116.演出力という点だけでみれば、「E.T」でも「シンドラーのリスト」でもなく、本作こそがスティーブン・スピルバーグの最高傑作だと思う。彼の持つあらゆる技術とセンスが惜しげも無く、且つサラリと使われてる。何気ない様に見えるシーンでも、役者とカメラの位置や動かし方から小物の配置に至るまで、もの凄く緻密に計算されてる(と同時に、もの凄く贅沢に作ってる様にも感じました)。とにかく全編、惚れ惚れとさせられました。こんなに映画らしい映画を観たのは本当に久しぶりです。また、もっと内容を重くも軽くも、そして時間的に長くも短くもできる題材だと思いましたが、ここしかないという絶妙の一点で仕上げてもいる。腐っても鯛、やっぱり御大スピルバーグは、紛れも無く世界最高の映画監督の一人でした、8点献上。 【sayzin】さん 8点(2003-10-25 15:42:29) (良:2票) |
115.《ネタバレ》 制服を使った詐欺と言うと我が国では結婚詐欺がポピュラーなんですけど、小切手偽造詐欺の手段だというところが変わっていて面白いですな。要は、主人公は他行の小切手を換金する手口なので銀行を信用させるためにパイロットに変装したわけです。でもその後医師や検事にも化けるのですが、化けると言っても医者のときは無免許とはいってもちゃんと病院に雇われているし、検事のときでは何と司法試験をパスしちゃってるんですから経験はなかったとしてもれっきとした本物で、偽造小切手を使うことに役だっているのかは疑問です。まあここはディカプリオのためのコスプレ・ムーヴィーだと割り切ってしまいましょう。 スピルバーグもそこら辺は良く判っておいでで、中盤以降はディカプリオvsトム・ハンクスの『トムとジェリー』みたいな追っかけっこのハラハラ感を強調しております。スピルバーグが好きな『父子の確執』と言うテーマも健在で、クリストファー・ウォーケンが上手くて切ない気持にさせてくれました。スピルバーグの映画では父親に比べて母親の存在感が希薄なことが多いのですが、珍しく本作では母親のキャラも立っています。仏女優ナタリー・バイをここに使うなんて、なかなかシャレたキャスティングだと思いますよ。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-07 00:32:46) (良:1票) |
114.ここにきてこういう作品をつくり上げるスピルバーグ監督の映画に対するチャレンジ精神に感服する。やはり彼は誰が何と言おうと現役映画監督の頂点に立つ人物だと思う。娯楽映画の真髄という感じだった。 【スマイル・ペコ】さん 8点(2003-05-26 02:45:11) (良:1票) |
113.久しぶりに単純に楽しめた作品だった。たまにはこういった娯楽作品を見ると心がスッキリしていいな。 【GoGo】さん 8点(2003-05-12 08:52:04) (良:1票) |
112.実話にしては、うまく映画化したなって感じ。 【ぴよぴよ。】さん 8点(2003-03-27 13:40:29) (良:1票) |
111.《ネタバレ》 デカプリオがまだぎりぎり15歳の少年役が出来た頃の作品。父親を尊敬し、その父親が愛した女すなわち自分の母親を愛した素直な少年が、犯罪者に変貌するわけなのだが、端正な顔立ちとスマートな振舞で悪事を繰り返す彼を、ワクワクしながら観てしまう。実話だから、ウソだろ!?マジか!!の連続で、特に飛行機のトイレから消えたのは、どこまでが実話かは分からないが、笑っちゃうくらい驚くのは必至。やはりスピルバーグは人間好きな温かい監督だ。これがたぶん人間なんて所詮動物だと思ってるようなヨルゴス・ランティモスとか(撮るわけないけど)だったら物凄く怪しげになるのだろうし、真面目で几帳面なスコセッシだったら鋭く美しいドキュメンタリーにもなりそうだ。その場合トムハンクス演じた捜査官がダニエルデイルイスやリーアムニーソンだったら尚更にシリアスものだ。 実話が元の悪質な詐欺事件を、このような清々しいほどのヒューマンコメディにしてしまうのは、スピルバーグの成せる技だろう。そして実在の詐欺師フランクアバグネイルjr.本人が、稀代のエンターテイナーであったことにもよるだろう。犯罪は許されないが、彼のキャラクターについてだけを言えば、憎めない犯罪者だ。その後自分の才能を生かし、刑期を終えるまでFBIに協力して職員として働く、というのがまた良い。救いがあるラストってのはやっぱりいい。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-10-26 11:16:19) |
110.《ネタバレ》 これ実話なんだ。 それを知らずに今まで観るのを何となく敬遠してきたんだけど、観たらやっぱり面白かった。 だってスピルバーグにトム・ハンクスだもんね。間違いないよ、そりゃ。 この度胸満点のいかさま詐欺師が十代とは、恐れ入り谷の鬼子母神ってつい言っちゃうよね。 パイロットの詐欺師っぷりは堂にいっていたが、やはり小児科医ってのはそりゃ無理があるよね。治療なんてそもそもできないし、早々に弁護士に変わったのは卓見。 相手役のエイミー・アダムスも初々しくてキュートで良かった。彼女には本気で惚れたのかな。 まあ実際は十代の子どもなんだから、あんなにストレートに迫られたら好きになってしまうだろうな。 そこそこの所で満足せず、とことん金と地位と名声を得ようとするところはやはり子供。やりたい放題やってりゃいつかは捕まるし、だいち既にFBIに目をつけられてるんだから大人しくしてりゃいいのに、やっぱり荒稼ぎ。人をだますことに関しては超一流みたいだけど、頃合いとか潮時の見極めができないのは詐欺師としては致命的な気がするが、そこが彼の魅力だったのかもしれない。捜査官のカールも、彼のそういう子供っぽいところが実は気に入っていたんじゃないかな。 ちょっと現実味に欠けてふわふわしてるシーンもあったけど、ずっと緊張感と驚きが続いて面白い映画だった。 若き日のエイミー・アダムスに加点。 |
109.ハラハラドキドキ楽しめた!とにかくすごい詐欺師だ。どこまでが実話なんだろうか。最後パイロットに扮してマイアミ空港から飛び立つシーンは痛快だった。彼を前にしたらFBIも顔負けだ。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-12-05 15:46:34) |
108.トムハンクス映画はどうも苦手ですがとても楽しく観れました。ディカプリオの演技、良かったです。お互い追うもの追われるものという関係ですが、そんな関係の中でもお互いがある種の強いつながりを感じさせる部分が良かったです。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-06-08 14:42:43) |
107.詐欺師は顔が良いパターン結構ありがち。男前だからって良い人とは限らない。 流石スピルバーグ御見それしました。オープニングから雰囲気で食いつかせられる。現実を元としているのも驚き。 ディカプリオの子供を残した演技や演出が何とも切ない。また父親からの遺伝的な部分もさらに切なくさせている。彼の子供の部分だけ可哀想な気持ちが残る。一方で、十代半ばまで母親の愛情を受けた彼が二十代になってもまだ親のことを強く思っていることに違和感も残る。 トムハンクスとの対比も面白い。どこまでも現実的な大人が彼の雰囲気に合っている。ディカプリオと良いコンビになって、結末は納得できる良いものでした。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-08-15 13:07:31) |
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106.《ネタバレ》 豪華なキャストの安定の演技で、安心して楽しめる娯楽作品でした。 ハッタリ小僧と愚直に追いかける男の奇妙な関係も、暑苦しくなく軽妙でした。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2017-06-25 04:19:10) |
105.《ネタバレ》 スマートで好きな映画。やってることはインターナショナルかつイリーガルだけど、一人の青年の成長を応援したくなる。FBIが出てくるが、内容がシリアスになりすぎず、次はどうなる?と追い続けたくなる展開。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 20:29:54) |
104.《ネタバレ》 ラストシーン、帰ってきたフランクに笑みが抑えられないカール。良いラストシーンです。この映画が評価されてるのはコレですよね。フランクとカール、この二人の存在。 タイトルとパッケージがつまらなそうで何となく避けていたけど面白かったです。あの手この手でカールから逃げていくフランクの様が面白い。犯罪映画ですが詐欺師の話なので血なまぐさくはなく若干コメディ要素もあってわりと誰でも楽しめると思います。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-27 06:23:51) |
103.《ネタバレ》 「タイトルで損をしている映画」として有名な作品なだけあって、見てみたら予想外に面白かった。家庭崩壊した家出少年が詐欺行為で金を稼ぎまくるものの、心の中はいつも本当にからっぽで、嘘に嘘を重ねて婚約まで漕ぎ着けたオヤジに、正体がバレたと思って全てを打ち明けてまで家庭を得ようとするシーンや、婚約者を信じて空港まで行くシーン、最後に自分の母親の元へ逃げるシーン、クリスマスのカールとのエピソードなど、家族の温かさを求める未成年の少年らしい心の内がよくとれた。ディカプリオがシークレットサービスを名乗ってカールを騙すシーンがお気に入り。 【Fukky】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-01-01 21:48:27) |
102.《ネタバレ》 よくある「ドタバタ追跡物」とか「どんでん返しヒッカケ物」だと思って観てはいけません。詐欺師が主人公の人間ドラマと言うべきでしょう。振り込め詐欺が横行している今になって観ると、現実の詐欺って、こんな様子なんだろうなあと思いました。作り話のような驚きの手口は出てこないけど、だまされるほうの微妙な心理を臨機応変にとらえるあたりが、リアル。司法試験をパスした手口(?)にちょっと拍手。ラスト近く、ハンクスが逃げようとするディカプリオに「もう君を追ってくる人間はいない(んだから帰って来い)」と声をかけるシーンにちょっと感動。 【かねたたき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-12 01:32:13) |
101.こんなことが本当にあったなんて!最後まで楽しめたよ。ディカプリオも良かった。 【ぺん】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-30 23:14:55) |
100.これはいい映画だよ~。実在の人物を元に作ったというのが最後に分かってグッと来た。 【にしきの】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-10-28 12:55:05) |
99.《ネタバレ》 Stylishな映画. ちょっと長いけど退屈しないで最後まで楽しめました. ちょっと切ないけれど最後はちょっとホッとさせてくれます. 素直に面白かったので8点. 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-01 22:29:13) |
98.《ネタバレ》 レオはいつも良い脚本に恵まれていて、失敗がないのです。ようは鬼ごっこですが、実にしつこく追いかけるトムハンクスが良い。ちょっぴり愛情あってクリスマスに…のあたりはかなり来ます。 【成田とうこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-21 06:03:50) |
【eureka】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-29 14:16:15) |