15.《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンとブルース・ウィリスの共演というだけでテンションが上がりますね。 ブルース・ウィリスには批判的な意見も多いようですが、個人的には二人の演技は完璧で、それぞれの立場、肩書きにおけるカリスマ性というものを十二分に発揮していたと思います。 映像・演出も凄いです。『バス爆破テロのシーン』のインパクトは強烈。このシーンがあることにより、結果のみを映した『劇場テロ』『FBI本部テロ』の惨劇までもがイメージできるわけです。惨劇をイメージさせる演出や、何かを予感させる演出は見事という他ないんです。『劇場テロで一瞬だけ映される片腕をなくした女性』『会議のときに一人、二人、・・・そして一斉に鳴り出すポケベルと携帯』『バーで飲んでいるときに地震のようにバーが揺れる演出』などは、どれも鳥肌もの。 ストーリーにおいても、市民にとっての脅威が、いつの間にか『テロ』から『軍』に移行していて、本質のすり替えがあまりに見事。 ハブ(デンゼル・ワシントン)が、『この国を混乱させることが目的だったとしたら?軍を出動させ、国民を不安に陥れ、やがて法と憲法の精神が破られたら?それこそが彼らの勝利だとするなら、彼らは既に勝っている。』と、デブロー将軍(ブルース・ウィリス)に言い放つ、これこそがこの作品のテーマなのかもしれません。 テロの危険因子を育てたのがアメリカなら、今回のテロの原因を作ったのもアメリカ。そんな映画をアメリカが作っちゃったってんだから、こりゃあなんか凄い迫力というか、警告めいたもんを感じます。 惜しむらくはこの作品、ものすごく頭の良い人や状況判断が早い人にとっては、格別の味わいを見せるのでしょうが、私のような中途半端な頭の出来では、状況や人間関係を理解するのに全力を尽くさないといけないので、途中でやや疲れてしまうのが難点と言えば難点か。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-05-24 16:45:26) |
14.《ネタバレ》 9.11前に作られた作品で未来を予見した映画として、『機動警察パトレイバー2』と共に記憶に留められるべき作品だと思う。爆破テロが頻発するNYで戒厳令(マーシャル・ロー)が敷かれる、という展開は当時は絵空事のように思われていたが、同時多発テロを経験した現在においては、驚くほどリアルなシミュレーション映画となっている。内容の割りに派手なシーンが少ないのは、役者のギャラに製作費がもっていかれたからかな?と穿ってしまうが、デンゼル・ワシントンの熱演は買い。もっと評価されてもいい映画だと思う。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-03-24 23:11:00) |
13.今みると非常に、リアルでよい。デモとかも意味あるね。バスが爆発して紙が舞うシーンは、実際のニューヨークのテロほうが映画のようで綺麗だった^^;ブルース・ウィリス出る必要ないね。あとドラマ「モンク」が出ていて結構重要な役をやっているので+1。(「モンク」も面白いよ。)マーシャル・ローって戒厳令のことだったんだね。 【joumonn】さん [地上波(字幕)] 7点(2006-12-02 08:46:40) |
12.9.11以前に製作されたという点に+1点。映画の内容は演出過剰でリアルではないかもしれないが、現在の情勢を体感していると、言いも知れぬリアリズムを感じずにいられない。マンハッタンの映像に出てくる、貿易センタービルが皮肉。 【IKEKO】さん 7点(2004-01-16 23:07:14) |
11.配給ルートのゴタゴタから公開が延び延びになってしまった分、期待度だけが高まってある意味空回りに終わってしまった。NYに戒厳令が出されたという想定で、あからさまな人種差別を描いた作品だが、実際に911直後にアメリカで起きたアラブ系移民への露骨な差別、暴行を思い出すとシャレにならないものではある。テーマは面白かったのだが、結局「人種差別はやめましょう」しか謳っておらず、主要キャストであるデンゼル・ワシントンとブルース・ウィリスも思いっきりステレオタイプな善悪の対決。葛藤もナニもなくベタベタな道徳映画に終わってしまったのは残念の一言に尽きる。テロのシーンはただならぬ迫力もあり、911テロの映像を目の当たりに観た後では陳腐化したことも否定できないのだが、当時としてはそれなりにリアリティもあり大作としてのクォリティは保っていると思う。あと一息、ストーリーに工夫が欲しかったところ。 【anemone】さん 7点(2003-12-29 14:09:27) |
10.妙に公開が足踏みされていたのでもっと完成度の低い映画なのかと思っていたが、なかなか説得力のある作品に仕上がっていたと思う。意図せずに9・11の直後に観たのだけれど、あの衝撃を髣髴とさせる展開が非常にリアルだった。骨太い迫力のある映画だと思う。この監督が「ラスト・サムライ」を撮ったのも納得できる。 【鉄腕麗人】さん 7点(2003-12-20 13:54:09) |
9.俺はそこそこ楽しめた。最後の発砲命令を止めさせたデンゼルの一言がよかったよ。 【guijiu】さん 7点(2003-11-27 02:12:54) |
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8.ニューヨークのテロより前に公開された映画だが、舞台、設定は、ズバリそれ。いかにテロを克服するかではなく、テロ発生後の、FBI・CIA・軍の軋轢を描き、米国の混乱をシミュレートした映画。 テロの本当の恐ろしさは、事件後の人々の不安や過剰な反応にあることを示唆している。 それにしても、どんな映画よりも現実の事件の方がずっと悲惨なのが悲しい。 【よしの】さん 7点(2003-11-22 16:30:18) |
7.9・11前後の状況を予見したかのような設定とストーリーには目を見張るものがあった。もっとコケてる映画かとも思っていたんだけど、リアリティがあり集中して観ることができた。 【スマイル・ペコ】さん 7点(2003-06-07 01:06:06) |
6.デンゼル・ワシントンということで期待していたのですが、最後がいまいち。もう少しすっきりとした作りにすれば良かったのではないかと。 【けん】さん 7点(2002-05-04 23:01:13) |
5.いいかげんVSテロものはもうえわと思うけど、それなりに楽しめた。緊張感もあったし、キャストも豪華でよろしい。しかし、テロっていう絶対悪をつくりあげてしまえば、ほかの人は団結できるんだよね。自分たちの問題を「テロがすべて悪い」にすりかえて本当のところから目をそらせてる。今のアメリカみたいだね。 【鉄コン筋クリ】さん 7点(2001-12-02 02:10:04) (良:1票) |
4.面白かったけど、結局何が言いたいのか良く分らなかった。テロの原因も良く分らなかった。 【出木松博士】さん 7点(2001-01-15 01:19:37) |
3.ちょっと、ブルース・ウィルスが×でしょ。なんか何やらせてもブルース・ウィルスちっくで。将軍って格もなさげだし…。でも、それ以外は◎。にじゅーまる。軍と法と、非秩序と秩序と、国家と民族。結構考えさせられちゃいました。クリントンの映像をだしちゃったことで、逆に政府の姿を作り出せなくてぼやけちゃったかなーとも思ったけど、それで主題が簡潔になったのかもしれないし。むむむ。映画館でみたかったのよぅ、コレ。 【ちっちゃいこ】さん 7点(2000-09-17 21:22:13) |
2.そこそこ楽しめた。チケット代くらいの価値はありますね。デンゼルワシントンがかっこよかった♪ 【ノコノコ】さん 7点(2000-04-26 12:42:59) |
1.(試写会)アメリカ国家らしい軍隊もの作品。大人なら楽しめます! 【ひよこ】さん 7点(2000-04-10 11:00:34) |