20.《ネタバレ》 どこにでもあるようなスーパーマーケットを舞台に伊丹十三監督らしい着眼点でそのスーパーの問題点を描き出していて今見ても面白いし、昔(中学生くらいの頃)に見た時よりも今の方が身近に感じられる題材で興味深く見ることが出来た。それぞれがプライドの高い職人である精肉部や鮮魚部のチーフといった客からは分からない裏方スタッフの人間関係からリパックや産地偽装といったスーパーの裏事情まで細かに描かれていて本当に伊丹監督の鋭さといいうものを感じずにはいられないし、後年、実際に産地偽装などの食品偽装が問題化することを考えれば伊丹監督の先見の明も感じられる映画になっていて、いろいろ考えさせられる部分も多い。それらのテーマを肩の凝ることなく娯楽コメディとして見せる伊丹監督の手腕はいつもながら見事。ただ、ラストも痛快なのだが、今見ると少し勧善懲悪に寄り過ぎていて極端すぎる気がしないでもなかった。クライマックスの花子(宮本信子)が閉じ込められた冷凍車をデコトラが追うシーンは今見たら「トラック野郎」シリーズのクライマックスの激走シーン(あんなにハデではもちろんないが。)をつい思い浮かべてしまう。(2022年1月9日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2022-02-11 14:49:22) |
19.伊丹作品。基本構造は同じですが面白いですね。随分と過去の作品ですが、 現在ではお客の声を反映させ業績をのばすと言うのは当たり前になっていますので もし伊丹監督が生きていたら、今度はどんなスーパーの物語を考えるでしょうかね。 逆に客側からの過剰で理不尽なクレームを皮肉る映画なんてできたら面白かっただろうなぁ。 【デミトリ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-03-02 11:42:06) (良:1票) |
18.監督自身も当てはまるであろう中年の女性・主婦と男性からの目線で構成された劇。まったく『若者』の視点を入れず一本道にココまで積み上げる制作姿勢は鮮やか。教育番組のようで上から目線の視点の意見でダルくなる点をも内封したエンターテイメントは監督の強い個性として輝いている。 【reitengo】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-02-10 20:48:11) (良:1票) |
17.マルサやミンボーもいいですが、身近なスーパー業界の裏側ということで、こちらも大変興味深く楽しめました。産地偽装に賞味期限の延長に・・・後に問題となるトピックを既に扱っていたんですね~(というより公然の秘密だってんでしょうか?)。映画全体のスケール感を意識したのであろうカーチェイスはどうかと思いますが、2時間見て退屈しなかったといういつもの伊丹作品です。安売り大魔王にもう一撃くらわして欲しかったですが。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-07-29 21:17:40) |
16.《ネタバレ》 いいですねー、伊丹作品は! 日本社会の問題点を題材にしてるので邦画でしかありえない面白さがあります! これは素晴らしい着眼点ですよね。 外国映画じゃ表現のしようがないんですから! しかも今回はわれわれ庶民にとって身近な『スーパー』がテーマ。 作品のテーマ『安かろう悪かろうではイケない』ってゆーのは、デフレのこの時代に耳が痛い話でもありますが、至極正論なんですから痛快ですね。 ただそれができない問題点(ただ不正や怠慢だなんて単純な理由以外)なんかも紹介されてたらもっと深かったかな。 とってつけたようなカー(トラック)チェイスは不要とも思えましたが、映画のスケール感をだすために『スーパーの外に』飛び出したかった感じはわからなくもないです(笑) 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-09 10:40:34) |
15.伊丹監督の作品の中でも、これは誰にでも楽しめる映画だと思います。退屈せずに観れました!スーパーマーケットの裏側が見れるだけでも楽しい! 【たけたん】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-10 21:27:35) |
14.スーパーに勤めていたので、非常に面白く観れた。針小棒大の感もあるが、良く 調べて、楽しめる作品に仕上がってる。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-02-03 22:33:02) |
13.本当は6点をつけたいところだが、『県庁の星』と比べたら天地の差ほど面白いので1点プラス 【伊達邦彦】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-02-25 02:44:12) (良:1票) |
12.笑えるし、最近のスーパーに対する不満と警告を表したストーリーがよかった 【ラスウェル】さん [地上波(吹替)] 7点(2006-06-12 09:17:33) |
11.《ネタバレ》 伊丹監督素晴らしいですね。10年前の作品ですか!?凄いですね。そんなに前から賞味期限偽装、産地偽装、リベートなど最近になって大問題になっているいわゆる”コンプライアンス”に対していち早く映画として問題定義されていたとは。惜しい監督を早くに無くしてしまいましたねぇ~。先見の目とその手腕に脱帽。+1点です。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-14 11:38:58) |
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10.なんか好き。スーパーでバイトしていたことがあるからなかなか楽しめた。それにしても監督はすごいね。色んな業界をそつなく描く。結局のところキャラクターをうまく描くからどれも楽しく見れるのかな。この作品、別にそれほど大きい話の展開があるわけでもないのに飽きさせない。淡々とした中にも引き込ませる何かがある。この宮元信子見てなんだかがんばろうって気持ちが湧いた(笑)最後のシーンはやりすぎか!? 【ノス】さん [地上波(字幕)] 7点(2006-01-10 02:58:50) |
9.《ネタバレ》 マルサノ女よりはよかったです。 コロッケを二度揚げしたり、ライトで肉を新鮮に見せたりと知らないことばっかりで驚きました。うちの近くのスーパーもこうなのかな・・・と思うとちょっと不安。 最後はみんな微妙なアクションも入ってて面白かったですよ☆ 【ハリ。】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-08 17:46:17) |
8.伊丹監督作品は全部好き。細かなところまでうまく描写されています。脱帽。 |
7.スーパーの実情という着眼点と、それをここまで面白く育て上げた伊丹監督の手腕に脱帽。小ネタも結構面白かったり。 |
6.たしかこれはサミット社長が原作で監修もしているはず。よってリアリティーは結構ある方なのでは?会社は利益が出なきゃ意味が無い。それに向かって既得権益を打破し改革を進めていくストーリーは痛快である。 |
5.人間観察力の鋭さといい、題材の選択およびアプローチのキレといい、伊丹監督の才能を感じられる作品。もしこの題材に目をつけた人が他にいても、これほどまでに可笑しい人間喜劇には仕立て上げられないだろう。伊丹作品は、現代社会が持つ病理へのメスであり、これからも無視してはいけない作品ばかりである。 【恭人】さん 7点(2003-11-30 20:21:33) |
4.「・・の女」シリーズの中で一番。伊丹監督、冥福。しかし、三宅裕二、松本明子、渡辺正行などのお笑いを出しても、B級映画にならない所がすごい。 【かまるひ】さん 7点(2003-11-12 01:02:27) |
3.どこにでもあるスーパーの日常をあそこまで盛り上げて映画として完成させるあたりは伊丹監督の多大な力量を感じさせる。他の「~女」シリーズと違って舞台が身近なのでそれほどの緊迫感はないけど、それでもそこで闘う人たちの奮闘ぶりを熱く見せてくれる。爽快感のある映画だった。 【スマイル・ペコ】さん 7点(2003-06-04 11:04:47) (良:1票) |
【ビッケ】さん 7点(2002-08-07 20:36:26) |
1.何も期待しないで見たら笑い転げてしまった。途中、おっというシーンもあった。内容はすかすか、ていうか俺はリパック肯定派だ。もったいないだろうが。ずんちゃっちゃっちゃ♪ずんちゃっちゃっちゃ♪ずんちゃっちゃっちゃ♪ぱっ♪ ・・・・・笑いました。心に残る台詞に投稿しようかな 【えむおう】さん 7点(2001-11-18 08:59:29) |