空飛ぶタイヤのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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空飛ぶタイヤ

[ソラトブタイヤ]
2018年上映時間:119分
平均点:6.25 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-06-15)
公開終了日(2019-01-09)
ドラマ実話もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督本木克英
キャスト長瀬智也(男優)赤松徳郎
ディーン・フジオカ(男優)沢田悠太
高橋一生(男優)井崎一亮
深田恭子(女優)赤松史絵
岸部一徳(男優)狩野威
笹野高史(男優)宮代直吉
寺脇康文(男優)高幡真治
小池栄子(女優)榎本優子
ムロツヨシ(男優)小牧重道
中村蒼(男優)杉本元
柄本明(男優)野村征治
佐々木蔵之介(男優)相沢寛久
和田聰宏(男優)室井秀夫
木下ほうか(男優)柏原博章
浅利陽介(男優)柚木雅史
六角精児(男優)谷山耕次
大倉孝二(男優)高嶋靖志
津田寛治(男優)濱中譲二
升毅(男優)巻田三郎
谷村美月(女優)柚木妙子
近藤公園(男優)長岡隆光
村杉蝉之介(男優)野坂康樹
渡辺大(男優)小茂田鎮
田口浩正(男優)平本克幸
斎藤歩(男優)浜崎紀之
岡山天音(男優)加藤宏芳
矢島健一(男優)真鍋敏彰
毎熊克哉(男優)安友研介
津嘉山正種(男優)ホープ銀行頭取
井上肇(男優)三浦成夫
原作池井戸潤「空飛ぶタイヤ」(講談社文庫・実業之日本社文庫)
脚本林民夫
音楽安川午朗
作詞桑田佳祐「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」
作曲桑田佳祐「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」
主題歌サザンオールスターズ「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」
撮影藤澤順一
製作木下直哉
松竹(「空飛ぶタイヤ」製作委員会)
木下グループ(「空飛ぶタイヤ」製作委員会)
日活(「空飛ぶタイヤ」製作委員会)
ジェイ・ストーム(「空飛ぶタイヤ」製作委員会)
講談社(「空飛ぶタイヤ」製作委員会)
朝日新聞社(「空飛ぶタイヤ」製作委員会)
イオンエンターテイメント(「空飛ぶタイヤ」製作委員会)
企画松竹
配給松竹
編集川瀬功
照明長田達也
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1
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9.《ネタバレ》 タイトル聞いてパッとあの事件を思い出すのは、いい年齢な証拠かもしれない。三菱自動車のリコール隠し。東京フレンドパークの「パ―ジェーロ!パージェーロ!」が「クールーマ!クール―マ!」になったのって、この時だったっけか。覚えているつもりでも、時間とともに案外忘れてしまうもので、あの脱輪事故はリコール隠しから数年後に起きた事件で、三菱自動車への信頼をとことん下げる事件となった。そして沈没。超巨大戦艦なだけに、時間を掛けてゆっくりゆっくり沈んでいっている。

そしてこの映画、人の亡くなった事件で面白かったと言ったら不謹慎かもしれないけど、実際の事件をベースにとても見応えのある内容だった。
三菱でも被害者でもなく、運送会社社長と言うのはまた絶妙な立場で、加害者でもある一方で、被害者でもある難しい立場の主人公の境遇を良く描けてたと思う。四十九日法要の時。ここまで観ていると社長の社員を守りたい気持ちや努力が見えるだけに、妻を亡くした夫から浴びせられるきつい言葉にハッとしてしまう。確かにあの段階で自社の整備不良を認めないって、遺族にしてみれば言い逃れ以外の何物でも無いなって。

敵に回した財閥のデカさ。何度電話を掛けても出ない担当者。期待した雑誌記事は掲載されず、銀行からも厳しい返済を求められる。万事休すからの逆転劇が痛快だった。ただ富山ロジスティックの「新車だったんです」辺りで、鈍い私も半沢直樹っぽい展開だなって思って。池井戸風のドラマは結構見たと思うけど、純粋な池井戸原作って半沢しか観ていないから、そんなに引っ張られたり期待したりもなく、最後まで楽しめたと思う。むしろ半沢がドラマティック過ぎるので、少し抑えた本作くらいがリアリティを感じられて、実際の事件との乖離が少ないように感じられた。

沢田がある意味もう一人の主人公だと思うけど、それに値する人物かが微妙。どうしても、喉から手が出るほど欲かった1億を蹴った赤松社長>>>喉から手が出るほど欲しかったポストだけど想像と違う扱いだったから裏切る沢田。って思ってしまう。
ただ全体としてとても見応えのある娯楽映画で、原作モノとは言え、本当の事件を知る上でも、こういう映画にどんどん力を入れてほしいな。
K&Kさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-10-07 19:22:33)
8.三菱のリコール隠しはニュースで見た程度の知識しかなかったけど、ほぼ想像通りの内容だったので驚きはなかった。
被害者や遺族の目線ではなくて、濡れ衣を着せられた運送会社の目線で話が展開していくのは面白い。
どれくらい事実に近いのかよくわからないけど、こういった事件があったということを伝える意義のある作品だったように思います。
もとやさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-03-31 18:11:41)
7.《ネタバレ》 原作は既読です。と言ってもかなり前に読んだきりで、詳細なディティールはかなり忘れてしまっていますが。

そんな既読か未読かよくわからん状態で鑑賞した映画版ですが、感想としてはだいぶ原作を端折った作りになってるなーと感じました。ほとんど忘れてるくせに何をえらそうに笑、と自分でも思うのですが、あの池井戸さんの作品特有の、中小企業が大企業に仕事や金銭面で追い詰められ、その影響で自分の会社や家族まで追い詰められていくあのドン底の描きかたは、時間制限のある映画ではなかなか描ききれないものですね。あとは、栄転したはずの沢田を冷遇する組織がわかりやすすぎて。そりゃあんな処遇受けたら内部告発もするわ。あからさまで極端過ぎるのがちょっと…でしたね。逆に、商品開発部で冷遇されなかったらそれでも沢田は赤松についたのでしょうか?結局自分の扱われ方次第で敵にも味方にもなる人なんだと思うとそれも少し興醒めでした。個人的に、整備の門田くんや、先代から仕えてる宮さんの出番はもっと欲しかったな。

さらに個人的感想ですが、馴れ合い融資に稟議を通さないホープ銀行の融資担当と、保証金の一億を蹴った赤松社長にはスカッとしました。が、こういうのを見てる第三者は、「保証金なんて要らないからすぐにハブを返せ!」くらい言ってやれ、とか思うんですが、もし自分が現実にそんな立場になったらなかなかそんな踏み切った判断するのは難しいだろうなと思いました。社員とその家族まで背負ってると思うと、なかなかこんなドラマのようにはいかないですよね。この、現実と理想の間を行ったり来たりする感が池井戸作品の好きなところです。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-10-16 14:32:01)
6.タイトル見て、「天空の城ラピュタみたいだな」なんて思って、何も知らずに借りた。
パッケージ写真から「子供向けじゃなさそうだ」とは思ったんだけどね。

さて、冒頭のシーン見て、思わず「これか...」と声に出てしまった。
自分、この事件現場の近くに住んでいたことがあり、また車好きということもあって、この事件のことはよく覚えているから。
映画と違って、車好きはみんな最初からメーカーを疑っていたと思う。
タイヤがホイールごと外れて転がっていくなんて、運転ミスや整備不良じゃまず聞いたことなかったから。
ただその後に出てきた話は、映画以上に本当にひどくて、「潰れてしまえ」と思ったなあ。
このメーカーは、真っ黒な排気ガスを出す乗用車を、「環境エンジン」という真逆の名前で売っていたことがあり(しかも四つ葉のクローバーのステッカー付き!)、自分は以前から嫌いだったし。

さて、映画の方は、エピソードがテンポ良く出てきて飽きずに見られる。
ただその分、深みというか盛り上がりに少し欠けるかな。
でもクライマックスでちゃんと泣けたし、エピローグはちょっと意外な感じが楽しい。
でも、もう1回見たいかというと、どうかなあ。
この実話は本当にひどくて、車好きとしてはもうあまり思い出したくないんだよね。
まかださん [DVD(邦画)] 7点(2021-02-12 07:57:32)
5.おもしろかったです。後半まで状況を打開出来そうで出来ない展開が続くので中だるみが無い。ホープ社側の描写が思ったより詳しくて、ムロツヨシがいいアクセントになってましたね。欲を言うと、作りとしては社会派というよりはエンターテイメントだと思うので、最後もっと盛り上げてほしかったです。
ラグさん [インターネット(邦画)] 7点(2020-01-16 23:21:19)
4.《ネタバレ》 何年か前のテレビ版でも、かなり泣いたなぁ。
DVDまで買っちゃったもんね。
でも買ってから、一度も観てないなぁ・・

今作は、コンパクトにまとまってて、組織劇に焦点置いてるね。
だから女性はほとんど出てこない。
だから最後のサザンの「戦う者たちへ愛をこめて」が効いてくる。
それでも、やはりラストの方ではウルッときた。

う~ん、もう一度、テレビ版観てみようかなって気になった。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2019-04-14 00:04:44)
3.ちょっとあざとい台詞や小芝居が気になる演出(主人公(長瀬)の子供や妻(深田)が絡むシーン)..ただ、松竹らしい ベタで泣かせるエピソードに..まんまと 涙腺がゆるんでしまった..もったいないのは、監督のセンスのなさ..脚本も頂けない..もっと上手い脚本、演出で、観たかった...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 7点(2019-03-31 09:38:19)
2.《ネタバレ》 どうしてタイヤがお空を飛んじゃったんだろうか。中小企業の熱血社長が従業員や銀行、ライバルをも動かして巨大組織を追い詰めていく。池井戸ドラマはいつもパターンは同じだけど心揺さぶられるよね。良作。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 7点(2018-12-31 05:30:46)
1.おもしろかったです。 でも、ちょっと豪華な出演者が出ている2時間ドラマ程度の作品のように感じました。 長瀬氏の熱演は見事でしたが、やっぱり、どこかクサイように感じました。 一番おいしい思いをしたのは高橋氏かな、出演シーンは少ないながらも、印象的な役柄でしたし。 作品のヘビーな内容を考えたら、120分で話を収めるのは短かったのかもしれません。 それでも、社長以外の従業員の働いているシーンが少なすぎるし、どんどん困窮していく赤松運送なのに、従業員は減らすこともなく営業を続けているのは、ちょっとウソくさかったなあ。
ミスプロさん [映画館(邦画)] 7点(2018-06-21 19:10:58)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 6.25点
000.00%
100.00%
200.00%
315.00%
415.00%
5315.00%
6420.00%
7945.00%
8210.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
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