シン・ウルトラマンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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シン・ウルトラマン

[シンウルトラマン]
2022年上映時間:112分
平均点:6.29 / 10(Review 95人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-05-13)
公開終了日(2022-11-18)
アクションSFシリーズもの特撮ものTVの映画化モンスター映画
新規登録(2021-02-10)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-06-25)【イニシャルK】さん
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監督樋口真嗣
尾上克郎(准監督)
轟木一騎(副監督)
庵野秀明(総監修)
助監督摩砂雪(監督補)
キャスト斎藤工(男優)神永新二(禍特対・作戦立案担当官 警視庁公安部より出向)
長澤まさみ(女優)浅見弘子(禍特対・分析官 途中加入 公安調査庁より出向 元二ノ四分析官 上席調査官)
西島秀俊(男優)田村君男(禍特対・班長 防衛省防衛政策局より出向)
有岡大貴(男優)滝明久(禍特対・非粒子物理学者 城北大学理学研究科非粒子物理学専攻)
早見あかり(女優)船縁由美(禍特対・汎用生物学者 文部科学省より出向)
田中哲司(男優)宗像龍彦(禍特対・室長)
山本耕史(男優)外星人第0号・メフィラス
岩松了(男優)小室肇(防災大臣)
嶋田久作(男優)大隈泰司(内閣総理大臣)
益岡徹(男優)狩場邦彦(防衛大臣)
山崎一(男優)中西誠一(外務大臣)
長塚圭史(男優)早坂(陸自戦闘団長)
和田聰宏(男優)加賀美(警視庁警備部公安課)
竹野内豊(男優)政府の男
堀内正美(男優)内閣官房長官
利重剛(男優)首相補佐官
國本鍾建(男優)
赤堀雅秋(男優)
島津健太郎(男優)
白石和彌(男優)居酒屋の主人
真田幹也(男優)
イワゴウサトシ(男優)
大場泰正(男優)
屋敷紘子(女優)
高橋一生ウルトラマン
山寺宏一ゾーフィ
津田健次郎外星人・ザラブ
脚本庵野秀明
音楽鷺巣詩郎
宮内國郎
北原京子(音楽プロデューサー)
庵野秀明(選曲)
作詞米津玄師「M八七」
作曲米津玄師「M八七」
編曲米津玄師「M八七」
天野正道
鷺巣詩郎
主題歌米津玄師「M八七」
挿入曲五木ひろし「小鳥」
撮影市川修
尾上克郎
摩砂雪
轟木一騎
庵野秀明
樋口真嗣
製作庵野秀明
市川南〔製作〕
円谷プロダクション(「シン・ウルトラマン」製作委員会)
東宝(「シン・ウルトラマン」製作委員会)
スタジオカラー(「シン・ウルトラマン」製作委員会)
企画庵野秀明
大月俊倫(企画協力)
中島かずき(企画協力)
プロデューサー山内章弘(協力プロデューサー)
制作TOHOスタジオ(制作プロダクション)
配給東宝
特撮佐藤敦紀(VFXスーパーバイザー)
古谷敏(ウルトラマンCG原型モデル)
三池敏夫(CGビルアセット監修/特殊美術)
白組(VFX)
摩砂雪(アクションパートヴァーチャルカメラマン)
轟木一騎(アクションパートヴァーチャルカメラマン)
作画轟木一騎(画コンテ)
樋口真嗣(画コンテ)
摩砂雪(画コンテ)
庵野秀明(画コンテ)
美術林田裕至
庵野秀明(コンセプトデザイン/タイトルロゴデザイン)
前田真宏(デザイン)
山下いくと(デザイン)
竹谷隆之(デザイン)
原口智生(ウルトラマン第二号雛型着彩)
振付古谷敏(モーションアクションアクター)
庵野秀明(モーションアクションアクター)
衣装伊賀大介(スタイリスト)
編集庵野秀明
録音山田陽(整音)
照明吉角荘介
その他庵野秀明(ティザーポスター・ティザーチラシ表面デザイン/総宣伝監修)
轟木一騎(ティザーポスター・ティザーチラシ表面デザイン)
原口智生(資料協力)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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16.《ネタバレ》 良かったです。 ウルトラマンは時代によって、そして自分がどのシリーズをいつ頃見たかによって、ものすごく感想が変わるものなんです。 カラータイマーがないとか、肌の色が変わるのはおかしいとか、みんな自分が昔見た時代にあっていないと、違和感バリバリで文句を言います。 普通は、みんな思い入れが凄い子供時代に見ていますからね。 でも、最初期のウルトラマンデザインには実はカラータイマーはないし、着ぐるみのためどうしようもなくつけてしまった背びれもありません。 怪獣の成り立ちも、全然違ったりします。 だからこそ、庵野が自分の見たかったオリジナルを再現したのは良かったのです。誰がどんな文句をつけようとも。 個人的には、科特隊(本作では禍特対)の制服はオレンジであって欲しかったし、ゼットンとの闘いはもっとスケール感が欲しかったけれども、それも単なる個人の感想。オタク代表の庵野がウルトラマンをどう見ていたかを見られただけで満足です。 斎藤工は素晴らしかったですし、それ以上に山本耕史のメフィラスは、はまり役でした。 シン・エヴァ、シン・ゴジ、子供のころのこだわり、そういった先入観を外して見てください。これこそ庵野のウルトラマンです。
えんでばーさん [映画館(邦画)] 8点(2024-07-02 18:55:47)(良:2票)
15.《ネタバレ》 “怪獣vs超人バトル”というコンセプトだった元祖ウルトラマンの、“宇宙人であるウルトラマンと異星人の係わり”という隠れテーマに注目した映画化は良い着目点だなと思います。登場するザラブやメフィラスには“外星人”という呼称が使われていますが、ここは個人的には興味深かったところです。ザラブやメフィラスは人類というか日本政府に武力か知力かの違いはあっても特殊権益を求めていますが、これはロシア・英国・米国などが江戸幕府に開国を求めてきた幕末の情勢に似ているところがありませんか。つまり令和の時代に開国と言うか降伏を要求してきたのは、外人ならぬ外(星)人だった!なんてちょっと捻くれた観方かもしれませんがね(笑)。 樋口真嗣が監督なので正直期待感は低かったんですが、どうしてどうして、けっこう見応えがありましたね、庵野秀明が総監督なだけはあります。まさかのウルトラQの怪獣たちから物語が始まり、禍威獣ネロンガと禍威獣ガボラと元祖登場の怪獣の進化形が登場。びっくりしたのはガボラの造形で、頭部が完全にドリルなんだけどなんとそこがパックリ開いて元祖と同じようなひまわりの様な襟が開くところ、こんなこと良う考えつくわ!笑っちゃうのは「パゴス・ネロンガ・ガボラ、どれも頭部や背中の形状が違うだけで首から下の部位はどれも酷似している、まるでアタッチメントしているみたい」というセリフがあったことで、実はオリジナルではこの三体はバラゴンのスーツを順番に改造して撮影されていたというのは有名な話し、マニアは思わずニヤリとさせられる楽屋オチでした。禍威獣の登場はここまでであとはザラブやメフィラスそして偽ウルトラマンとの対決となるけど、やはり強烈だったのは巨大女・長澤まさみに尽きるでしょう。この巨大女のフィギュアを海洋堂あたりが販売すれば、けっこうヒットするんじゃないかな。やっぱこの映画では長澤まさみの存在感が光っていましたね。人間の姿形をしているとはいえ、ウルトラマンとメフィラスが居酒屋で一杯やりながら地球征服の密談をするなんてこれも爆笑、しかも割り勘とはね(笑)。あとメフィラス、お前好きなフレーズが多すぎだ、どんだけ日本語に詳しいんだよ! ザラブやメフィラスは中途半端に退場して地球とだけでなく太陽系自体を宇宙の秩序を守るために消滅させようとするのが、ウルトラマンの同僚であるゾフィーというかウルトラマンの故郷である光の星の意思であるというところは斬新な脚本かと思います。オリジナルでもウルトラマンを倒したゼットンが登場しますが、ゼットンが生命体ではなくマシーンだという設定も良かったな。 ウルトラマンの造形は、カラータイマーが無かったが、エネルギーの消費量は赤い縞の色変によって判るという設定、やはりCGの効用でオリジナル版のスーツの弛みが無い姿は見惚れてしまいますね。飛翔するところもカッコいいけど、飛び立つときの「シュワッチ」がなかったのはちょっと寂しかったかな。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-11-21 23:26:56)
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14.《ネタバレ》  昭和ウルトラマンの再放送を見て育った自分です。つい最近もウルトラセブンの再放送に齧り付きでした。その上での感想です。  とても美しい映画でした。観て良かった。愚かな地球人へ無償の愛を注いでくれたウルトラマンを思いっきり応援出来たし、ラストもきちんと本家と同じく、寂しかったけど綺麗に締めてくれました。ゼットンに至っては本家以上の絶望感。おかげでゼットンという名前の由来を初めて自分なりに解釈出来ました。ゼットンって格闘してるイメージが無いんですよね。あのポーズのまま佇んでひたすら強い。このゼットンシステムは本家のハイパー化。最後の敵にふさわしい迫力です。  他の怪獣もカッコ良かったし、アクションもよく作られてたと思います。ザラブの伽藍堂造形は秀逸だと思います。  それとこれはかなり強調したい所なんですが…この映画は長澤まさみファンのためのイメージVとして見ても大変優れていると思います。セカチュー以来久々に長澤まさみファンになりました。女をこんなに綺麗に撮れるんだ凄いな庵野。自分でケツばちんばちんやるとか余所で見れない事をようやってくれるじゃありませんか。分かってますね。最後の出撃の時はチューくらいしろよ!って思いましたが、いやこっちはもうすっかり長澤まさみファンと化してるのでそれは無くて良かったです。空気読めてますね。   惜しむらくはメフィラスとのやりとりです。本家では傑作として名高いこのエピソード。メフィラス星人は純朴な子供の人類愛を唯一の判断材料として侵略を試みる訳ですが、これは怪獣というパワーファイター達との普段通りの戦いと違い、時には「地球人類より高度な知的生命体」の侵略も受けるという事、さらに彼らがどんな手段を用いるかという大変興味深く個性的な表現であり、且つウルトラマンという作品の品格をワンランク押し上げるのに十分な効果を発揮したと思われます。それがこの映画では何だか普通に大人同士の政治的な駆け引きに勝ちましたになっちゃった。うーんあまりスマートじゃない。ただの詐欺だ。映画を最後まで観ればこれも確かに納得で、人類は愚かな存在だから滅亡させられちゃうんだという客観的な説得力に繋がってしまうんですね。構成上そうなるのは仕方ないっちゃ仕方ないんですが、やはり本家メフィラスのやり方が渋くてカッコ良かっただけに、そこは残念でした。  それとやっぱりね、「シン」とついていてもウルトラマンとはノスタルジックな作品だと思うんですよ。本家ファンがいかに当時を懐かしんで楽しめるかはとても重要。フラッシュビームの音も聞けたし、あの戦闘BGMも新録で聴けたし、腕を突き出して向かってくる変身ポーズも見れた。出来れば飛び立つ時に「しぇあっ!」と言って欲しかったなぁ。   余談ですがスタッフロールで「モーションアクションアクター 古谷 敏 庵野 秀明」と2人の「ウルトラマン」が併記されててちょっと感慨深くてニヤリとしてしまいました。
にしきのさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-11-30 02:20:33)(良:4票)
13.《ネタバレ》 ★素直に面白かった。庵野さんがオタク全開で好き放題やってるな、という感じがそこかしこに伝わってきた。 ★シン・ゴジラみたいに社会性の強く出た作品ではもともとないので~製作者の意図はともかく、要するに子供たちをターゲットとしたヒーローものだし~それをできるだけ大人の鑑賞にも耐えるもの(子供だまし、ご都合主義でない)にするための演出には凝りまくってたと思います。 ★ウルトラマンが音速を突破する描写、スペシウム光線のプラズマ効果、ハイテンポなバトル、ゴジラほどではないが政治と軍事ネタ、自衛隊と禍特対の対応シーケンス、と思ったらザラブ星人やメフィラス星人と日本政府のハチャメチャにイージーなコミュニケーション等々、宇宙人や怪獣がホントにいたらどうなるかなということを、シリアス(リアル)とおふざけとを混ぜこぜにして描写している。 ★多分、㈱カラーの前身であるガイナックスの「トップをねらえ!」や「新世紀エヴァンゲリオン(初期の)」とかを楽しめる人ならこのウルトラマンも楽しめるんじゃないかと思う。 ★ドラマはイマイチですよね、確かに。ラストバトルも緊迫させるだけさせといて、人類の結束と叡智でラスボス倒すかと思いきや、結局ウルトラマンの「犠牲」に頼る解決。しかも息切れしてしまったかのように安っぽいCGオンリーのビジュアルになっちゃうし。 ★あとまあ巨大化ネタとか匂い嗅ぐネタとか(犬か(笑))とか物議を醸しそうなトコもあったし ★でもこういうオタクな作品がほんとに世に受け入れられる時代になったのなら、喜ばしいことです。エロでもグロでもおふざけでも下品でもなんでもいい。感動しなきゃ!とかテーマやメッセージがなきゃ!ポリコレが!とかジェンダーが!とかとにかく正しくて高尚なのが正義みたいなのうんざりで。久しぶりに万人に受けなくてもいいやみたいな映画が見れて満足です。 ★追:「そんなに地球人が好きになったのか」って単に命を懸けて地球を守ろうとした行為、でなく、その前に「地球を滅ぼそうとする上司に逆らって」ってのがあったんですね。ちょっと手塚治虫のW3を思い出した。追2:ラストのCG、安っぽいって言っちゃったけど、最近は「見えないはずのブラックホールの映像が~」とか科学情報は日進月歩な感じだし、門外漢にはわからんオタクな知見をやっぱり披露してくれた映像なんでしょうかね。誰か詳しい人教えて? 
wagasiさん [映画館(邦画)] 8点(2022-06-02 22:01:27)(良:1票)
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12.《ネタバレ》 本作を観たのは上映初日の夜だった。上映終了後は作品を十分に楽しめた気持ちこそあったものの、心震えるほどの昂揚はなく、どこか冷めた感覚も残った。  帰宅する道中から帰宅後しばらくの間、どのように本作を捉えればいいのかと考え、まずはこれまで庵野秀明監督がかかわった『シン~』シリーズと比較してみようと思った。その観点から把捉した本作は「『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のような感慨はなく、また、『シン・ゴジラ』のような社会性も感じられない作品」となった。  『シン・エヴァ』からは庵野監督が25年の歳月をかけて一つの作品を終了させた(終了させることができた)ことへの感慨とそこからの感動が僕の心を充たしてくれたし、作品のバックボーンから垣間見える監督の「旧劇場版」以後の人生観が作品に深味と説得力を与えていたと思う。 東日本大震災の原発事故によって人ごとでなくなった放射性物質の恐ろしさがアレゴリーとして込められた『シン・ゴジラ』からは、娯楽作品として楽しむだけにとどまらない、映画としての意義や存在感が強く感じられる。  ところが本作からは上記二作品のような、作品を貫く骨子のようなものが感じられず、作品へのキーワードがすぐに見つけられなかったのだった。  やがて日にちが経つと、ネット記事やツイッターにネタバレを含む文章が徐々にあがり始め、その中には強く実感できるものや本作の本質を鋭く突いたものも現れるようになった。そして上映開始日から二週間経つと、48時間限定ではあるものの公式HPが映画冒頭の1分17秒――本作の前史として『ウルトラQ』禍威獣を簡潔かつインパクトを持たせて登場させたパート――を公開するに至っている。これまではっきりと表せなかった自分自身の初見での印象や感想が、こういった情報によって変容してしまうことへの恐ろしさがついに閾値に達したのだった(たぶん今ではすでに若干の変容はあるだろう)。自分の中で一度本作を総括しておきたい気分が高まったのだった。  あれこれ考えた末に絞り出した、本作に対する僕のキーワードは、ちょっと変かもしれないが「リスペクトで作られたオマージュ」だ。言葉遊びっぽくなってしまっていることは承知しているが、本作にはこのような言い方が一番しっくりくると思っている(語呂は悪いけれど)。  このキーワードから賞翫した本作はほぼ完璧と言っていい。1966年の『ウルトラマン』(以下、『旧作』)の名シーンが現代の映像技術によって、時にスマートに洗練された状態で、時にさらなる迫力を持って、時には精緻に再現される。マニアにしか分からない細かいシーンもきちんと再現されている。ちなみに、僕が特に感心した再現シーンは、にせウルトラマンの頭部をチョップしたウルトラマンが、そのマスクが硬かったために思わず腕を振って痛みを紛らわそうとしたところだ。『旧作』において人が演じたことで起こったNGギリギリのシーンを、CGで作られた本作がわざわざ再現しているのだ。  舞台となっている現代の政治システムや社会情勢の下で出現する禍威獣や外星人によって生ずる災いやリスクの多くは、今の人類の力では到底解決できない。その事態を何とかしてくれるものの登場を望む気持ちが劇中においても、また鑑賞する我々観客の心にも極めて自然に醸成されていく。彼の登場シークエンスそのものは、物語面から見ればお約束に沿ってしまっているように思えるものの(それなりの立場にある主人公の神永がどうして自ら子供を助けに行ったのか、また、その後も勤務中に彼がいなくなることを禍特対のメンバーがなぜあまり気にしないのか、こういったお約束感こそが本作へのどこか冷めた感覚の大きな要素だとここまで書いてきてようやく気付いた)、そこに現れるべくして現れた彼はまさに救世主であり、どうにもならない災厄を人類の代理人として解決してくれるウルトラマンの必要性や本質、そして特性が見事に表現されていると思う。 さらに言えば、ガボラ、ザラブ、メフィラス、ゼットンと、物語が進むにつれて登場する禍威獣・外星人の脅威度はどんどん上がっていく。人類滅亡のリスクが増大していくために、劇中におけるウルトラマンの必要性もますます強くなるのだ。構成の妙だろう。  最後に印象に残る登場人物を少々挙げてみたい。メフィラスのふてぶてしさと頻出する台詞「私の好きな言葉です」「私の苦手な言葉です」(昔からシンプルなことわざを自作に好んで用いる庵野監督らしさが感じられる)。それから、ネットで否定的に語られることも少なくなかった、スタッフのフェティシズムが爆発した、タイトスカート姿で巨大化した浅見の姿や、神永が彼女の匂いを嗅ぐシーン。邪な心が刺激され、個人的にはとても好きだ。
はあさん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-29 13:37:14)(良:1票)
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11.《ネタバレ》 幼少の頃、ワクワクして憧れて観ていたウルトラマン。 正義の味方が怪獣を倒し地球を守る。 そこに理由なんてものは考えなかったなぁ。  今作は、ハリウッド的に例えるならウルトラマン・ビギニング。 子供から大人に、或いは視聴者から製作する側になった視点から、同様に育った世代に向けて、 そして、昔の作品にオマージュを込めて庵野さんが描きたかった物語を書いたように思えます。  机上の論理でデスク業務が中心となる流れは、現代の日本政治の揶揄でしょうか。 国益重視も大事ですが、抜本的な問題を見抜き解決の糸口を見つけなければ過去の過ちを繰り返すだけ、 今のウクライナ情勢とシンクロする部分もありますね。  今時の平成、令和ウルトラマンで育った世代にはこのウルトラマンがどう写ったのか興味深い点も ありますが、まぁ無粋な話は抜きに私は純粋に楽しめました。
シネマブルクさん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-22 20:30:14)(良:1票)
10.《ネタバレ》 序盤中盤素晴らしかった。残念だったのが最後のデカブツとのバトルだけ日曜朝のテレビクオリティに感じてがっかり。ただしそれ以外の部分では期待を超えていたし、唐突な終わり方にがっかりしたのもそれだけ楽しめた裏返しだと思う。そして数日経って未だにyoutubeで解説や感想動画を見漁っているあたり、7点(他人に薦められなくもない)という段階を超えているのは明らかですし、「率直に面白かったぁ・・」と感じたりもしたと思う
特別付録さん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-21 19:19:27)
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9.《ネタバレ》 正直、一般向けの「映画」として観るか、ファン向けの「ウルトラマン映画」として観るかで評価の分かれる作品だと思う。  マニアというほどではないが、かつては確かにウルトラマン好き少年だった自分としては、現代向け、大人向けにアップデート(アップグレード)されたウルトラマン映画として、”ほぼ”文句なしに楽しめた。 かつてのテレビ用特撮ドラマ感を残しつつ、映像的に洗練された怪獣バトル。シン・ゴジラにも通じるリアル指向のストーリー。 ことに、メフィラス星人を軸にして、個々の怪獣(禍威獣)や異星人(外星人)にまつわる事件を、外星人にとっての人類の”存在意義”と絡めて一本のストーリーラインにまとめあげた脚本には、「やっぱり庵野さんってすごいな」と唸ってしまった。 特に最後の敵ゼットンの扱い方に関しては、ある程度ウルトラマンに通じている観客は「そう来たか!」と意表をつかれた(し、それ以上の特撮マニアは苦笑しつつ膝を打った)事だろう。  ただ脚本に関しては、ファンならばなんとなく脳内で補完してしまうような、そしてあまりウルトラマンを知らない観客にしてみれば 理解できないまでも物足り無さを感じるんじゃないか、と思ってしまうような不備がちょくちょくある事も否めない。 (たとえばメフィラス星人との決着などは、ウルトラマンファンがその狡猾さと紳士的振る舞いが両立する行動を「メフィラスらしいなw」と思う一方で、あまりよく知らない観客は「え、ここまでやったのにそんなあっさり退散しちゃうの?」と戸惑うんじゃないだろうか)  そして映画として最も物足りなかったのは、やはりクライマックスである。 絶対敵わない相手に立ち向かうヒーロー、ヒロインとの涙の別れ、敗北からの一縷の希望、人間の叡智の結集、そして勝利。上がる要素てんこ盛りのはずである。  なのに、あがらない…!  上映時間の制約や物語の構造上、個々の人間ドラマの掘り下げが難しく登場人物に感情移入しづらい(特に主人公は半分人間じゃないし…)など、原因は色々あるだろうが、やはり個人的には「人類絶滅の危機!」という絶望感が決定的に足りなかったんじゃないか、という気がしてならない。 「もう絶対勝ち目はないから人々にはあえて知らせず、平和な日々の中で皆で死のう」という対応策はある意味”リアル”ではあるだろう。だがそのせいで、最高のクライマックスが、ウルトラマンとごく一部の狭い人たち(その姿さえ画面では描かれない!)による「人知れぬ闘い」になってしまった。 やはりウルトラマンが全人類の希望を背負って戦い、たとえ一度は敗れたとしてもその意志を継いだ者たちと共に再び立ち上がり、そして最後には勝利を収めて全人類に讃えられ報われる姿を見たかった、というのは僕の的外れな望みだろうか…  ただ、もちろんクライマックスはクライマックスとしてちゃんと機能していたし、幾分かの不満はあるものの、トータルすればこの作品にはそれをはるかに凌駕するワクワク感と興奮があった。 今はそれだけでいい。本当に時間が経つのを忘れて楽しんだ二時間だった。  ありがとう庵野さん、ありがとうすべてのスタッフ。  そして、そんなに人間が好きになってくれてありがとう、ウルトラマン!!
大鉄人28号さん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-19 16:57:31)(良:1票)
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8.《ネタバレ》 公開初日に鑑賞。 わたしは「帰ってきた」で小学生になった世代。でも駄菓子屋で初代とゼブンのブロマイドを買い、再放送をテレビにかじりついて(死語)見ていた子供。 庵野×樋口のドリームプロジェクト『シン・ウルトラマン』に関しては、ほぼ満点と評価します。 それはあくまで《テレビ番組としての初代ウルトラマン》を彼らなりの理想形として100%描いていると思うから。 不可思議なミステリーを追うチームがドラマを推進し、その先に怪獣が現れ、人の手に負えない状況を巨大な星人が格闘と光線技で始末する・・・そのシンプルな30分で見る者を満足させる。 SFミステリードラマと短い怪獣プロレスだけ。その黄金パターンのカタルシスを再現して積み重ねる113分。   リニューアルの要素は、ウルトラマン・怪獣・外星人の造形。オリジナルを尊重しつつ設定に準じた質感を与えた。 侵略テーマはセブン要素による補強。人類以外の原住地球人のことにも触れていた。 あまりに子供だましな設定は、ある程度是正して《オトナだまし》程度にアップデート。 とは言えテレビ準拠なので、ドラマ部分は深く掘り下げず、禍特対は狂言回しに徹した(設定されていても観客の想像に任せる)とこともウルトラマンのまま。2時間をワンテーマで描く『シン・ゴジラ』と同じフォーマットは使わなかった。出来たとしても、それでは原点回帰にならない。 『シン・ゴジラ』を基準に観てしまう人は、中途半端と感じるかも知れません。   それと長澤まさみのお尻パンパンは、和装の女性が気合を入れる仕草ですよね。 古いCMで、大原麗子がやってたと思います。あれをエロじゃない?と思うのはアンテナがエロに敏感過ぎる人じゃないかと。ただ、どアップで撮るより、引きの方が良いと思う。可愛く見せなきゃね。 風呂に入ってなくて臭い・・・の一連は、庵野さんがジブリの仕事で風呂にも入らず没頭して臭かったというエピソードの置き換え。庵野さんにしてみれば《仕事の出来る職人》の特徴。長澤演じる浅見をそういう生真面目なキャラとして表現しているのでしょう。 ハラスメントは許されませんが、何でもハラスメントだと安易に解釈して批判・封殺しようとする風潮に抵抗してるかも知れない。特撮芸術を衰退させかねない極端なホワイト化への異議申し立てかも。 ルーカスも禁欲的なジェダイが「人のあるべき道」とは、全然いってないですしねぇ。   『シン・ウルトラマン』に違うものを求めていた人、残念でしたね。 庵野、樋口コンビの特撮記憶細胞がベストだとして作ったこの作品。 私の特撮記憶細胞も両氏に酷似していたのでしょう、至福の113分を過ごさせて頂きました。
墨石亜乱さん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-15 01:57:25)(良:4票)(笑:1票)
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7.《ネタバレ》 公開初日に観賞。  【良かった所】 ・俳優の演技:私は平成以降ぐらいからの邦画の演出や演技が苦手で、恥ずかしくて(共感性羞恥ってやつ)劇場を出て行ってしまいたくなることがままあるのですが、シン・ゴジラにしろ、本作にしろ、そういうことが全然ありません(でもどちらかというとシン・ゴジラの方が気になるところは多かったかな)。長澤まさみさんは、例えば「コンフィデンスマンJP」なんて全然ダメなんですが、今回は凄く良かったですね。 ・オタクっぽいこだわり:私はウルトラセブンから本放送を観ている世代ですが、一番思い入れがあるのが「帰ってきたウルトラマン」で、初代ウルトラマンは再放送で何度も観ているにもかかわらず、それほどではありません。でも、「ああいうところからネタを持ってくるか!」という箇所がいくつもあり、そういうのって若い観客には全然響かないよなあと思いつつも嬉しくなってしまいました。  【悪かった所】 ・劇伴(BGM):過去のウルトラ作品から持ってきた曲以外は、エヴァで聴いたようなものばかりで、「またかよ・・・」と思ってしまいました。これは音楽担当の鷺巣詩郎氏の引き出しが少なすぎるのか、それとも庵野秀明氏や樋口監督の指示なのか? ・画面のチープさ:最後の闘いの後、ウルトラマンが別次元(?)へ飛ばされてしまうシーンはあまりのチープさにちょっと笑ってしまいました。過去のアニメ作でも、庵野さんは昔の特撮の雰囲気を再現しようとして、わざと表現をチープにしたらしいという話は聞いたことがあります。それが本当だったとしてもその狙いは観客に伝わっているとは言えず、「予算が無かったの?」とか「これがテクニックの限界?」としか思われないのではないでしょうか。本作の上映前に予告が流れた「シン・仮面ライダー」はまさに「チープさ全開」で作っているようで、物凄く不安です。 ・主題歌:この作品、どう見ても庵野さんや樋口さんと同世代の観客に向けて作ってるとしか思えないので、米津玄師の歌なんかよりも、それこそ「ウルトラマンの歌」を流すべきだったのでは、と思いました。シン・ゴジラのエンディングは感動で泣きたくなるような思いで最後まで見ていたのですが、本作では全然心が動きませんでした。  【その他】 ・ガボラの時に地上から現れたウルトラマンを浅見が見て「きれい・・・」とつぶやくシーン、長澤まさみの顔がなんか絵の具で塗りつぶしたようなのっぺりした質感だったんですが、何か意図的なものだったんだろうか?(他にも同様のシーンがあったと思います)  【さいごに】 ・私が観た回の観客は、いかにも「上映終了後に拍手をしそうな人たち」だったのですが、無かったですね。実は二度続けて観たのですが、やっぱりありませんでした。
ebcdic_asciiさん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-15 00:51:23)
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6.Z世代の新入社員に「ウルトラマン世代ですよね」と言われた。 悪気があってではなく、その時代からウルトラマンを知っている人と話したい特撮好きの若者のスキンシップのようだ。 「シン・ゴジラ」も観たし「シン・ウルトラマン」も観るかなぁ、、 と、ぼんやり思っていた私が公開2日目に劇場に行く理由になった。 来週あたりにZ世代は「どうでしたか?ウルトラマン世代にはハマったんじゃないんですか」と言ってきそうだからね。  しかし庵野監督が作るとフルCGも「特撮」という扱いになるのか、その辺りが「職人」と言われる所以なのかな。 「Z世代」と「ウルトラマン世代」に共通の話題を与えてくれたこの映画の価値は大きい。 でもね、「細部までオリジナルへのリスペクトとオマージュが、、」なんていう人は、「ウルトラマン世代」ではなく「特撮好き」だからね。  個人的には山本耕史(メフィラス)がとても良かった。
かのっささん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-14 23:56:35)(良:1票)
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5.《ネタバレ》  「きーたぞ、われらーの、ウルトラマーン」で育った世代としましては、まさに、我らのウルトラマンがいかにして我らのウルトラマンになったかをしっかり描いてくれた作品で、ますますウルトラマンを大好きになってしまいました。   とても良かったです。また観に行くかと思います。   ただ、倫理的にそれはいかがなものか的指摘がネット上でいろいろされてて、それは、まあ私もちょっとどうかと思わなくもなかったですが、人の愚かさを描く意味もあったかと思われてギリギリアウトな部分はいちおう避けてたかなというのと、TV版でなくて映画なので大人向けの異星人交流エンタメ的エロティシズムかなあ、と思う所もあり、私的には許容範囲だけどちょっとアウト気味か、ぐらいの感触でした。   倫理的にアウトについては、シンゴジラでも、徹夜で頑張るのを称揚する場面があって、今、教員や霞が関の就業状況で大問題になっている、ブラック企業的スタンスが私自身は非常に問題と思ってたのですが、結局アニメ/映画業界の人って、ちょっと世間のモラルから踏み外した感覚の人が割と良くいると想像されて(つい先日出た某監督のセクハラの問題もいまだ解決しておらず)、その辺の非人道的感覚が制御しきれず漏れ出てくる部分が毎作ちょっとずつあるかなあと。   シン・ゴジラ→ブラック企業体質  今回→セクハラの許容範囲  という感じに、相変わらず変わってねえなあ、という感想。   あと、ゼットンとの初戦が超すごくてゲラゲラ笑いながら観られたんですけど(いいぞ、もっとやれ!)、最終決戦のところが結局何がどうなったんかわかりづらくカタルシスも得難かったので(変身ポーズには超上がった!)、次回以降の視聴で確認してみたいところです。   パンフレット/設定資料もぜひ購入したいのですが、売り切れみたいな話もあって、どうなりますやら。   そんなところで。
simさん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-14 23:39:53)
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4.《ネタバレ》 昭和なウルトラファンからすると禍威獣のデザインや特性だけでなくオリジナルの劇伴音楽を沢山使用しているので違和感なく作品世界に入っていけた。 また、昭和な団地~居酒屋でのメフィラスとの会談が故実相寺監督テイスト演出だったり、ちょっとしたギャグやセブン最終話シーン、帰ってきたウルトラマン変身時の光とか細かいところに昭和なウルトラテイストがこれでもかという程埋め込まれていて郷愁を感じさせつつも、動画サイト削除等現代が舞台の映画として破綻なく構築されていたと思う。 そしてそういった表面的な部分だけではなく、幼少時の自分たちの心に残った異星人ヒーローと防衛チームとの絆や信頼、自己犠牲といった骨格がしっかりストーリーの中心におかれていて、オリジナル制作者たちの思い、文化としてのウルトラが立派に継承されているところには感銘を受けた。 長澤まさみも作品の世界観を損ねることなくこういう役を過不足なく演じ、魅力的でよかったと思う。
クリプトポネさん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-14 20:58:43)(良:2票)
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3.《ネタバレ》 週末レイトショー。 待望の「シン・ウルトラマン」、公開初日の鑑賞。 昨年の庵野秀明展で購入したTシャツで身を固め、いざ光の国へ。 庵野秀明さんがエヴァンゲリオンで何しようとそれは構わない、彼のモノだから。 でも、ウルトラマンはみんなのモノ。悪戯に余計な解釈や、難解なテーマ等を乗っけてきたら許すまじと、 期待と同時に覚悟を決めて挑んだ2時間… …流石に彼は見事な職人であったと。 オリジナルへのリスペクト、愛情。 冒頭のタイトルバックからしっかりと伝わってきた。 そして現実と空想の無理のない調和、これはシンゴジラで見せたテクニック。 もちろん、観客が期待しているレベルでエヴァテイストの禍威獣(怪獣)の造形とバトル演出は しっかりと盛り込んでいる。 確かにシンゴジラと比較すると、スケール感に乏しい部分は否めないが、 ゴジラは元々反核を訴えたシビアな社会派映画、 ウルトラマンは30分で、夢と希望とたまにシニカルなスパイスをお茶の間に届けてくれたTVドラマ。 このコンパクト感と詰め込み感すらも愛おしく思えてくる。 街が破壊され、泣き叫ぶ群衆の姿はこの映画には必要ない。 オヤジ達で溢れた夜の映画館からの帰り道は、妙に清々しい気持ちでありました。
こたさん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-14 08:43:32)(良:5票)
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2.《ネタバレ》 シン・ゴジラに続くシン・特撮シリーズ第2弾。初代ウルトラマンを現代的に解釈しアレンジした作品となっている。例えば、ウルトラマンの存在が各国の政治・軍事に与える影響を描いているのはTV版にはない視点だ。さらに、この映画では初代ウルトラマンに対するオマージュが随所で見られる。それを見つけるのも楽しい。初代ウルトラマンを見たことがなくても充分楽しめるが、時間に余裕があるなら初代ウルトラマンを全話見てからこの映画を見るとより楽しめることは間違いない。また、登場する怪獣や宇宙人もより現代的なデザインとなっている。特にウルトラマン含む宇宙人の体型はかなりほっそりしている。着ぐるみではなくなったためと思われるが、もしかすると成田亨氏の当時のデザインがそうだったのかもしれない。  私はシン・ゴジラには9点を付けたが本作は8点とした。それはシン・ゴジラを見たときに感じた、映像に対する衝撃をあまり感じなかったからだ。それは私がシン・ゴジラ(レベル)のVFXを見慣れたからだと思う。これは必ずしも悪い事ではなく、日本映画のVFXの質が向上・安定したという点で良いことなのではないだろうか。
MASSさん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-13 16:17:54)
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1.小学生時代にウルトラマンシリーズ全部見た世代です。 そんな訳で期待が大きい。  そんな私を大満足させるなんて! 樋口監督さすがですね。 過去の監督作品よりグレードアップ。  つかみ部分にはウルウルしました。 次から次から、怪獣ラッシュ。 ウルトラマンや壊される景色や投げられる怪獣。 こうこなくっちゃあ。  そして、西島さん山本さん長澤さん、そして斎藤さん。 演技に深みがあってグッときました。 過去の特撮ものより、説得力あるストーリーに感心。 脚本には期待していなかった分、とても得した感じです(笑  残念だったのは科特隊の服装と作戦室。 スーツじゃなくてユニフォームが良かった・・ スイッチがピカピカしたらもう1点献上したのに、と。  コアなファンは言いたい事多いのでしょうね(笑  ウルトラマンになじみない方でも、見やすいのでオススメです。
たんぽぽさん [映画館(邦画)] 8点(2022-05-13 15:07:41)(良:3票)
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【点数情報】

Review人数 95人
平均点数 6.29点
011.05%
100.00%
211.05%
344.21%
466.32%
51616.84%
62728.42%
71515.79%
81616.84%
955.26%
1044.21%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.77点 Review9人
2 ストーリー評価 7.06点 Review15人
3 鑑賞後の後味 6.73点 Review15人
4 音楽評価 7.84点 Review13人
5 感泣評価 6.08点 Review12人
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