1.《ネタバレ》 いやー面白かった。と自分が言うとは、見始めた段階では夢にも思わなかったけど。
前半の、背中から触手を生やした女生徒がニコチャンマークみたいな先生と戦う場面。空を飛んでいるのやら、宙に吊るされているのやら、よくわからない空中戦が、CG一辺倒ではないダイナミックな戦いを演出します。
男子生徒同士の格闘シーンでは、これでもかと風が吹きまくり、これでもかと枯れ葉が舞って、よくわからんがこれもとにかくダイナミック。
一方で、ニコチャンマークのせんせーの指の、クネクネとした、しっとりとした動き。先生がまだニノだった頃、ガラス越しに桐谷美玲と触れ合う、光の手なんかもそうですが、うん、派手なシーンばかりがCGの見せ場じゃ、ないんですよね。
もちろん、派手なシーンもしっかりやってくれるのが、クライマックス。ここも、実写の派手な爆破シーンがあって、その上でCGモンスターの戦いへと突入する。あれやこれや伏線もここで回収されて、なかなかの盛り上がり。
ふざけた顔のせんせーが、一瞬、怒りの表情になるのは、お約束みたいなものかも知れませんが、ラストは再び、ふざけた顔とふざけた声の陰に感情を押し殺し、その分、周囲の感情を揺さぶって、感動を呼びます。