1.ああもう、雪山好きな自分にとっては、ゲレンデが舞台な映画というだけで点数が甘くなってしまう。すんません。実はこれをみる直前に、飛行機で「私をスキーに連れてって」を見る機会があって結果的に見比べることになったのだが、もちろん映画の狙いの違いこそあれ、スキー滑ってるシーンの素晴らしさには隔世の感があり、撮影技術というのはどんどん進化しているんだなあと感じた。もちろん、ゲレンデやスキーが舞台になっているわけだが、むしろテーマは青春の挫折と再生。こう書くと古臭いテーマではあるが、非常に明快に、しかもカッコよく作りこまれていて、よかったと思う。瑛太のナチュラルな演技も良かったのではないだろうか。