60.《ネタバレ》 細かいことつつけば、アラのある映画ですが、「愛」ために短い生涯を選べる勇気に涙しました。人はどのくらい生きたかではなく、どう愛し、愛されたかで人生の価値が決まると思っています。そういう意味でこの映画(というか原作)は、純粋に感動できると思いました。批評家としての厳しいの意見も多いようですが、自分はそんなこと考えながら見る余裕はありませんでした。 竹内さんの透明感と雨の季節の似合うこと。彼女のことが少し好きになりました。 【くぼごん】さん 8点(2005-01-28 12:36:37) (良:9票) |
59.《ネタバレ》 人生で一番純粋な恋愛が出来る年齢、それはやっぱり中学時代や高校時代ですね。 私も純粋でした。色んな事に背伸びしてましたが、恋愛に関してはシャイで純粋でした。 あの頃の恋愛は、何も分かってないくせに、無条件に「こいつの為なら死んでもいい」と思えるくらいの純粋さがあります。 なので、やっぱり自分が死ぬと分かっていても、最愛の人との人生を選ぶのでしょう。 大人になって色んな汚い事を知りすぎるのは良くない事だと改めて思いました。 中学高校時代の青春を思い出す事ができたり、ゴーストだと思ったらタイムスリップだったという驚き、あらゆる角度からみてとても良かったです。 でもオレンジレンジは最悪でした。エンディングも松谷卓がやってほしかった。 【アキラ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-20 03:17:35) (良:2票) |
58.中村獅童。この人が大好きで大好きでしょうがなくて、劇場まで足を運びました。感動!感動!です。特に、ラスト近くで、「僕のせいでママは死んじゃったんでしょ?」という佑司君がつぶやくように語るこの言葉には、胸が締めつけられるような思いがし、涙を禁じえませんでした。悲劇の中に希望を描き出し、まさに心が洗われる、そんな感動作に仕上がっています。必見です。しかし、冷静になって考えてみれば、これは明らかに原作小説の力ということになりはしないでしょうか。本作に限らず、現在の純愛映画の流行は、原作小説の活気に引っ張られているような感があり、ゆえに、現在、話題を取っている純愛映画のほとんどが、原作重視の構えを崩せずにいるような気がします。「語り」が多い構成は、まさにその象徴で、これが演出家にとってもっとも無難な選択肢ということになるのでしょう。もちろん、原作の雰囲気を損なわないということも、これはなかなか容易なことではなく、本作においても、秋穂夫妻を演じた二人の抑制の利いたお芝居がなければ、原作の雰囲気がこれほどまでに継承されることはなかったと思います。原作が良ければ良いほど、原作に人気があればあるほど、映画でコケた時の派手さは目を覆わんばかりです。このリスクを考えれば、出来るだけ原作の雰囲気を損なわないという、小説主導型の無難な映画づくりからなかなか抜け出せないという状況はしばらく続きそうな予感です。ただ、そろそろ原作に映画作家独自の解釈を加えた「映画的」な作品を待望しても良い頃ではないかと思います。丹下左膳をコメディにして原作者の怒りをかったり、忠臣蔵を「女の物語」にするなどして、古典を冒涜したと言われた巨匠もいましたが、原作に解釈を加えて、独自の世界に観客を導くには、映画作家自体に固有の文体、作家性が必要になってきます。小説の魅力に頼り切りでは、結局のところ、この作家性の消滅に繋がりかねません。つまり、誰が撮っても同じという危惧を持たざるを得ないのです。これでは映画の娯楽性は保たれても、芸術性は消滅してしまいます。頑張れ、映画!小説に負けるな!。 【スロウボート】さん 8点(2004-11-21 20:29:35) (良:2票) |
57.(2005年、テレビ録画視聴時のレビュー) 竹内結子と中村獅童の「できちゃった婚」の報道があった後なので、ちょっとシラケ気味の気分で観始めたのですが、シラケ気分は早々にぶっ飛びました。 徹底的に静謐な世界が描かれていて、とても好ましい作品でした。 自分の実生活を省みても、なかなかこういう静謐で穏やかな夫婦関係というのはありえないだろうと正直思いますが、だからこそこういう夫婦関係に涙してしまうのかもしれませんね。 現実のこの二人(竹内結子&中村獅童)が「できちゃった婚」をしていることが象徴的と言っていいかもしれませんが、現実の男女関係と、この映画で描かれる男女関係は、完全に乖離しています。 まるで戦前の映画を観ているかのような錯覚すら覚える純愛映画であり、リアリズムとはかけ離れています。 しかし、そもそも「死んだ妻が生き返る」というファンタジー映画でもあるので、この二人の純愛ぶりもファンタジーとして、素直に受け入れられるのです。 だから、手を触れるだけでドキドキしてみたり照れ笑いをしてみたりという「ありえない夫婦関係」を、「美しく尊いもの」として観ていられました。 竹内結子も中村獅童も、少なくともこの作品中ではとても美しかったです。 終盤でファンタジーの種明かしがされるのですが、これもなかなか秀逸。ただしエンドロールでかかるオレンジレンジの曲はカンベンです。 せっかく形成された静謐な世界がぶち壊しです。 世界の中心とやらで何か妙なこと叫んだりするよりも、こういった静謐な純愛モノのほうが日本映画らしくていいのではないかと思います。 【りょうち】さん [地上波(邦画)] 8点(2021-02-02 01:18:36) (良:1票) |
56.《ネタバレ》 自分にとっては間違いなく思い出の作品の一つです。原作は読書という趣味を与えてくれました。初めて映画館で鑑賞した時はタイトルロゴが映し出されただけで、鳥肌が立ちました。それから月日が流れ再度の鑑賞です。やっぱり良いものは良いのですが、主演のお二人のプライベートが頭をよぎり、残念な気持ちになります。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-07-24 23:41:57) (良:1票) |
55.《ネタバレ》 以前に一度だけ見た時は、無理矢理泣かせよう!としている感じがしていたが、再び見ることにしたのは竹内結子の生前の輝いてる姿をもう一度見たくて見ることにしました。竹内結子演じる澪と少年祐司のやり取り、祐司が放つ台詞「ママは僕のせいで亡くなったの?」を聞くたびに切なくなって泣けてくる。この映画の少年祐司の様に実際の竹内結子の長男が思わなければ良いなと思えば思うほど、竹内結子の死という現実が重なって来て泣けて仕方ない。竹内結子の実の長男、そして2人目の子供にも強く生きて行って欲しい。そう思う。竹内結子の白、ひまわりの花の様な輝きは一生残り続ける筈です。それと見ていて中村獅童演じる巧の高校時代を演じている浅利陽介を見ていたら私が竹内結子という女優を初めて知った朝ドラあすかが見たくなってたまらない。最近の朝ドラきりやたらレンタルコーナーで見かけるけど、あすかもレンタル屋さんに並べてほしい。あすかでも白がよく似合っていた竹内結子、この映画でも白が本当によく似合ってました。竹内結子演じる澪に高校時代もどうせなら榎園実穂さんで見たかった。それだとまんまあすかだな!それよりあのエンディング曲は何なんだ?あのエンディング曲は最悪でした。映画自体は良い映画でした。竹内結子も最高でした。間違いなく竹内結子の代表作品でしょう! 訂正2020年10月9日 【青観】さん [インターネット(邦画)] 8点(2007-11-08 23:17:07) (良:1票) |
54.《ネタバレ》 うちは、なんかどっかで邦画が好かんってゆうのがあって、いつもイロメガネかけてみてしまうんやけど、これは良かったっっ。。やられた‥。しかも普通の話しにファンタジック的なものが入ってしまうと、ごっつ冷めてしまうんやケド、これもいけたっっ!なんで? 【小星】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-07-15 01:42:05) (良:1票) |
53.《ネタバレ》 僕が勝手に呼ぶところの「人が死ぬ邦画三部作」のうちセカチュー、黄泉がえりは無残にも僕の中の歴代ワースト映画にランクインしてしまったので、本作も所詮あの手の映画だろとなめていました。しかし!この映画は格が違った!!想像し得ぬ感動のラスト!見終わってからも十分くらい涙が止まりませんでした。寒いねといってポケットの中で手をつなぐシーン…女友達に一回でいいからやってくれ!と頼んだらドツかれました(笑)最後ゆうじと一緒に埋めたひまわりが満開になってるのもよかった。でもオレンジレンジが流れ出した瞬間、ビデオの停止ボタンを押したことをここで告白します(笑)満点といいたいけど、子供の演技が鼻についたのと主題歌が感動をぶち壊しにするので8点でフィニッシュです。 |
52.間違いなく、同じ年の大ヒット純愛映画より断然素晴らしい。 【アルテマ温泉】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-02 16:44:29) (良:1票) |
51.《ネタバレ》 泣けました。ってか最近涙もろくなったのかな、思い出しただけでまたウルウルしてきた。自分泣きすぎ。SFチックなヒネリやタネとかはあまり恋愛映画にはそぐわないと思うんですけど、それでも泣けましたね。控えめな音楽もよかったです。やっぱり人間、愛ですね。後、フォローするわけじゃないですけど、主題歌は、この映画にはそぐわないだけで、曲自体は悪い曲ではないと思います。DVD待ち。 【ishikawa】さん 8点(2005-01-15 13:39:47) (良:1票) |
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50.《ネタバレ》 良かったです。良かった。「セカチュ―より泣けるよ」という友人の言葉どおり、セカチュ―より泣いてしまいました。感動で涙ダラダラの中で迎えたエンドロール。オレンジレンジの歌詞にまた涙、と思いきや…澪が書いた絵本が出てきた―!!でも後ろの席に居た私は絵本の文字が全く見えず、急いで涙をふき、めがねを斜めにあてて目を思いきり細めて、文字を負いました…。でも殆ど読めず。途中で何度も前の席に移動しようか迷ったけど、結局そうもせず、、てんやわんやなエンドロールでした…色々な意味で思い出に残る映画です。 【kokayu】さん 8点(2005-01-05 22:13:17) (良:1票) |
49.《ネタバレ》 正直、恋愛プロセスが少し弱いかなって途中までは思ってた。てっきり巧側の視点だけで終わってしまうのかなって思ってた。しかし、最後に意表を突かれてしまった。澪側からの視点がちゃんと最後に用意をされていたなんて。そこでやっと辻褄が合って来たっていうのかな、満足感が得られましたよ。ちゃんと両想いだったのだって事を私らはギリギリとなって最後の最後で知らされて。※ところで、子供って、、案外、真っ青のレインコートってのもかわいいもんだね。今まで気付かなかったですよ。今までてっきり常識的には子供は黄色ってイメージしかなかったから・・ なんかさ、その辺どうでもいい事なんだろうけどもさ、なんかさ、その辺私は評価したくなったから・・、視覚的にも森の中で異様に映えてましたよね。あの青が。しかし、そもそもあの子自体がほんとにかわいらしかったし、良かったし。ひさびさ劇場公開に間に合ってよかったと思えましたよ。ここでの評価がすごく高かったから、ずっと気になっていたから、このままコレを見ずのままではずっとコレを引きずったまんまで気持ちの悪い年越し迎えてしまいそうだな・・ なんてちょっと思っていたから そんなだったから^^;。。 【3737】さん 8点(2004-12-31 00:35:20) (良:1票) |
48.《ネタバレ》 全体的にはよかったけど最後の真相解明のところでは、それまでのストーリーのつなぎ合わせ作業が頭の中で大変だった。この映画はこの真相解明部分が大きなポイントだから、脚本家及び監督は相当頭をひねったと思うけどもうちょいだったかな。それと、最後のエンディング曲が映画に合わないのではないか、エンディング曲とエンディングロールの演出は映画の完成度を上げるための重要なファクターであるだけにおしいな~と思われた。ただ映画の内容の良さが曲を後押しするため、結構いけるじゃんと思った人は多いと思うけど、もっといい曲だったら、さらに感動を誘う完成度の高い映画になったのではないか、途中流れる音楽がよかっただけに余計思われた。それにしても制作費はかなり安いと思われるが、原作、脚本、監督がよければ俳優も引き立つし、良い映画が出来る典型ですね。死より愛を選ぶ究極の愛に感動しました。「会いにゆきます」と「愛に生ききます」を掛け合わせてるのかとも思った。人間は、人を愛するために生まれてきたんだと感じさせられる映画ですね。 【 バース】さん 8点(2004-12-04 20:15:25) (良:1票) |
47.《ネタバレ》 ベストセラーの映画化という鬼門。ここでの高評価をいぶかしく思っていたモノです。観てみてなるほど。よかった時の大林宣彦チック。ワタシは、なによりも巧の高校時代を演じた浅利陽介が良かったと思っています。登場するたびに放つ、田舎くさくていたいけでひたむきな輝き(なんだそれ)に目を奪われました。大塚ちひろと一緒の、小さなケツ持ちがいるおかげで、主演の二人がこの映画は面白くなるという自信を持って役を演じている。鬼門をくぐり抜けたポイントだと思います。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-01-17 14:01:11) |
46.《ネタバレ》 まず竹内結子サンきれいですね~とてつもなくカワイイですね~~(イヤー中村獅童氏うらやましい!) 全体的なやわらかく優しい雰囲気はすごくいい 雨や土の質感 日本の原風景ともいえるものが美しく描かれてますね 現実には不可能なことを「かなえる」ことができる それが映画のチカラであり 人が人を想う気持ちを 最大級に表現出来ていたとおもいます まぁ最後ちと説明的で長いかなぁ とかラストの中村獅童歳とった感ないなぁ とか 若干気になったけど、まぁささいな事ですがね いやーしかし両想いとはうらやましい!!(そればっか、苦笑) 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-09-18 09:55:02) |
45.《ネタバレ》 全体的な雰囲気がいい!!タイムスリップというファンタジーも許せる。 【ドンマイ】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-05-11 00:50:50) |
44.《ネタバレ》 話はいい。主役の2人がよくない。 単なるラブストーリーかと思っていたので、タイムスリップSFものでちょっとびっくりした。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-03-07 08:39:25) |
43.《ネタバレ》 前半と後半の主役二人の一途な恋心に感動しました。2度見したい映画ですね。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-02-05 16:07:34) |
42.《ネタバレ》 良かった。凄く良かった。小説で読んだこの話は、児童文学の翻訳のような変な味わいに最後まで慣れることができなかったが、綺麗でやりきれない優しい話だった。 この映画を観たのはやはり最後の「マジか?マジですか?いま、マジですか?」っていうあの急展開が良くできていたため、それならばと読後すぐそうしたくなったから。小説で読む「いま、会いにゆきます」はゆったりと時が流れるが、映画ではどうなるのだろうか。凄く楽しみに感じた。 実際に観てみると、これが非常に泣ける。結末が分かってしまっていると、そのせいで中村獅童演じるたっくんが、余計泣ける。純朴な顔立ちと、その、らしい振る舞いがとにかく涙を誘う。映画自体の演出やカメラワークに大げさな実写的じゃない様に感じるような古くささが無いわけでもないが、それが余計にお涙ちょうだいに繋がったので、じゃまにならなくて良かった良かった。 映画にするための設定変更は、いろいろ上手くいっていた様に感じた。児童文学的な、静かな時間の中に埋没することを選んだキャラたちは、動的な表現の中にはやはり馴染まないのだろう。そこで日本映画的なキャラクターが替わりに登場するが、その個性を増やしたり大きくしなかったことで主人公たちの立ち位置がしっかりと描かれることになった。 とってつけたようでもあるが、ケーキ屋さんやお医者さんはそういうところで上手くいっていた。この二人に比べると、役割を大きくしようとしたり、事件の伏線にすらなりそうな同僚は異質で、少し世界観とはズレを生じてしまったように感じた。 画面の中で普通の女の人に見えるという、女優として極めて強力な武器を持つ竹内結子だが、中村獅童とのマッチングはただ事ではなかった。この手の話で二人そろうと画になるし、悲しい話で自然に泣ける。獅童の女癖の悪さが残念でならない。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-11-23 14:13:33) |
41.《ネタバレ》 タイムスリップものとは知りませんでした!ですから、最後に謎解きがあって伏線がびしびし決まるのはとても爽快でした。見事です。死んだ人が生き返ったら、もっと驚いて大騒ぎになるだろうとか、28歳と20歳とでは容貌がだいぶ違っているから不思議に思わないのか、とかいう無粋なつっこみはおいときましょう。巧は誠実で、かつ脳の病気のためあまり利口でないという設定が成功しています。ファンタジーにぴったしのキャラです。タイムスリップについて考察。澪は20歳のときに交通事故に会い、未来へタイムスリップします。そこは28歳で死亡して1年経った世界、仮想年齢29歳です。ショックで記憶を失いますが、巧の話で二人の恋愛を追体験してゆくことにより愛情が芽生えます。そこで自分の日記を発見しますが、そこには驚愕の事実が書かれていました。梅雨が去ったら元の世界に戻ることと、戻ってから死ぬまでの内容です。つまり元に戻った澪は自分の未来をすべて知っていることになります。しかしここで疑問が生じます。澪が「いま、会いにゆきます」と決意を日記に書いたのはタイムスリップした後です。その日記をタイムスリップした自分が読むのですから、少なくとも2度タイムスリップしなければならず、パラドックスですね。また肉体ごと未来へ飛んだのに、戻ったのは意識だけというご都合主義も。では何故タイムトリップしたのか?それは澪が巧を追いかけている途中の事故なので。愛のなせる業と解釈しましょう。このとき雨が降っていたのも雨の季節限定の再会と関係ありそうです。澪の初キスと初体験の相手は29歳の巧になりますが、もしこのとき妊娠していたらどうなったでしょう?できちゃった結婚の末、離婚、とはいきません。巧は何も知らないので、愛は得られなかったはずです。危ないところでしたね。気になったのは、巧が倒れたとき雨だったのに、その前の家に自転車で向かうシーンでは晴れていたこと。それと昼に行われた陸上の表彰式がなぜ夜なのかということ。あと委員長の権限で席を自由に決められましたか。高校生から死ぬまでの10年日記なのにたった一冊ですか。ともかく無駄の少ない、よく練られた脚本です。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-04-06 02:46:35) |