114.《ネタバレ》 よく見ると、馬車軍との対決でとっさに団結して危機を回避して勝利するところ以外、ドラマらしいドラマは何もないんだよね。しかし、一歩誤ったら巨大なハリボテになりそうな脚本の薄さを救っているのは、1つは、コンプレックス丸出しのウジウジ皇帝ぶりを見事に表現してみせたホアキン・フェニックスの巧演。もう1つは、皇帝姉のコニー・ニールセンという絶妙なキャスティング。適度に疲れた感じの微妙な色気と気品があって、この作品の人物設定にぴったりなのです。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2024-10-15 23:51:10) |
113.《ネタバレ》 数年ぶり3度目観賞。続編公開に向けての復習。米アカデミー作品賞受賞作。リドリー・スコット監督。ラッセル・クロウ主演、米アカデミー主演男優賞受賞。妻子を殺害した野心家の新皇帝への復讐の炎を燃え滾らす将軍・マキシマスを男臭く熱演。コロシアムの臨場感、観客の熱気が見事に再現されていた。メインイベントは将軍と新皇帝の一騎打ち、ドラマティックな結末。良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-10-05 05:20:57) |
112.《ネタバレ》 捻りもない王道なまでの復讐劇でストーリーは弱め。 その代わり、長尺を飽きずに見せるリドリー・スコットの演出力と、 ラッセル・クロウとホアキン・フェニックスの熱演、豪華絢爛な美術で見事に押し切る。 暴君を倒した英雄の滅びの美学が光る。 それを堪能する作品かと。 |
111.《ネタバレ》 リドリー・スコット作品という事すら知らなかったグラディエーター。まずローマ時代の話という所で一歩引いてしまうグラディエーター。でも見ると凄い面白かったぜグラディエーター。 序盤の蛮族の戦いも派手!とにかくスケールがデカい!ローマは凄い!でも皇帝絡みになると突然スケールがホームドラマちっくになっちゃうのはご愛嬌。 もちろん見所の決闘シーンは陰惨ながらも、こちらも当時のローマ人同様息を飲むバトルに興奮してしまいました。いやいや凄い。 見所はやはりマキシマスの強さ!強い!さすが現場の男!兵を従える将軍の鑑! にしても悪のコモドゥスのさみしんぼ孤独アピールがどこまでもウザい&キモい! 最後、彼との最後の決闘は卑怯な手を使うも負けてしまう。というか手負い無敵超人なら凡人でも勝てると思ってるのが甘過ぎますね。 そんなこんなで長尺を思わせぬテンポの良さと飽きない絵の連続で最後まで非常に楽しめる作品でした。素晴らしい。 【えすえふ】さん [インターネット(吹替)] 7点(2021-05-23 18:21:22) |
110.長さを感じさせず、あっという間だった。ラッセル・クロウが渋すぎる。彼以外にこの役は考えられない。 【ラグ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-12-05 22:42:57) |
109.久々に再鑑賞。 公開当時観た時は絶賛の気持ちでいっぱいだったけど、あらためるとブレイブハートと沢山かぶるなっていうのが率直な感想。 確かに美しい大作でラッセルクロウがはまり役だけどね。 |
108.《ネタバレ》 キャラ的には申し分なかった。 まず、ラッセル・クロウのマキシマス、大軍団を率いても、小集団を率いても、一人の剣士として戦っても……ひたすら強い、最高。 それから、ホアキン・フェニックスのコンモドゥスの壊れっぷりも名演だったし、ルッシラもすごく綺麗で弟をシスコンにするだけの説得力があった。 あと、マキシマスが死んで、幻の中で妻子の元へ帰っていくラストシーンには少し泣けた。 ただ、ストーリーがねえ、歴史をまともに学んだこともない脚本家がアメリカ的な価値観をローマ時代に当てはめるのは毎度のこととはいえ、勘弁してほしかった。 もともと民主制あるいは元老院による政治で行き詰ったから、シーザー、アウグストゥスによって帝政が導入されたわけで、しかもこの映画で描かれる直前の時代は五賢帝の時代で、長いローマの歴史の中でも一番皇帝による政治がうまく運用された時代。 そんな時代に皇帝自ら、帝政を廃止して元老院とか民衆に政治を戻せとか言うはずがない。 アメリカ人って古今東西自分の価値観が絶対って信じてるだなと、よくわかる映画だった。 平成24年2月12日再見 よくよく考えれば、これもロビンフッドと同じようにまったくのフィクションなんだから、共和制とかのほんの添え物の部分に拘って、減点するのはいささか頑なかと。結局この映画は、マキシマスの男らしさとルッシラの美しさ、そしてラストシーンの悲しさを堪能できれば十分ということで+1点 平成27年8月17日 なぜだが全く食欲がわかないので-1 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-08-18 16:35:05) |
107.「ローマ人の物語」の読後の鑑賞で、剣闘士が登場するフィクション部分を除けば概ね史実に沿っているように思います。大作だけあって冒頭の戦闘シーンの迫力は本ではなかなか味わえない素晴らしいものでした。ローマ帝国というとあまり良いイメージで表現されない事が多いように思いますが、この物語は帝国の最盛期の終わりあたりの時代ですから、もっと自由で活力のある背景が描かれてもいいように思います。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-09 20:48:26) |
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105.スケールがデカく戦闘シーンもパワフルだし物語も王道。「ザ・映画」って感じの大作です。ただ、上映時間が長い割にストーリーは駆け足で進んでしまい、ちょっと物足りないところはありました。じっくり描く所とスッ飛ばす所のバランスが悪いような気がします。最近のリドリー・スコット映画は全部そんなのが多い気がするなあ。王道でありながらも歪んだバランスを持つ作風で好みが分かれそうです。 好きだった場面は、剣闘士となってから兵士の入れ墨を無理矢理に剥がすところ。仲間から「神が怒るぞ」と言われてもニヤリ。絶望的な状況のなかで、ほんの小さな自由を手に入れた瞬間、って感じがして好きでした。対するコモドゥス。もしかしてマキシマスよりもコモドゥスの方を描きたかったんじゃないの?と思えるような場面が多数(笑)。ホアキン・フェニックスのねっちょり芝居が独特でした。子供に歴代皇帝のルーツを教え込みながら、同時に姫を脅しているシーンなんかは、2重3重に感情が渦巻いてますね。 全体のバランスは悪いと思いますが、場面ごとで見て面白いのは、そういう「歪んだ」シーンでした。戦闘シーンより見応えあったかも。うーむ、複雑な気分になる映画だなあ。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-09 10:41:50) |
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104.《ネタバレ》 映像には見るべきところが多かったですが、序盤でスローモーションを多用していたのにはうへっとなりました。ストーリーは特にどうということもないのですが、仇役のコモドゥスに魅力がない。悪には悪なりの哲学や美学がある方が望ましいのですが、単に権力を手に入れた勘違い野郎でしかなく、主人公が命をかけてまで倒さなければならない相手とは思えません。逆にそれが狙いなのかもしれませんが。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-21 22:16:07) |
103.《ネタバレ》 ローマの奴隷剣闘士って題材だけで期待大だったんですが何か物足りない。 映像がスタイリッシュすぎ。 いわゆる汚しが足りないってやつです。 あの微妙な評価のエリザベステイラーのクレオパトラの方がその点だけでは優ってたかな。 戦闘シーンは対カルタゴを模した、戦車がでできたやつは目を見張るものがありました。 あれは素晴らしかった。 他のはアップとカットが多すぎて好きになれませんでした。 役者の演技は良かったと思います。 しかしラッセルクロウ以外のキャラクターの魅力があまりにもなさすぎる。 一事が万事ラッセルクロウの一人勝ちでそのせいでストーリーが平坦。 皇帝も器の小さいやつなら小さいやつなりに魅力的に描いて欲しかった。 最後の戦いの盛り上がる前のタメのシーンは良かったんですが皇帝御自ら戦ったので興ざめ。 ここまで悪い点ばっかり書いてきたんですがやっぱローマものが好きなのと良質映画には変わりないのでこの点数で。 【CBパークビュー】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-12-31 07:24:06) |
102.これだけ壮大にお金を使われるともう、ただ圧倒されるのみ。すべての美術に目を奪われる。凄いなあ、と思う。ラッセル・クロウががんがん放出する男性フェロモンにKOされた。 【tottoko】さん [地上波(吹替)] 7点(2011-09-22 13:34:11) |
101.《ネタバレ》 セット、映像のディティールに凝った実に重厚感のある作品。 シナリオは単純で分かりやすいが、その分、登場人物の心理的な描写も丁寧にされており、ストーリー展開もだれることなく緊張感と雰囲気に浸ったまま最後まで見ることができる。 しかし、ストーリーの大部分が登場人物の個人的な愛憎劇に終始し、ローマ帝国という大きな歴史背景を十分生かしきれてない点が残念。 娯楽映画としては充分に見ごたえはあるのだが、多少尺は長くなっても、「ローマ帝国のため」というキーワードをもう少し観るものにも共感できるような展開や描写があれば、いわゆる「名作」になったかもしれないのが惜しい。 【nobo7】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-07-09 18:04:41) |
100.シンプルなストーリーに少々驚きました。でも、それを少しも陳腐とは思わせない重厚感のある作品になっています。 見せたいものだけにスポットを当てているので話に入りやすく、時間の長さも気になりませんでした。 あれだけ男たちに信頼される人物を演じるには風貌がとても重要なので、ラッセル・クロウはその点でも実にハマリ役です。 【でこうさ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-19 20:07:12) |
99.歴史物であり、壮大な雰囲気で始まったので、ちょっとお堅くて取っ付きにくいかな?と思いきや、娯楽色が強く無理なく楽しめました。 最終バトルが強力な相手ではなかったこともあり、闘い自体にそれほど盛り上がりは感じませんでした。個人的には、合戦や決闘シーンの揺れが激しかったのが気になりました。臨場感を出すためでしょうけど、肝心なところなので、もう少しハッキリと見せてほしかったです。 ラストシーンで温かい気持ちになり、切ないストーリーではありますが、後味は良かったです。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-11 16:47:03) |
98.《ネタバレ》 冒頭の数分間、ラッセル・クロウ演じるマキシマスの表情を追うシーンだけで本作の成功は約束されたも同然と私には思えた。 それ位、本作に於けるラッセル・クロウの演技は神掛かっている。 皇帝自身が闘技場で戦うなんて史実的には噴飯ものなのだろうが、私はあの終わり方が最良と信じる。 【たくわん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-21 16:16:30) |
97.《ネタバレ》 このラッセルクロウはやっぱりカッコイイ!!こんな軍人だったら皇帝も目をかけちゃいますよね。ホアキンの異常な野心、愛情の表現が小物っぷり悪党がイイ味だしてました。 【とむ】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2010-02-07 00:42:20) |
96.壮大で面白い映画です。ラストにちょっと物足りなさを感じるのでちょっと減点。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-22 00:09:33) |
95.幸福な生涯を送った英雄というのは言語学的に矛盾した存在で、英雄というのはみな悲劇的な死をとげて始めてその名に値します。英雄に憧れる人はこの点を忘れるべきではないでしょう。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-13 05:43:55) |