7.《ネタバレ》 良かったです。
限りなく8点に近い7点って感じ。
っていうのは、もうちょっと良く出来るはずのプロットというか設定なので、
ちょっと厳し目に付けてみました。
主人公の多部さんの嵌りっぷりも、近年の漫画原作の実写映画化の中でも指折りだと思います。
甘酸っぱい恋愛模様あり、女の友情あり、で、少女漫画でも一工夫凝らせば、
だるい恋愛物もちゃんと観られるんだよね。
一見、イジメられていたり、何考えてんだかわかんない人って居るんだけど、
結局、人ってあんま変わんないよね。好きなものは好きなんだよ、みんな結局。
実際、気持ち悪いと思ってるあの人が、あんま自分と変わらない価値観を持ってたり、繊細だったりするわけです。
傷つけて良い人間なんて一人も居ないし、自分が傷つけられて良い理由なんて一個もない。
その辺、掘り下げると、この作品の良さも消えちゃうかもしれないから、
良かったんだけど、絶賛は出来なかった。