3.《ネタバレ》 こーゆーナチュラルボーンキラーのストーリーは、はずれがないですねー。
それにしてもフィクションではなくまさかのノンフィクションだとは。事実は小説より奇なりとはまさにこのこと。
とは言っても、実際のククリンスキーと映画のククリンスキーは多少性格に違いはあるようですが。
映画のククリンスキーは怒りを覚えたときと、仕事でしか人を殺していません。
ですが実際のククリンスキーは殺人そのものを趣味としていたようです。つまり殺人あるいはそのプロセスを楽しむ人物だったようですね。
伝記のような側面をもつ本作。本来の情報量は相当なものでしょう。それを2時間弱に編集。その結果、少なからず説明不足な部分はあるようです。特に後半。ククリンスキーが目撃者の女の子を見逃して、ロイに追放されてからの展開がごちゃごちゃしてわかりづらい。私の理解力の問題でしょうか?いや、そんなはずは…
結局娘をひき逃げしたロイたちには復讐を果たせぬままお縄となってしまったので、なんかもやもやしたものが残ります。
どの視点から見るかで評価や感想が変わる映画かもしれません。
私には、家族を愛してやまない男が、人生にもがくドラマのように映ったので、なかなか辛い結末でした。
でもこの人にふさわしい結末といえなくもない・・・
・・・邦題でだいぶ損してるなぁ・・・副題のB級感が・・・