15.《ネタバレ》 刑事事件を専門に扱い、高級車リンカーンをオフィス代わりに超多忙な勝ち組生活を謳歌するエリート弁護士ミック。しかし実体は、犯罪者ばかりを顧客に持ち、金儲けのためならきわどい手法でも躊躇なく使うというダーティーな弁護士だった。ある日、知り合いからの紹介で、ミックはとある金持ちのボンボンが巻き込まれた娼婦暴行事件の弁護を引き受けることに。今回も楽勝で大金が稼げると高をくくっていた彼だったが、裁判が進行していくうちに彼のキャリアを根底から覆すような驚愕の事実が明らかとなってゆく。冒頭こそ、軽佻浮薄な拝金主義者という典型的法匪として観客の前に姿を現すミックだったが、物語の進行とともに、実は彼にもちゃんと弁護士としての譲れない信念があるということが分かってくる。それは「無実の人間は絶対に救うこと」。だからこそ、ミックは弁護士としての職務と人としての正義との狭間で苦悩することになるという展開には見事に惹き込まれました。主人公〝リンカーン弁護士〟の、善人と悪人の両面を併せ持つ一筋縄ではいかない人物造形も見事です。良作。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-11-06 23:35:20) (良:2票) |
14.《ネタバレ》 暴行罪で起訴されている資産家の弁護を請け負った主人公 序盤は無罪なのか有罪なのかがわからず、情報や判断材料を集めていく 中盤で犯人だということ、更に過去に自分が無実の人間を諭し、有罪にしてしまった事件の真犯人であることが発覚 序盤は何かと金にがめつく、悪いことにも手を染める弁護士なのかと思わせて 実は正義感が強く、職業倫理がしっかりしているようなシーンを散りばめ、 相棒が殺された後も弁護士としての立場を全うしながら、更なる一手で悪を征す 展開の仕方が非常に上手いと思いました。 余計なシーンもほとんどなく、主人公から悪役まで全員の演技も素晴らしい ラストまで気持ちいい終わり方で締められており 良い作品でした! 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-09-28 00:46:46) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 期待せずに見たせいかかなり楽しめました。これ明らかにタイトルで損してますね。「リンカーン弁護士」じゃまるで80年代のB級映画かTVシリーズそのもの。 チャラい個人弁護士が実は非常に頭が切れるというのは定番のプロットですが、台詞や動きがいちいち決まっていて実に気持ちが良かったです。とにかく主人公がハマり役。もちろん他のキャスティングも違和感なく非常に的確で、肝の座った運転手、過去に親密だったであろう検事、二癖はありそうなメキシコ系の金貸屋、元刑事風情の相棒、いかにも胡散臭い七光りの若造、強面の暴走族などなど見所満載です。まあ、マリサ・トメイの年増具合がちょっと気になりましたが、それ以外は理想的な配役で役のバッティング(渋滞)もなく非常にスッキリしていたのはお見事としかいいようがありません。 メインストーリーのミステリー部も非常によく練られていて、二転三転するストーリーには本当にハラハラさせられます。有罪だと分かっている依頼人に対してどのような手法でひっくり返すのかが気になって目が離せませんし、更に自分が過去に担当した冤罪事件の真相も絡まってきて、重すぎず軽すぎない絶妙なストーリーに仕上がっています。また、アクションを主人公が担当しなかったのも正解で、顔が広いおかげで暴走族が加勢してくれるシーンなども非常に分かり易く、アクションシーンにリアリティを持たせると同時に伏線の意味合いもあって素晴らしかったです。 ただ、、鑑賞後3日経ってレビューを書こうとすると途端に熱が冷めており、やはりこの映画も「見たら忘れる系」の典型なのかもしれません。全体的に80年代のTVドラマ風なのもLAの雰囲気と合っていて楽しいですので、ぜひ軽い感じで鑑賞してみてください!(個人的にリンカーンのナンバープレートがツボでした) 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-04-17 13:17:55) (良:1票) |
12.面白い。 主人公のちゃらけた感じが、 事件の複雑さを良い意味で間延びさせている。 いわゆる「できる」弁護士が、 しかし、無罪の被疑者を有罪としてしまう怖さを抱えながら、 極悪な嘘をつける被疑者の弁護を担当する。 2度、登場する荒くれ者との絡みも良い味を出しており、 自分が信じきれるところまで、調査をし、 その結果ですよ、という見せ方がとても楽しめた。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-05-23 21:28:42) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 マシュー・マコノヒーがいい感じに年を取り、ダーティな弁護士役がこれまでにないハマリ役。マリサ・トメイ、ウィリアム・H・メイシー、ジョン・レグイザモといった脇役陣にも恵まれ、久し振りに満足度の高い法廷サスペンスとなった。『リンカーン弁護士』とは変なタイトルだが、原題もそのまんまというのが笑える。しかし、言うほどリンカーン(高級車)がクローズアップされていなかったような…。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-02-12 22:04:13) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 特に他の映画と比べて秀でている点は無いのだけれど、実に手堅く撮ったという印象が残る法廷サスペンス。予告編通りのテンポ良く続くサスペンスシーンは観ていて全く飽きを感じさせません。弁護士のモラルに対する悩み(間違えると悪人を野放しにすることになる)や、取りあえず罪を認めて冤罪でも刑期を短くすることへの葛藤などは既に何度も撮られ尽くされた作品テーマですが、王道なだけにグッとくるシーンもある。そしてそれは主演の下手をしたら路上でたむろってるヤンキー兄ちゃんにしか見えないマシュー・マコノヒーが実に真剣な表情で悩むからこそ観客を惹きつけるのだと思いました。クローズアップを多用する撮影は正直好きにはなれませんでしたが、総括して手堅く纏まった法廷サスペンスだったと思います。軽く観るにはオススメ。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-22 17:13:16) (良:1票) |
9.過去の事件で有罪にする件は無理筋なようですが、練られた脚本でテンポ良く進む展開に押さえ込まれ、清濁併せ呑むマシュー・マコノヒーのキャラに惹き付けられた良作です。 |
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8.《ネタバレ》 法廷モノの娯楽サスペンスとして良く出来ていると思います。 人物が多めで細かく絡んでくるわりに観易かった。脚本が上手く整理されているからでしょう。 M・マコノヒーの「叩き上げだけどダンディ」な魅力が本作に適役ですし、戦術がぴたぴたとハマっていく快感は法廷モノならでは。 面白く観られたし、脇役も手堅い。ライアン・フィリップを除いては。ライアンはもう少しがんばれ。役柄を咀嚼しきれていない感じ。究極のクセ者役は難しすぎたか。サイコがかったシリアルキラーという感じ、全然しないもん。ただのライアン・フィリップなのでした。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-09-17 21:53:23) |
7.面白い。主人公に魅力があるし、犯人や相棒、運転手などもしっかりしたキャラクターで良かった。でもちょっと弁護士としては現実離れし過ぎかな。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-10-21 22:40:59) |
6.《ネタバレ》 マシューを20数年ぶりに見た。評決の時以来。その時の印象が強く、この映画の前半はダーティな弁護士役だったが、いつか悪人を退治する弁護士に変化するだろうと思ってしまった。20数年ぶりに見たが、彼はやはり善人が似合う。 |
5.とてもおもしろかった。タイトルがダサくて残念、と思ったら原題のとおりなのね。さらに残念。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-02-08 23:54:51) |
4.《ネタバレ》 ちょっと現実味のない弁護士映画だけど、マシューの「はまり具合」がなかなか面白かった。でも、しらじらしい犯人役を演じるライアン・フィリップが良かったねー小憎たらしい役をいい感じで演じてました。裁判の進行上であんなことが成立するかどうかは詳しくないから全然分からないけど、最後は見事成敗も決まり、ハイすっきり。タイトルもそのまんまwのすっきり映画でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-01 10:34:31) |
3.《ネタバレ》 ありがちな展開と設定だが、まあそれも良し。ただ最後の母親はなんだ? 直訳とはいえタイトルで損をしているかな。評価をチェックしなければ永遠に観ていないかもです。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-04-19 03:43:22) |
2.ギャオでの評価が高かったので期待せずに鑑賞。 意外と面白かった。 【しばしーば】さん [インターネット(字幕)] 7点(2014-12-07 11:27:34) |
1.正義とは? 法とは?という難しい問題を軽快に語る大人の法廷サスペンス。 刑事コロンボとか好きな人は好きなんじゃなかろうか。特に音楽の使い方がクール。弁護士モノで効果的にヒップホップを使っている映画って初めて見たかも。 地味だけど、それ以外の欠点は見当たらない。ガツンと来る感じではないが、上質でセンスが良い。 ポテチで例えるならうすしおのような作品。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-09-15 18:50:37) |