1.《ネタバレ》 マンションの住人達が目撃していた怪しい行動の数々を、順に謎解きしながら回収していく下りはなかなか面白かった。
全ての謎解き終了と思わせたところから、先に複線張ってた『すべてうそ』でちゃぶ台返ししてからの、「連続殺人犯?じゃ、誰が浴室で・・・」で主人公が実は死亡していたというオチ(これはよくあるパターンだけど、差し込むタイミングというか流れが自然で抜群にうまい)で終了。と思いきや、再び複線使用した『さよなら』で、実は主人公だけが消えたことで『あの人が消えた』のタイトル回収はお見事。(小宮さん、丸子くんが205号室の地縛霊にならなくてよかったね)
確かに4人がテーブルを囲んでいるときに、カップが3つしかなくて、何で?急に来たからお茶だしてもらえなかったのか、と思っていたが、なるほどね、そういう事だったのね。
単純に面白かった、けど、後でよくよく考えると、つじつまが合わない。。。
血だらけの女性を住人が目撃した件は?
麻酔銃で眠ったとされる彼女を担いでいた男を住人が目撃した件は?
ベランダで血だらけでタバコを吸っていた隣人を住人が目撃した件は?
警察は連続殺人犯としてマークしていたというが、連続の意味での被害者は主人公であり二人目の被害者という事からいうと、警察がマークしていた段階での連続殺人犯とはどういう意味か?
これは小説を読んで、情報補完するしかないな。