青くて痛くて脆いのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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青くて痛くて脆い

[アオクテイタクテモロイ]
2020年上映時間:119分
平均点:6.13 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-08-28)
ドラマ青春もの小説の映画化
新規登録(2020-09-11)【タコ太(ぺいぺい)】さん
タイトル情報更新(2020-09-28)【イニシャルK】さん
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監督狩山俊輔
キャスト吉沢亮(男優)田端楓
杉咲花(女優)秋好寿乃
岡山天音(男優)前川董介
松本穂香(女優)本田朝美
清水尋也(男優)天野巧
森七菜(女優)西山瑞希
光石研(男優)大橋
柄本佑(男優)脇坂
原作住野よる「青くて痛くて脆い」(KADOKAWA刊)
製作日本テレビ(製作幹事/映画「青くて痛くて脆い」製作委員会)
読売テレビ(映画「青くて痛くて脆い」製作委員会)
KADOKAWA(映画「青くて痛くて脆い」製作委員会)
配給東宝
美術金勝浩一
あらすじ
他人との間に距離を置くことで、傷つけたり傷つけられたりすることのないよう生きて来た大学生・田端楓。そんな彼の前に、人目を気にせず理想を追い求め、積極的に人と関わり合おうとする女子大生、秋好寿乃が現れる。楓は秋好のペースにすっかり巻き込まれ、二人の距離は次第に縮まり、世界を良くするという理想に向かうため、秘密結社「モアイ」を立ち上げることに。次第に仲間も増え順調なモアイだったが、あるきっかけで楓は活動から離れることに。いつしかモアイは単なる就活サークルへと変貌し、秋好が追い求めていた理想とはかけ離れてしまったとの思いから、楓はモアイを解体しようと決意するが…。ベストセラー作家・住野よるの同名小説を日本テレビの人気ドラマを数多く手がけて来た狩山俊輔監督によって映画化。
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5.良品。
主人公の田端に共感することはほぼ無いが、全体としてはそれなりに良く出来ている。
もう少し盛り上がってもいいかな、と思う映画でもある。でも惹きつけられて最後まで観たい感情は消えない。
simpleさん [インターネット(邦画)] 7点(2023-01-07 15:36:25)
4.《ネタバレ》 「自分の取るあらゆる行動には人を不快にさせる可能性がある。不用意に人に近づかない、人を否定しない。そうすれば誰も傷つけないし、傷つけてしまった誰かから自分が傷つけられることもない。」

パラパラ漫画とかのセリフから映画は始まります。あらすじとしては、冒頭の台詞のような信念を持つ男子大学生の楓が、それと真逆の性質を持った女の子に話しかけられ、モアイというサークル活動を始めるに至り、惹かれるも、肥大化したモアイの中に居場所を見つけられず、想いを寄せていた彼女が自分のいないサークルで楽しそうに活動していることに歪んだ嫉妬をして、モアイや彼女に攻撃するというお話。こう書くと、すごく暗い歪んだ話だと思いますが、実際すごく暗い歪んだ男の話です。

でも自分も内に籠って勝手に壁を作るタイプだからあんまり偉そうには言えません。こんな攻撃をしたりはしませんが、わりと彼の気持ちはわかったりする。好きな人が違う誰かと仲良くしてたりしたら普通に嫉妬するし、それを見てるのも嫌になる気持ちは普通にある。わからないのは、衝動的に部屋を飛び出して彼女を探したり、遠くに見つけた彼女を見つけて走って話しかけに行ったりしたこと。いやそんなエネルギーやモチベーションで動けるならそもそもこういう人間になってないでしょう。映画なので、そこは物語っぽく作る必要があったのだろうけど、そこの動きだけ彼の設定とは、真逆の動きをしたことに戸惑ってしまった。

まあ、全く同じではないまでも、自分の内面を他人に見せられた気持ちがした、なんだか複雑な気持ちになった映画でした。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-01-07 23:31:24)
3.《ネタバレ》 人を傷付けまいとして、距離をとっていたせいで、人との距離感がよく分からない人。まるで私のようです。つきあってた彼女に最後の最後に「気持ちわる」って、言われたことあります。見ているこっちをグサグサ傷付けにくる映画です。
木村一号さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-05-30 17:42:08)
2.《ネタバレ》 ドンデン返しの部類だと思いますが、個人的には最初から主人公にあまりしっくりきてなかったので(とにかく吉沢亮の、目付きから雰囲気からナニからナニまでにへばり付くネガティブ感情のドス黒さに辟易してた、というか)、どちらかと言えば「ほ~れみろ、やっぱりな!」的な感じではありましたね。二つ、少し分からなかったことがあります。田端の秋好に対する感情は、単純な恋愛感情だと解釈する方が正しいのでしょうか(それとも、自分が唯一無二だと思っている秋好が、自分を唯一無二だと思ってくれなかった、という、もう少し広範な意味での人間関係の不均衡が彼の憎悪の源泉なのでしょうか)。もう一つ、タイトルの『痛い』というのは、主人公の苦痛なのか、それとも主人公の残念さなのか、どちらを主として表しているのか(無難にダブルミーニングだと捉えておく、で問題なさげでもありますが)。

かなり稀に見るイタくて幼稚な主人公ですが(ソレをこんなイケメンが演じてるというのも逆に面白い)、そんな彼への感情移入の取っ掛かりを探すとすれば、可愛い可愛い秋好ちゃんについて、そんなコトしたら男は勘違いしちゃうもんよ?という部分には「隙」とでもいうものが在った、と言えるかとも思います(だからと言って彼の行状に対する酌量の余地は無いのですし、大学入りたての若い彼女にそんなコトを言うのも少し酷ですが、彼女だってゆくゆくは身に付けてゆくべき「距離感の取り方」だとも思いますし)。

正直、いったん彼が目的を果たして「勝利」する場面に至っては私の方までメンタルボロボロでした(率直に、観たのは失敗だったか…と思いかけました)。ただ、その直後の田端と秋好の対決は演技の仕事としてとても面白く観れるものでしたし、いちおう彼はその後は絶望と共に反省し、ある意味で少しだけ前に進むのですよね。その意味ではこれも「人が成長してゆく」ことがテーマな物語だと言えますし、つまりは私の大好物な部類の映画だと言って間違いもないのです(その意味では、少し甘めの評点だなあと思ってます)。

ただな~前述どおりあの痛恨の一撃が重すぎる…メンタルダメージは前提として、しっかり構えて観て貰えれば…
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 7点(2021-05-15 23:07:05)
1.《ネタバレ》 この作品のテーマとしては、理想を実現することの難しさと、人との距離感についてだと思う。とにかく陰キャである主人公の痛々しいまでの生態が描かれている。即ちタイトルの“青くて痛くて脆い“とは吉沢亮演じる主人公の事である。
杉咲花演じる秋吉が彼に向けて放った一言「気持ちわるっ」が全てを表している。
初めて会った秋吉をヤバい奴だと言っていたが、実は一番ヤバい奴は主人公だったという意外性こそが面白い。

少々残念だったのはせっかく決定的な“証拠“を掴むシーンが原作に比べてあっさりしていた点と、張本人が何もペナルティ無いってのがスッキリしなかった。ていうか横流しという絶対悪に対してちゃんと追求していない所が駄目。

また、原作にはない部分として、主人公のifの世界、もし主人公が素直な奴だったらというパラレルワールドが描かれていた点は良かった。
これこそが本当は主人公の望んでいた世界なんだなぁと思うとなんか切なくなってしまった。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 7点(2020-09-14 12:35:03)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 6.13点
000.00%
100.00%
200.00%
3213.33%
4213.33%
516.67%
6213.33%
7533.33%
8213.33%
900.00%
1016.67%

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