15.《ネタバレ》 何度も鑑賞してきましたが、相変わらず面白い映画です。 前半のウイルスが全世界に広がっていく光景はリアルかつパニック映画の王道ですね。 日米の豪華キャスト出演なので、当時の角川映画の最盛期のパワーを感じさせてくれます。 地震、自動報復システムなどの次から次への展開も強引ながらも興奮が持続します。 南極基地内でのひとつの社会の女性問題は考えさせられました。 「女性ひとり守れない社会なんてあっても意味が無い」という訴えはかなりグサッときました。 また、個人的にこの映画での名場面は、最後の方の古びた教会での死者との無言の会話のシーンです。 ここまで来るともう声も出ない、という感じがひしひしと伝わって来るいい場面でした。 今の世の中、こういう細菌テロなども絵空事では無いかもしれないと考えると、観終わったあと妙に怖い気分に なりました。 【金田一耕助】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-01-11 21:39:19) (良:1票) |
14.子どものころテレビ放映を見たときの印象が忘れられず30年ぶりに鑑賞。今観ると設定や映画のつくりに時代を感じるが、この映画最大にして唯一の希望を感じさせるシーンである、吉住がアメリカ大陸を縦断し生き残った人々と再会する場面は30年たっても感動は色あせていなかった。なんといっても本物の南極ロケは迫力十分で、最近のキムタクの主演ドラマ「南極大陸」に比べると雲泥の差である。小さいころ観た(歳がばれちゃうね)印象と変わらず同じ感動を味わえたことが嬉しかった。好み40/50、演出10/15、脚本12/15、演技7/10、技術9/10、合計78/100→8/10点 【chachabone】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-19 23:50:18) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 最近、草刈正雄さんをテレビで見かけました。ちょっと頼りない中年オジさんをコミカルに演じる役柄が定着してきたなと思いながら、そう言えば「復活の日」では二枚目スターとして一世を風靡したはず・・・と、当時つい観損なってしまった映画を鑑賞すべくDVDを借りてきました。 25億円という、当時としては破格の制作費に膨れ上がってしまったせいか、興行的には必ずしも成功とは言えなかったようですが、原作がしっかりしていると映画はこれほどにまで感動的になるものでしょうか。種の存続という究極の命題を前に、祖国や人種の違いを乗り越え、過去を克服していく人々の美しい姿が描かれています。生き抜くことの尊さを、今さらながら再認識させてくれます。 美しい映像とカメラワークを背景に、ジャニス・イアンの歌声が心に響きます。今やっと、What's the time, where's the place, why the line, where's the race... の意味がわかった気がします。 報復という行為の空しさを描いた点で、戦争のみならず、私たちの人生観にも影響を与えます。冷戦が終わっても相変わらず武力抗争や戦争が各地で続いている今、復讐に執念を燃やす人間の性は変えられないものなのでしょうか。 外人豪華キャストのおかげで、日本のSF映画にありがちな「バタ臭さ」が感じられず、CGだけに頼ったB級SF映画などを遥かに凌ぐ作品に仕上がっています。欧米人と東洋人の体格の差をまじまじと見せつける点も、国際的で実にリアル。185センチの草刈さんが、まるで子供のように見えますが、二人の間の人種差別が友情に変わり、やがて信頼へと発展していく部分も作品のテーマによくリンクしており、上手い手法だと思いました。 皆さん酷評が多いですが、根本的なテーマに真剣に向き合った点を評価し、少し甘めの8点。 【windance】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-15 03:31:04) (良:1票) |
12.黄昏の夕日をバックのホワイトハウス、死の最後の瞬間を迎えた合衆国大統領と咳をしまくりながらの上院議員のやりとりが本当に世界が終わる瞬間ってこんなかんじなのかな。。。とおもえるほどのやりきれなさがとても印象に残ってます。SARS騒動がリアルタイムで起こってる昨今洒落にならないリアルさがあちこちにちりばめられてるパニック系邦画でとりあえず最後まで破綻せず描ききってる数少ない良作とおもいます。一度は見ておいたほうがいいかも 【モー】さん 8点(2003-04-30 06:19:36) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 「カーター」 2013/01/03鑑賞 以前は、ヨシズミがワシントンから南米の果てまで 歩いていくあたりが好きだったのですが、 ヨシズミとカーターが雪原で殴り合うシーンもいいですね。 カーターは祖国が犯した罪を一人で背負うつもりだったのでしょう。 原作の小松左京さんの語り口が大好きで何度も読み返しています。 細かな部分の省略やBGMのチープさなどいろいろつっこみどころはあるでしょうが、 主題歌と配役のすばらしさでOKです。 【pige】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-01-12 21:57:34) |
10.当時の映画としては、頑張っていたと思います。 中性子爆弾が良くも悪くも、運命の中心なのですが、映画ではサラッと流すので 子供の頃見た時は理解してませんでした。 大人になって見返したり、原作読んだりしてやっと。 なかなか面白い。 主演の草刈氏が、日本人離れの背格好で、外人の中で遜色無くていい。 慎重が必要かどうかではなくて、見栄えの件ですが・・ なにしろオリビアハッセーとの共演もあるし。 日本沈没もリメイクされたし、こちらはどうでしょう? でも草刈正雄さんの役ができる人が居ないか・・ 【グルコサミンS】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2017-02-19 19:57:31) |
9.《ネタバレ》 構想5年、制作期間3年、制作費25億円の日本映画史上空前のスケールを持つ「復活の日」は、まさに制作者角川春樹氏の何よりも強い思い入れがあったればこそできあがったものだ。 当時の日本映画界は、ハリウッド映画に押され衰退の一途をたどっていたが、氏は何としてもハリウッド大作に拮抗する映画を作りたかったのだ。そこで白羽の矢が立ったのは、73年映画「日本沈没」で大収益をあげた小松左京氏、その「復活の日」である。 映画は伝染力の強いウイルスや細菌兵器、地球を破滅させてしまう核ミサイルの恐ろしさを、つぶさに私たちに見せつけている。人類は一度ならず二度も滅んだ・・・。 今や人類滅亡の危機を脱するには、南極大陸に急造された世界政府のように国家という壁を取り除いたものでなければならない。そうするためには・・・。 ジャニス・イアンの美しい歌声「You are Love」が心に響く・・・。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-25 19:03:52) |
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8.《ネタバレ》 邦画とは思えないスケール(でもどこかチープ)。 テンポ良く、人類あっという間にほとんど滅びたのにはビックリ。そこまでの流れは特に面白かった。後半は、映像がほとんど雪景色だから寂しい。 そして、ほぼ希望なしの絶望的すぎる展開が凄い。ウイルス怖い。 草刈正雄は美形すぎて、外タレかと思った。 賛否の分かれる大胆なラストも、嫌いになれない。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-06-07 11:32:49) |
7.小松左京原作の作品としては、「日本沈没」の次に好きな作品。SARSがあった後だったので、かなり怖かったし、ある意味明日にでも起きるんじゃないか、という現実感があって恐ろしい。この作品から爽快感というものを感じるのは難しいが、当時の角川映画の「大作」感を感じられて良い。最近の作品でも金をかけた大作はあるが、それとは違う雰囲気がこの作品には確かにある。そりゃぁまぁ、「監督 深作欣二」「撮影 木村大作」のビックネームを見せられたら、無理もない気がするが。ただ、あのラストだけはいただけない印象はある。もう少し「復活の日」というタイトルらしいラストを期待してたんだがなぁ。まぁ、安易に物語を閉めなかったところは、好感を持てると思う。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-05-22 22:11:50) |
6.スペクタクル映画の帝王=ジョージ・ケネディと、2時間ドラマの女王=丘みつ子の顔が1本の映画で両方拝めるという、奇跡のような映画。他のキャストも、ロバート・ヴォーン、ヘンリー・シルヴァなど、実にセコい、じゃなかった、ツボをついた顔ぶれ。それはさておき、人類の滅亡をテーマとした本作、ミイラ化した死体が点々とし、人類がいなくなった後も、何事もなかったかのように静かに佇む大地、その圧倒的な孤独感が胸を打ちます。病原体の蔓延により、世界各地がパニックになり、南極にいた人々が地球上に残される。映画冒頭のタイトルからもう哀し気で、まるでエンドタイトルを見ているような気分。日本の昭和基地にも「戦国自衛隊員」をはじめとした若干名がいたが(角川春樹もちゃっかり生き残ってるゾ)、しかし彼らには、故国で、世界で、何が起きているのか判らない。迫真の暴風の描写と相まって、絶望感が伝わります。一方日本ではパニックに見舞われる人々の姿。ココの描写が映画全体に対して半端で弱く、別にあってもなくても、という気はします(出番の多くない医師役に緒形拳を起用しているのは、少しでも印象を強めようという事なのかも知れないけど)が、多少ムダな描写でも個人的には歓迎(理由は後述)。しかし、生き残ったアキラちゃんが多岐川裕美に発見されるシーンはサスガに変ですね、アキラちゃんのウソ泣きぶり(えーんえーんママは?えーん)。そして何故か飛び乗るモーターボート、この映像にはつい、つげ義春『ねじ式』のラストを思い出してしまいます。さて、米政府の苦悩などを交えつつストーリーは進みますが(詳細略)、終盤で意外な展開、ここで女性達が南極を離れるために砕氷船に乗り込むシーンが実に印象的で、船に近付くボートからのカメラ視線が演出するゾクゾクする臨場感。さらにはラストでまたまた映画の様相は一変し、草刈正雄の世界秘境の旅へと。荒っぽい展開の映画だけど、これだけ様々なシーンを、曲がりなりにも必然性をもって詰め込んでくれると、お腹いっぱい、実に充実感があります。ボリュームに欠ける上述のパニック描写や、昭和基地隊員の存在が後半完全に無視されるなどのせいで、散漫な印象はありますが、逆にこれらの雑然とした感じの徹底ぶりがここではスケール感にまで昇華されており、見応えアリ。そしてラストの草刈正雄はホントにかっこいい。本気で憧れちゃう。 【鱗歌】さん 8点(2004-12-29 10:15:18) |
【PAD】さん 8点(2004-10-13 13:57:24) |
4.《ネタバレ》 冒頭の日本が絶滅しているシーンは当時、とても衝撃的でした。SARSの話を聞くと必ず思い出し、とても印象に残る作品です。 |
3. 少々荒っぽい演出も見られるが、南極ロケを敢行し、本物の潜水艦(旧式ディーゼル艦だけど)を氷山そびえる南極海に浮かべたのは快挙というほかない。気になったのは日本人俳優の演技が芝居がかってて萎えたこと。テーマソングも名曲だった。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2003-12-12 23:05:42) |
2.《ネタバレ》 忘れてたけど、当時の私の邦画No.1だったように思う。ウィルス、冷戦、核兵器、南極、、、私の知る邦画の中でいまだにスケールの大きさは1番。 事件発生から人類滅亡に向かうまでの過程や、残された南極の人々の無力感みたいなものもリアリティ十分だった。 所々記憶が怪しいけど、将来予想された大地震のせいで南極に向けて核ミサイルが発射されてしまうのを阻止するために廃墟と化したアメリカに行ったり、しかしぎりぎり間に合わずに(本当にぎりぎり(苦笑))大地震が発生しミサイルが発射されるシーンなども印象深いです。 こんな邦画が今後も現れてほしいという願いを込めてプラス1点=8点。 【じゃん++】さん 8点(2003-08-20 01:23:48) |
1.なかなか今観ると渋いです。良いです。スケールも大きいし、ストーリーは良いですね。気になったのは女性の扱いですね。リアル過ぎてついて行けません。 【イマジン】さん 8点(2003-08-05 12:41:45) |