13.《ネタバレ》 最初はスピルバーグらしい演出が多くにぎやかで活発な展開。が、主人公ピートが飛行機事故で死んでからは、まったく違う展開に。そこになんとオードリー・ヘップバーンが天使?役(役名はハップ!!)で登場にビックリ! 冒険活劇なイメージの映画が多いスピルバーグにはめずらしいしっとりとしたこの場面にオードリーを使うとは…すごいね。そしてジョン・グッドマン、ホリー・ハンター(超カワイイ)の素晴らしい名演技には泣ける。個人的に、ホリー・ハンター演じるドリンダの飛行機が川に落ち、飛行機が沈みもうだめかと思った時にピートが手を握り脱出するシーンに「ハッ」としてしまった。死んだものと生きているものの心がつながった瞬間、というんですかね。とても印象に残るいい場面でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-20 22:05:12) |
12.この映画に出てくるオードリー・ヘップバーンは、役名こそあれど、限り無く「本人役」に近いニュアンスでの登場(『ベルリン・天使の詩』でのピーター・フォークみたいな感じがする)。そしてまるで、「私はこんなオバチャンになっちゃったのよ」「いつまでもアイドルじゃないのよ」「みんな、もう私の事は忘れてもらっていいのよ」と言ってる気がする。だからと言って忘れられるものじゃないよね、とスピルバーグが言ってる気がする。本作の主人公ピートも、中盤で死んでしまい、やがては忘れられていく存在。ファンタジー映画らしく、幽霊として現実世界に何かと干渉しているようでいて、実際にはこれと言って何もしていない、ただの傍観者。別に傍観したくてしてる訳じゃないけど、傍観せざるを得ない、死者なのだから。一方の生き残った者たちは、彼らは彼らでピートのことをなかなか忘れられない。しかし生者が死者にいつまでも捉われている訳にもいかない。で、最後に死者と生者は一瞬、交錯し、永遠の別れを告げる。しかしその一瞬とは、永遠の一瞬でもある。これは、忘れられていく人々、であると同時に、決して忘れ去られることの無い人々、の物語。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-11-27 00:49:02) (良:3票) |
11.《ネタバレ》 アタシは泣いたわよー。 確かにベタっちゃベタなんだけど、序盤のピートとドリンダの関係がとっても自然で微笑ましかったもんで、のっけから完全に感情移入しまくりだったわ。 ちゃんとピートは「I LOVE YOU!」って言ったのにエンジン音でドリンダに聞こえないあたりでアタシはすでにウルウルだったけど、ピートの飛行機が爆発した後の管制塔の中で茫然自失のドリンダとか、アルがドリンダを強引に連れ戻すとことか、テッドとドリンダのダンスを見せつけられるピートとか、飛行機の中でのピートのお別れの言葉とか…アラ、結局ずっと泣いてたのね、アタシ。 あ、それから評判の悪い最後のドリンダの暴走についてだけど、アタシあの場面のドリンダはこれで死んでもいいくらいに思ってたんじゃないかって思うの。 「命を懸けてまで誇り高く山火事消火に当たってたピートと同じことを実際にやってみて彼を深く理解したい」+「テッドがピートの二の舞になるかもしれないくらいなら自分が」+「亡くなったピートを愛してたはずなのに他の男に惹かれてく自分が許せない」…いろんな感情がゴチャマゼになってわけがわからなくなってたのよ。 で、ようやくピートのお別れの言葉である意味ふっきれるっていうか。 それこそハップが言ってたとおり、ドリンダだけじゃなくピートもあれでようやく解放されるわけよね。 いやー、皺クチャになっても可憐なオードリーはもちろんだけど、リチャード・ドレイファスもホリー・ハンターもジョン・グッドマンも素晴らしかったわー。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-10-30 21:14:44) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 自分が死んだ後の世界見るのって結構悲しい事なんだろうな~。けどこの映画は好きです。ホリーハンターがあのドレスを着て一人でダンスした後にロウソクを消すシーンがちゃっかりキスシーンになってるとか、スピルバーグって以外にベタベタなロマンティストであることが発覚した。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-16 18:43:15) |
9.深夜放送で見ました。と言っても、前にも何度も借りたことがある作品なので、これで3回目。いや~やっぱ良い映画ですわ。9,10点付けようとは思わないにしても、かなり好きな映画です。リチャード・ドレイファス演じるピートのあの優しそうな表情がいいですね。ヘプバーンは今見ると本当に天使のように見えた・・・。ドリンダが新しい彼氏と仲良さげにしている所をピートが見て「ここから連れ出してくれ・・・」て言うシーンは切なかった。最近はやたら映画撮りまくりの印象があるスピルバーグですけど、またこういう感じの映画を撮ってほしいです。 |
《改行表示》8.《ネタバレ》 いい年したおじさんの純な恋愛を正面から讃美してみせた製作者のスタンスに感動。これこそが大人のラブロマンスです。主演3人はいずれもなかなかの好演ですが、特に、この種の「男勝りだけどよく見ると可愛い女性」を演じさせたら、ホリー・ハンターの右に出る人はいません。若い彼が引き寄せられるのもよく分かります。唯一の難点は、数回出てくる山中消火の場面が凝りすぎてて(特に音響)、本体のラブロマンスの部分を凌駕しかかっていること。この辺はスピルバーグの生真面目さが裏目に出たか。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-12 03:09:35) |
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7.「好き」という観点では、スピルバーグ作品中で一番好き。その静かな生死感が何とも心地よく、脳内の哲学的な部分までも癒してくれる感じ。そういう癒し系ムードにピッタリのリチャード・ドレイファス/ホリー・ハンターという絶妙コンビ。こんな臨死体験だったら、ぜひやってみたい(笑)。 【エスねこ】さん 8点(2004-03-08 01:06:35) |
6.誰にでも経験あるんじゃないでしょうか。「こんなことでは死んだおばあちゃんが悲しむ」と思ったり、意外な成功を、死んでしまった大切な人がもたらしてくれたように感じたりしたことが。そんなことがきっかけで、踏ん切りがついたり勇気づけられることってありますよね。だから私は共感できたな。ちょっとボーイッシュなホリー・ハンターがかわいかったし、ドレイファスの切ない演技も良かった。この作品を最後にヘップバーンが亡くなってしまったことも、何か運命的なものを感じるのですが。 【あや】さん 8点(2003-05-19 00:13:16) |
5.ゴーストと雰囲気は似ていますが ゴーストよりも少し大人っぽい雰囲気かな? 選曲も非常に良く映画ととてもマッチしているように思います。愛する人を残し 先に旅立ってしまった・・。彼女の新しい出会いを素直に喜べないが 結局 彼女を見守り 旅立つ。すごく切なかったです。かなり気に入っている映画で 数回見ました。 【ゆず】さん 8点(2003-05-05 02:18:02) |
4.大切な人を亡くした私としては、この映画はあまりに苦しかった。見た後に暫く「鬱」になりました。最後の飛行機の中でのセリフは、とてもとても悲しくてやさしい。 【たーしゃ】さん 8点(2003-03-29 13:48:56) |
【松やん】さん 8点(2001-11-11 22:46:12) |
2.スピルバーグの映画の中で2番目に好きな映画です。1番目は「ジョーズ」。後は「戦争物」除いてどうでもいいです。オールウェイズはいいですよ。スピルバーグが「映画」を作って楽しんでますね。カット割りもいいですね。男なら幽霊になってもネチネチ残した女に会おうとしないという潔さが好きです。でも、ヘップバーンはいらなかったんじゃぁ・・・ |
1.個人的には「ゴースト」よりこちらの方が好きです・・・が、オープニングの仲間たちとの馬鹿騒ぎだけ個人的にはだるかった想い出があります。 【イマジン】さん 8点(2001-02-08 19:49:33) |