17.《ネタバレ》 共同体主義的な愛国心を持った青年が、戦争体験を通じて個人主義・自由主義へと変質していく様は、保守とリベラルの対立を一人で体現しているようで興味深かった。一般的には彼女が学生運動にのめり込んだように、若い時がリベラルで年を経るにしたがい保守化していくものだが、自分が障害者となれば福祉政策の充実を訴えたくはなるだろうし、共和党から民主党支持に変化していくのは当然だろうとは思う。ただし、自ら志願した戦争経験者が反戦を訴えるのは自分の人生を否定することにもなりかねないので、それはそれでツライものがあるようにも思えるが、主人公の場合は傷痍軍人として敬意を払ってもらえないことが大きく、運動参加による承認や高揚感によって自己を肯定したかったのではないだろうか。トム・クルーズはそういう様々なジレンマを抱えた主人公を熱演していたと思う。とても有名な作品であるのは知っていたが、重たそうなイメージがあったので敬遠していたのだが見てよかった。でも、結構評価が低いのが意外だった。 |
16.《ネタバレ》 トムが「友達撃っちまった」と泣くシーン。あの場面でグッときた! 内容はあまり理解できなかったけど、今観たらもう少しわかると思う。でも、もう1回観るには尺が長いなあ(笑)。うん、観ないでおこう 【ようすけ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-16 06:47:13) |
15.オリバー・ストーンのベトナム戦争映画だが、戦場のシーンよりも、出征前と帰還後を丹念に描くことで、「戦争に行くとはどういうことか?」を力強く訴える。戦場の生々しさを描いた『プラトーン』とはまた違ったアプローチをしているのが面白い。個人的にはこちらの方が好印象を持った。トム・クルーズの熱演にも評価。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 17:21:15) |
【亜空間】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-10 21:26:10) |
13.トムって自虐的な役が好きですよね。今も昔も。 【ナノーマル】さん 7点(2004-03-18 00:59:26) |
12.クルーズが役者魂をみせた快作。戦争映画というのは、どちらかの視点に偏ってしまうのは承知の上。 【ロイ・ニアリー】さん 7点(2004-01-17 07:22:26) |
11.これはちょっと評価の難しい作品ですね。映画としてどうなのかと言われれば、特にスゴイところもなければマズイところもないような気がするんだけど・・・時代性をきちんと描こうという監督の姿勢に共感できなければまず、NGでしょう。トム・クルーズが社会派ドラマに挑戦!?というフレコミにビビッてしまい、長年おあずけにしていた作品ですが、恐れていたほど悪くはなかったです。ただメッセージ色が強すぎて、映画自体が見えなくなってしまうところはありますね。オリバー・ストーンの作品ってだいたいそうなんですが。好き嫌いの別れる映画だと思います。私はまあまあ好き、ぐらい。 【anemone】さん 7点(2003-11-29 18:30:42) |
10.《ネタバレ》 クルーズ渾身の演技はある程度評価してあげてもいいところだろう。序盤のベレンジャーの軍服姿がまばゆいほど格好良く、特別出演ながら本作のテーマを浮き彫りにしている。すでに多くの方がご指摘の通り、正義の名の下に軍事行使を正当化するアメリカ批判こそがストーンの主張なのだろう。『JFK』の犯人特定と違い、本作のような主張は扱った人物の人権侵害になる可能性も低く、個人的には許容できる。 【恭人】さん 7点(2003-11-28 14:36:17) |
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9.世界に向けた反戦メッセージ映画というより、アメリカ国内向けなんだと思う。国のためと信じて戦って心身共に傷ついた兵士が、帰国したアメリカでは敗戦・反戦の声で暖かく迎えられなかった。そういう事実に対するアピールというか抗議メッセージの感じがする。だから日本や他国の評価が今ひとつなのも無理からぬことかと思う。じゃあベトナムはどうなんだって言いたくもなるけど、それはまたここでは別問題なんだよね。トムは熱演。 【キリコ】さん 7点(2003-11-05 14:28:15) |
8.中学生の時に見て、「こういう戦争映画もあるんだ」と感動し、同級生に勧めまくったんだけど、ことごとく受け入れられなかったなぁ。トムクルーズは好きではないけど、この映画は別です。 【犬】さん 7点(2003-10-27 00:00:37) |
7.観た環境のせいか…、プラトーンのような悲壮感は伝わって来なかった。ジョン・ウィリアムスもイマイチだった。。。トム・クルーズは年齢なりの演技の方が上手いね。。。ま、ポリシーが有ろうと無かろうと、良く考えて行動しないと大変だね。 【ぽろぽろ】さん 7点(2003-07-27 05:23:37) |
6.気分爽快になれるはずもないと分かってはいたが、目を逸らしちゃいけないと思い観てみた。うーん、やっぱりO・ストーンのような監督は、いつの時代にも必要だよなあ。勉強になりました。観て良かったっす。T・クルーズの役者根性にはいつも恐れ入る。それにしても、彼のセリフの中に出てきた「ジョン・ふぁっ金・ウェイン」にはビックリした。彼は、良きアメリカの象徴、日本で言えば三船敏郎のような存在だと勝手に思っていたので。 |
【ボバン】さん 7点(2002-04-14 04:03:16) |
4.ストーリー自体はあまり面白みを感じなかったが、インパクトのある映画。この映画を見るまでベトナム戦争後のアメリカの実態を知ることもなかったし、7月4日が何の日かさえも知らなかった。実に恥ずかしい。戦争批判は政府にするべきで、軍人にではない。軍人もまた戦争の被害者なのだと感じた。そういった意味ではいい映画だ。また、トムクルーズがこんな役もできるんだと感心した。 【しんえもん】さん 7点(2002-01-27 03:30:56) |
3.重い映画。でもこういう「自分の国批判映画」が評価されるってのはアメリカって国のすごい部分と思う。 【鉄コン筋クリ】さん 7点(2001-12-08 16:50:55) |
2.ベトナム戦争は「正義の戦い」にアメリカ人が初めて疑問を抱いた戦争だった。国内世論は分裂、精神的荒廃が世に満ち、帰還兵は心を病んでいく。オリバー・ストーンは改めて、反戦メッセージを出したのだろうが、最後にロニーが反戦活動家に転進していく辺りはいささか肩透かしを喰った感じがする。 【向日葵】さん 7点(2001-04-01 07:55:53) |
1.オリバーストーンのベトナム3部作(なんだそりゃ)の2作目。インパクトは「プラトーン」の方があったんだけど、これは徐々に効いてくるボディーブローの様でした。この映画まではトム・クルーズって、そのマスクの良さをネタにした演技の下手な役者って感じがどうしてもあったのだけど、この映画と「レインマン」あたりから着実に良い役者になってきたのじゃないでしょうか? 【奥州亭三景】さん 7点(2001-01-30 00:52:15) |