ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~

[ヴィヨンノツマオウトウトタンポポ]
Villon's Wife
2009年上映時間:114分
平均点:6.10 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-10-10)
ドラマラブストーリー小説の映画化
新規登録(2009-06-28)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2024-11-28)【イニシャルK】さん
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監督根岸吉太郎
演出飯島奈美(フードスタイリスト)
キャスト松たか子(女優)佐知
浅野忠信(男優)大谷
室井滋(女優)巳代
伊武雅刀(男優)吉蔵
広末涼子(女優)秋子
妻夫木聡(男優)岡田
堤真一(男優)
光石研(男優)
山本未來(女優)
鈴木卓爾(男優)
新井浩文(男優)
水上竜士(男優)
宇野祥平(男優)
眞島秀和(男優)
田村泰二郎(男優)
原作太宰治「ヴィヨンの妻」(新潮文庫刊)
脚本田中陽造
撮影柴主高秀
製作亀山千広
杉田成道
フジテレビ
プロデューサー石原隆〔製作〕(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
特撮IMAGICA(Visual Effects)
美術矢内京子
種田陽平(美術監督)
鈴村高正(装飾)
赤松陽構造(タイトルデザイン)
衣装黒澤和子(衣裳デザイン)
編集川島章正
録音柿澤潔
照明長田達也
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4.《ネタバレ》 妻夫木くん演ずる青年が中途半端に消えてしまってことが非情に残念。経済的余裕もあって将来だって安泰しているということならば、あっさり退散などせずに、もうちょっと頑張ってみてもよかったんじゃないかな  自分のために。愛のために。佐知を幸せにするために。
結果、佐知は大谷の元へと戻った。その後幸せを実感できる瞬間って訪れるのだろうか 期待できるのだろうか いやあ、できないだろう。大谷さんじゃ。
ちなみに、その大谷さんって浅野忠信でしたが、この役 浅野さんでなくてもよかったように感じる。なんか さま~ずの大竹でもよかったような気がする。(なんか勝手なイメージなんですが。) でも別におちゃらけて言っているわけではない。本気でそう思ったんですが。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-04-12 22:52:04)(良:1票)
3.《ネタバレ》 大谷の小説の一節に在るように、タンポポは“純情”の象徴。地を這い、風雨に耐え、一輪の花を咲かせる。それは健気に尽くすサチの姿に重なります。坊やにあげるように言われて貰った桜桃を、子供に遣らずに口にする父と母。桜桃は、“自分勝手”あるいは“欲望”といった意味合いでしょうか。大谷の生き様に似ている。タンポポと桜桃、純情と自分勝手、サチと大谷。両者は対照的です。でもこれらを区別する事に意味はありません。「健気な人だ」「あいつは身勝手だ」は、人の性質の一面を切り取ったに過ぎない。大谷ほど純情な男はいないし、弁護士に体を差し出したサチの行為は身勝手です。椿屋夫婦も、旋盤工の若者も、弁護士も、情婦も、みんなそう。純情で、そして身勝手者。それが人間の本質だと思う。だから、みんな苦しむのです。そんな中で際立つのは、やはりサチの存在感。痛々しくて観ていられないと思う反面、眼に焼き付けなければいけないとも思いました。その引力の源は彼女の覚悟。損得勘定は勿論、道徳さえも関係ない。其処に理屈はありません。その決意こそが愛だと思う。社会的背景を考慮すれば、当時の女性にはそういう生き方しか無かったとも言える。でもそれ以上に、自分は男女の性差を意識します。「私たちは、ただ、生きるしかないのよ」そうつぶやくサチ。最悪を受け入れる強さに、男は畏怖するのです。どう足掻いても男は女に勝てないことを知る。ラストはそっと手を握る男と女。番の桜桃のようでもあり、2人で一輪の花のようでもありました。松たか子は、彼女のキャリアの中では間違いなくベスト。浅野忠信がこんなに上手いとは思わなかった。脇を固める役者は芸達者揃いで文句なし。ただし、広末涼子だけは例外。演技力もさることながら、乳を見せなかったのが大問題です。サチと弁護士との情交を一切見せぬ演出を際立たせるためにも、大谷と彼女の濡れ場は艶かしい方がいい。必要な乳はケチったらダメ。広末よ乳を出しなさい。乳を出しなさい。大事な事だから2度言いました。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 8点(2010-02-24 18:25:21)(良:1票)
2.何が不満なの?
michellさん [地上波(邦画)] 8点(2013-01-26 01:21:58)
1.《ネタバレ》 〈原作未読〉夫婦の再生という風に自分は観ました。「存在の耐えられない軽さ」を思い出しました。自分に尽くす奥さんがいるから、外でも浮気をする浅野は、奥さんが飲み屋で働き人気者になり、自分は寝盗られるんじゃないか、と自分のコアである奥さんが心配でしょうがない。しかし奥さんの方はそんなことより、生活を守ろうと旦那のそんな心配に少しも気づかない。それが浅野には奥さんが腹に一物あるのでは、とうつる。広末との心中もそんな、みんなからもてる彼女のまぶしさに自分が醜く見えて、不安に思えて、行ったのだろうと思います。ラストの方で堤と松との間に何が起こったかははっきり示されませんが、松はそこで浅野の広末との心中に精算がついたものと思い、最後の「あなた!」につながるのだと思いました。太宰治の本は高校の頃、一冊読んだきりですが、こういう内容の小説なら読んでみようかな、なんて思いました。
トントさん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-25 11:57:25)
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 6.10点
000.00%
100.00%
200.00%
313.45%
4413.79%
5413.79%
6827.59%
7724.14%
8413.79%
913.45%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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