプト・スーパーバイザー)
あらすじ
とあるアパートの管理人・クリーブランドは、住人たちから、真夜中のプールで泳ぐ不法侵入者の話を聞かされる。そして、犯人を見つけようとする彼だったが、逆に美しい少女に命を助けられることとなる。少女の名はストーリー。事情は判らないものの、彼女は追われ、そして命さえ狙われていたのだ。 話題作を次々と送り出すM・ナイト・シャマラン監督が、現代社会とそこに暮らす人々のために紡ぎ出す、大人のためのファンタジー。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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1
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11.《ネタバレ》 つまり、物語とまなざしという、映画の本質的な何かを見た気がしたのだ。
それはブライス・ダラス・ハワードという女優のまなざしだけで、映画として足り得てしまっているという事実だけではなく、この映画における人々のまなざしの向け方、更にはクリストファー・ドイルのキャメラのまなざしの向け方を見ればそれは明かだった。そのまなざしの連鎖は、外を見せずに外を見させることだ。この映画にはアパートの外部は存在していない。またどこか狭いフレーミングで撮られたショットが多い。これらは決して窮屈であるということではなく、フレームやアパートの外の何かを映さずに、つまり見せずに見せているということだ。外があるのだから、そこには何かがあるのだ。それは世界であるし、あの獣でもあるだろう。フレームで切り取るということをよく言うが、これは間違いだと言い切りたい。フレームは全体から部分を切り取るためにあるのではなく、部分から全体を見せるためにあるのだ。
またシャマランは、水の妖精にあえてそして潔くも堂々と "ストーリー" という名をつけた。物語が映画において何であるのか。果たして物語は映画で一番重要なことなのか。物語があるから映画なのか。違う。物語は "導き" であるに過ぎない。映画を見せるために物語はある。誰か人が行動することを、考えることを見せるために物語はある。物語は原因に過ぎない。結果は映画であり、それを俳優であり、職人であり、監督が産み出す。観客が観るのは結果=映画であり、物語ではないのだから。つまり、シャマラン自らが過去に描いたような観客が仰天するような結末や、予想を裏切る展開などは、映画において大して重要なことではないのだ。重要なのは、そのような結末や展開の物語を映画としてどう見せるかであり、物語に引き摺られ続ける映画は映画ではないのだ。またそれと同様にこの映画がVFXにて(またそれを駆使しすぎずに)あの獣を描くのは、VFX(の乱用)が物語の足を引っ張っているのだという明示であり、物語をVFXから守らなければならないという答えでもある。紋切型の批評家は物語にすら参加することが出来ず、終いには敵視するVFXに喰い殺されてしまう。ただシャマランがVFXを否定していないというのは、ラスト、ストーリーがVFXに包まれVFXの宙へと飛び立っていくのを見れば明らかだろう。
何だか最近のシャマランは泣けるよなぁ
すぺるまさん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-02 00:40:29)(良:4票)
10.《ネタバレ》 アメリカではシャマラン作品としてはかなり苦戦した興行収入となり、ブエナビスタ(ディズニー系)が製作に二の足を踏んだため、ワーナーと手を組んだという、あまりいい評判も聞くことはなかった本作であるために、まったく期待していなかったが、正直いってそれほど悪くはないと思う。
シャマラン監督というのは、意外と不幸な監督であり、シックスセンスの大成功により、「どんでん返し」や何か絶対に「裏」があるのではないかと、絶えず観客から変な期待されてしまう。本作には、そういった「裏」はまったくないし、自分もシャマランにはそういうものを期待しなかったから、本作を純粋に楽しめたのかもしれない。思い切って、冒頭にテロップで「本作は最後まで特別なことは起きませんので、期待しないでください」とでも流せばよかったのかもしれない。
酷評したくなる気持ちは分からないでもない。ストーリーは単純で「水の精をみんなで協力して、元の世界に帰してやる」というだけのものである。裏も何もない、本当に純粋な「おとぎ話」にすぎない。いい大人が見れば「クダラネェ」と思っても仕方がない。
しかし、自分は子どもに返ったようにワクワクしながら「マンションの住民」を応援できた気がした。「水の精」に疑いすら持たない住人たち、誰も彼も協力を惜しまない住人たちに普通ならば違和感を抱くかもしれないが、別にそれでもいいじゃないだろうか。このマンションは、シャマランの描く「理想郷」なのだから。人間はみな善良で、それぞれ役割を持ち、生きている意味や目的があるという、シャマランの理想がここには描かれている。シャマランが込めた願いとしては、子ども達にはこういう大人になって欲しい、大人には、子どものような気持ちに戻って、純粋で清らかな心を思い起こしてほしいということだろう。
個人的には、あんな狼みたいな生き物で、音や衝撃だけのコケオドシは止めて欲しかったが、人間の理想郷を描いた本作では人間の形をした生き物に「悪」を担わせることをしたくなかったのだろう。自分には、そういう理想はないので、あの狼を操る「悪者」がマンションの住人の中にいるという設定にした方が、より万人に好まれる作品になったのではないかと思う。
大人向けでもなく、だからといって子供向けの作品でもなくなってしまい、ターゲットを失ってしまったのが、本作の興行面の失敗の理由のひとつだろう。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-02 21:19:39)(良:3票)
9.《ネタバレ》 率直に言えば、随分とお手軽に映画にしたなという印象。わが子に聞かせるために監督自身が創作した御伽話がベースとのこと。確かにそんな感じ。基本的に思いつきのお話なので、設定のワキは甘い。「何故、海の精は命をかけて人間世界を変えようとするの?」「何故ナーフを襲う化け物がいるの?」子供に聞かれるとお父さん(監督)は困ると思う。「どうしてだろうね」と優しくかわすか「どうしてもだ!さっさと寝ろ!」と逆ギレするくらいしか無いのではないかと思う。ご都合主義のオンパレード。特に荒唐無稽な話を住民たちが信じていく過程を省略したのは手抜きだと思います。おそらく人心掌握もストーリーの不思議な力のひとつなのでしょう。でもそれならば、作中で説明するべき。何でも「ファンタジーだから」で逃げられるものではありません。世界を変えるキッカケとなる“器”を、監督自身が演じているのも寒い。どんだけ自信家なんだと思う。完成度という尺度で本作を測るなら、決して褒められた作品だとは思いません。でも、自分はキライじゃありません。“大筋の”発想は結構好き。次々と役割に住人たちが当てはまっていく様は爽快だし、“世界を変えよう”というメッセージ性も悪くない。ですから、脚本だけ練り直してセルフリメイクしたら、上質なファンタジーに生まれ変わると思う。ストーリー役のブライス・ダラス・ハワードの透明感は相変わらず素晴らしい。そして何より本作を憎めないのは、もし自分が子供だったら、こんな面白い御伽話を聞かせてくれるお父さんを、大好きだと思うから。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-20 18:04:57)(良:2票)
8.《ネタバレ》 最初のアニメで既に泣いてました。で、序盤のポール・ギャリコ風のリリカルな状況設定も素晴らしい。後半のスティーブン・キングっぽい展開も悪くなかった…でもね。
ポール・ジアマッティ起用は絶対ずるい。減点理由はほぼソレに尽きる。
現実を喪失する不安感が全然ない。かといって一直線にお話にのめりこんで行く快感があるわけでもなく、演技派ジアマッティのバランスに長けた巧演で、最後までとてつもない安定感がある。もうね、例えて言えばガブリエル・バーン主演で『宇宙戦争』撮っちゃいましたみたいな、ストーリーがブチ壊れるほどの安定感に満ちてるんですよ、彼って。この話の主人公はさ、クリストファー・ウォーケンとか、ビリー・ボブ・ソーントンとか、ああいう危うげな人にしようよ~。
とは言え後半、13Bの映画評論家が殺されるくだりで、監督は「いいか、オレはこれからの展開について批評家のレビューなんて気にしてないぜ。みんなそのつもりで観ろよ」と言い放っちゃってるワケで、コレをしっかりと受け止めて観た以上、オチに文句は言わない。あんたの心意気はわかったぜ、シャマラン。

童話作家の佐藤さとるがエッセイ『ファンタジーの世界』で書いたところによると、世の中のファンタジーは「ハイ・ファンタジー」と「エブリデイ・マジック」に分類されるとのコト。指輪物語とドラえもんですな。
本作はエブリデイ・マジックの枠組みにありながら、キャラクター達がハイ・ファンタジーを目指すという展開で、スティーブン・キング出現以降徐々に増えてきた物語形式になっている。この物語形式は、必ず、あるお約束のスタイルを使う。ホラーとして描かれるか、サイコノベルになるか、だ。本作の枠組で、いきなりハイ・ファンタジー風の魑魅魍魎を跋扈させても観客は物語の中へ入って行けない。オイラの見立てではあのモンスターはナシでもやれた思う。もしくはもっと後半に登場させるか。
「予言者」である韓国人のオバチャンの人間像も薄くて雑だ。ここは考え抜かれてああいう人物像になったと思うんだが、裏の裏を読みすぎ。ま、コレは彼女に限らず全部のキャラクターに共通だろう。後半の展開を考慮して、わざと人間性を薄くしたんだろうけど…それは悲しすぎじゃないか。
シャマランは、作品で言ってるのとは逆説的に、めっちゃ評論家の言う事を気にしてるのかも。人物設定をヒネリ倒しすぎっすよ。
エスねこさん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-10 01:14:11)(良:2票)
7.《ネタバレ》 『シックス・センス』以来の蜜月状態にあったディズニーから出資を断られただの、賛否は割れても興行成績はピカ一だったシャマラン作品史上初の赤字映画になっただの、ラジー賞で最低監督賞と助演男優賞をダブル受賞だのと、とにかく悪評ばかりの本作。確かに、目の覚めるようなオチはないし、笑いやスリルの量も減っており、従来のシャマラン作品と比較すると落ちる出来だと言わざるをえません。ただし、物語にはオリジナリティがあるし、主題に関わる部分もきちんと作りこまれているので、シャマランの意図を理解しながら見てあげれば、十分に楽しめる映画だったと思います。。。
作品の着想は『アンブレイカブル』に近く、おとぎ話を解体してその構成要素をすくい取り、現実社会を舞台にして再構築するという内容となっています。アパートの住人達が自分の果たすべき役割を探すという展開はまさに私たちの人生の縮図であり、悩み、時に間違いを犯し、時には自分の能力に自信を持てなくなりながら、それでも必死にもがいて目的の達成を目指す彼らの姿には、大変に心を打たれるものがありました。各キャラクターが正しい役割を認識した瞬間にすべてがうまく進み始めるという展開にもシャマランなりの人生哲学が反映されているようで(クライマックスがアッサリしすぎていることも批判の対象となっているようですが…)、見ていてすごく楽しめました。。。
また、「つまんねぇなぁ」と思いながらボンヤリと眺めていた前半のドラマが、主題が姿を現す後半パートの伏線になっているという脚本は素晴らしくよく計算されていて、シャマランの構成力の高さにも唸らされました。パンチには欠けるものの、全体としては丁寧に作られた良作だと思います。世界的な思想の指導者となる男をシャマラン自身が演じたり、作品中で映画評論家をブチ殺したりと、あまりに幼稚な点も目に付きましたが、それはそれとして、もうちょっと評価されてもいい映画だと思います。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-09-27 01:33:09)(良:1票)
6.《ネタバレ》 今回はついにオチ無しの直球勝負の物語。私は寓話大好きですから楽しめましたよ。シャマラン監督の言うように〝寝る前に子どもに聞かせる物語〟の要素がふんだんに盛り込まれています。簡単な筋書き、妖精、異世界、魔物、善人、悪人、異種のコミュニティの連携、聞く者を飽きさせない適度な波乱、〝職人〟や〝証人〟らの説明皆無の出現などなど。おとぎ話ですから幼稚と言えばその通りですが、主人公の再生がしっかり描かれています。『アンブレイカブル』や『サイン』も人間の再生物語でしたしシャマラン監督はもう現代の寓話的再生作家ですな。えっ?せっかく〝どんでん返し〟を卒業したのに新たな重荷になちゃいますか? ところで童話の原則である〝悪〟が映画評論家で、彼が餌食となるのは監督の日頃の憂さ晴らしでしょうね。ちょっと子ども染みていますが皮肉が利いていて洒落ています。偉そうに御託を並べていると私も何チャラ(名前忘れた)に襲われるかもしれません。夜のトイレタイムは快適に過ごしたいのでこの辺で失礼します。
ミスター・グレイさん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-06 18:24:07)(良:1票)
5.激しく一般ウケしない作品。デートでこの映画を観に行って、消化不良な顔で映画館から出てくるカップルが目に浮かぶようです。
「で、結局なに?」「わかんないけど、あの女の子が鷲に乗って帰れたから、ハッピー・エンドなんじゃない?」「そっか~」
みたいな会話とか(笑)。

私自身は、この映画でシャマラン監督と相性がいいというか、彼の描く世界が好きなんだな~と実感しました。
現実世界に息苦しさを覚え、生き辛さを抱えた人間は、ファンタジーが好きだ。現実から遊離し過ぎた夢物語のファンタジーはなじめないが、寓話的要素を織り込んだファンタジーは、心に迫る。
この作品は、心に深い傷を負った人間を主役にすえ、ファンタジーを通して人とのつながりや生きる力を取り戻す「再生」が描かれている。
現実とファンタジー、サスペンスとユーモアのサジ加減が微妙(絶妙?)で、わかりやすい作品に慣れた観客は、「今の笑う?泣く?」と戸惑う所もあるだろう。そういったヌルい演出も含めて、この作品は、いい。

舞台がアパート内だけ(「サイン」もですね)にも関わらず、閉塞感や視野の狭さはなく、逆に狭い自室に籠って名作を執筆したドストエフスキーの精神の広がりと同じような、世界との豊かなつながりを感じます。そういう所も、監督の好きなところです。

興業的にどうだろうと、シャマラン監督にしか作れない作品である事は確か。一般受けはしないけど、一部に根強いファンがつくタイプの人だと思います。
りりらっちさん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-18 15:13:20)
4.《ネタバレ》 これはジャケットが印象強い。女性の表情が気になって仕方ない。
このパッケージがやたらと目に留まった時期があったのでレンタルしてみてみた。
シャマラン監督だとは知らなかった。
「レディインザウォーター」って勝手に「バスタブの水死体がからむサスペンス」かと思っていた。ぜんぜん違った。
これが結構面白い。
妙にメルヘンチック。身近なファンタジーが好印象。
アパートを題材にした物語は好き。様々な人間模様がみえる。
この作品でも個性的な住人がたくさん。
その個性には使命とか役割みたいなものがある。
たぶんRPGゲームでいうジョブ・システムのような感じだ。
個性は力であり宿命である。そういった力を合わせて戦う。
アパートの平凡な住人が守護者だったりヒーラーだったり巫女だったり預言者だったりギルドだったりする。しかし本人達はそれをまったく自覚しないで平凡な市民をやっている。
なんだかすごくファンタジーだ。
普通の住人の中から預言者やギルドを探すのが楽しい。
水の精霊がパッケージだと変な嫌さがあったが、
それが映画を見ているとどんどん魅力的な存在に見えてくる。
静止画と映像では全く感じが違う。
アパートの感じがすごいイイ。住人になってみたい気がした。
シャマラン監督自身が出ているせいか楽しそうだ。
暗さがないのがこの作品の魅力。
監督の得意とするスピリチャルな視点はこの作品でもユニークなファンタジーを日常に生き生きと描くことで生きている。
ヒーラーや海の精霊の位置づけなど奥行きのあるファンタジーの世界。
「みんな孤独だと思っているけれど実は繋がっているの」という登場人物の言葉がこの作品を表してる気がする。
人とのかかわりや絆をファンタジー設定にしたみたい。
ファンタジーと日常のバランスが絶妙。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-20 00:41:22)
3.《ネタバレ》 期待ぜずに見ましたが結構おもしろかった。シャマラン監督なのでラストのオチを考えながら見てたけどストレートな映画でしたね。ポール・ジアマッティがいい味を出していました。
ギニューさん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-29 18:57:27)
2.アパートの敷地内だけで起こるシャマラン監督流のファンタジー。一言でいえばこんなところでしょうか。もともとシャマラン監督といえば「日常の中の非日常」を描く作品が多く、その非日常的表現が終盤でのどんでん返しであったり、いわゆるトンデモ宇宙人だったりするわけですが、今回は完全に「非日常」と向かい合っていました。これぐらい徹底してくれれば文句はないのですが、登場人物の多さに対して各々のキャラクター描写が薄いのと、登場人物がいきなり「守護者」とか「癒す者」とかの言葉を何の迷いもなく信じ、協力する、この辺の脈絡のなさ、描写の足りなさが返す返すも残念。
ライヒマンさん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-29 21:11:22)
1.昨日この作品を観てから「この強引な(というか独りよがりに近い)力技で、半ば呆れつつも納得させられてしまうという映画体験、前にもしたことがあるぞ・・・」とずぅっと考えてて、気づいた。この作品、水野晴郎の「シベ超」にそっくりなのだ(いや、ウケ狙いとかそんなんじゃなく、マジで)。あの韓国系のお母さんの「ご宣託」は、まるで山下泰文大将の名(?)推理を聞かされているようだったし、監督本人にしか分からないような地平線の彼方に向かってひたすら突き進んでるような感じとか、物語の整合性とか客観性とか他人の目なんて知ったこっちゃないやい!っていう、ある種の純粋さとか。こんなこと言うとまるでこの作品をバカにしてるみたいだけど、僕にとって「シベ超」はとっても愛おしい作品で、だからこの作品も、何だかよく分かんないんだけど、何か愛おしい。ラストの「ガーディアン」のあのシーンは、バカバカしいんだけど感動的だったよ。今までシャマランの事を「ちょっと変わった一発屋」くらいにしか思ってなかったんだけど、これ観てちょっと好きになった。
ぐるぐるさん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-12 18:09:14)
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【点数情報】

Review人数 73人
平均点数 5.16点
000.00%
122.74%
256.85%
3912.33%
41013.70%
51520.55%
61216.44%
71115.07%
8810.96%
900.00%
1011.37%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.20点 Review5人
2 ストーリー評価 4.44点 Review9人
3 鑑賞後の後味 3.88点 Review9人
4 音楽評価 5.83点 Review6人
5 感泣評価 4.40点 Review5人
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【ゴールデンラズベリー賞 情報】

2006年 27回
最低作品賞 候補(ノミネート) 
最低監督賞M・ナイト・シャマラン受賞 
最低助演男優賞M・ナイト・シャマラン受賞 
最低脚本賞M・ナイト・シャマラン候補(ノミネート) 

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