炎のランナーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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炎のランナー

[ホノオノランナー]
Chariots of Fire
1981年上映時間:123分
平均点:6.58 / 10(Review 101人) (点数分布表示)
公開開始日(1982-08-21)
ドラマスポーツもの実話もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-06-12)【TOSHI】さん
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監督ヒュー・ハドソン
キャストベン・クロス(男優)ハロルド・エイブラハムス
イアン・チャールソン(男優)エリック・リデル
イアン・ホルム(男優)サム・ムサビーニ
ジョン・ギールグッド(男優)トリニティ学寮長
リンゼイ・アンダーソン(男優)キーズ学寮長
ナイジェル・ダヴェンポート(男優)バーケンヘッド卿
アリス・クリーグ(女優)シビル・ゴードン
シェリル・キャンベル[女優1949年生](女優)ジェニー・リデル
デニス・クリストファー(男優)チャールズ・パドック
ブラッド・デイヴィス(男優)ジャクソン・ショルツ
パトリック・マギー(男優)カドガン卿
リチャード・グリフィス(男優)キーズ学寮のヘッドポーター
ナイジェル・ヘイヴァース(男優)アンドリュー・リンゼイ卿
マイケル・ロンズデール(男優)ガース・ジョーンズ
パトリック・ドイル〔音楽〕(男優)ジミー
ケネス・ブラナー(男優)ケンブリッジの生徒(ノンクレジット)
スティーヴン・フライ(男優)劇中劇「軍艦ピナフォア」の歌手(ノンクレジット)
野島昭生ハロルド・エイブラハムス(日本語吹き替え版【TBS】)
田中秀幸エリック・リデル(日本語吹き替え版【TBS】)
千葉耕市サム・ムサビーニ(日本語吹き替え版【TBS】)
塩沢兼人アンドリュー・リンゼイ卿(日本語吹き替え版【TBS】)
高島雅羅ジェニー・リデル(日本語吹き替え版【TBS】)
江原正士ヘンリー・スタラード(日本語吹き替え版【TBS】)
千田光男サンディ・マクグラス(日本語吹き替え版【TBS】)
鈴置洋孝皇太子(日本語吹き替え版【TBS】)
大宮悌二バーケンヘッド卿(日本語吹き替え版【TBS】)
上田敏也トリニティ学寮長(日本語吹き替え版【TBS】)
石井敏郎カドガン卿 / キーズ学寮長(日本語吹き替え版【TBS】)
稲葉実(日本語吹き替え版【TBS】)
菅原淳一(日本語吹き替え版【TBS】)
喜多川拓郎(日本語吹き替え版【TBS】)
津嘉山正種ハロルド・エイブラハムス(日本語吹き替え版【機内上映版】)
井上真樹夫エリック・リデル(日本語吹き替え版【機内上映版】)
宮内幸平サム・ムサビーニ(日本語吹き替え版【機内上映版】)
富山敬(日本語吹き替え版【機内上映版】)
古川登志夫(日本語吹き替え版【機内上映版】)
郷里大輔(日本語吹き替え版【機内上映版】)
若本規夫(日本語吹き替え版【機内上映版】)
渡部猛(日本語吹き替え版【機内上映版】)
玄田哲章(日本語吹き替え版【機内上映版】)
脚本コリン・ウェランド
音楽ヴァンゲリス
作曲ピョートル・チャイコフスキー“Pas de deux (No.14)”(ノンクレジット)
編曲ヴァンゲリス
撮影デヴィッド・ワトキン
製作デヴィッド・パットナム
製作総指揮ジェイク・エバーツ(ノンクレジット)
配給20世紀フォックス
衣装ミレーナ・カノネロ
編集テリー・ローリングス
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳額田やえ子(日本語吹き替え版【TBS】)
その他イアイン・スミス[製作](ロケーション・マネージャー)
あらすじ
【心に希望を、踵に翼を持った若者たち】(公開時のキャッチコピーより)1924年、パリオリンピック。陸上競技で【大英帝国イギリス】にメダルをもたらした二人の男、ケンブリッジ大学生、ハロルド・エイブラハムス(ベン・クロス)と、スコットランドの宣教師エリック・リデル(イアン・チャールスン)の、揺るがない信念と魂の軌跡を追った実話の映画化。主要キャストは殆ど無名であったが、1981年度アカデミー賞にて主要四部門を制覇。ヴァンゲリスの主題曲は一躍スタンダードナンバーに。1982年度キネマ旬報ベストテン第三位。
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20.子供の頃に走るのが好きだったので、題名も漫画っぽいしスポ根系の「かけっこの映画」だろうぐらいの軽い気持ちで、海外で話題になっている事も影響して劇場に見に行ったらチンプンカンプンで、それ以来自分の中では難解な映画としてずっと避け続けてきた本作。今思えば、おそらく人生で最も背伸びした出来事だったように思う。
で、38年ぶりに再見したわけだが、第一次大戦後のベルサイユ体制発足という微妙な時期における国家とスポーツ、民族と宗教といった複合的なテーマを重厚に描いた歴史観や教養が問われる作品で、子供に理解できるはずがないし大人になった今でも理解できるのかどうかも怪しい。そもそも、オリンピックは民族の祭典とか平和の祭典などと言われてきたが、国威発揚を目的とする極めて政治的なイベントである事には今も昔も変わりはない。違いと言えば、商業主義的になった事と、スポーツなんてのは上流社会のやるものだったのが身分制が解体して平民でもレジャーとしてやるようになった事だろう。
また、国家と宗教(神)の問題もどちらが上下かというのは答えのない問題であり、我が国ではこの時期から一体化が強くなっていった事は周知の通りである。国家と民族の問題もある意味「単一民族」とされてきた我が国ではあまり問題にはならなかったが、昨今では名前にカタカナがあったり肌の色が違う有名選手が活躍し、時には差別や偏見も入り混じながら話題になるような時代にようやくなった所でもある。
作品としては実話がベースなのでやや淡白に話が展開していく所はあるものの、欧州の没落と新興国アメリカの台頭という雰囲気も感じられる中、青年たちの苦悩に想いをよせつつ、近代以降これまで歩んできた上記のような様々な問題を考えながら見ると、頭がパンクしそうなぐらい盛り沢山である事がわかる。
我が国は戦争でオリンピックを返上し、東西冷戦でボイコット(この時期に公開されたのも話題になった要因の1つだったのかもしれない)した国でもある。そして感染病で延期されたこのタイミングで再度鑑賞できたのも何かの縁かなと思ったり、38年の時を経て、この程度には作品が理解できるようになった自分の成長も感じる事ができる作品でもある。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-08-14 21:05:45)
19.《ネタバレ》 この映画は音楽が素晴らしい。そして、スローモーションの撮影。ランナーの気持ち、感動、素晴らしい映画。
にけさん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-28 21:46:03)
18.《ネタバレ》 はっきり言って日本人向きではないでしょう。スポーツものとはいえ、「根性」の要素は薄く、もちろん練習の場面はありますが、あくまで一部でしかありません。肝心なのは、なぜ走るのか。ハロルドにとっては、ユダヤ人である自分をイギリス人として認めさせるためのもの。彼を取り巻くアイテムに、きわめてイギリス的なケンブリッジ大学やサヴォイ・オペラが配されているところがうまい。一方のエリックは、信仰表明として走る。あくまで神のために走るから、安息日には走れないというのがいいです。世俗の名誉を越えた大きなもののために走っているわけで、このあたりが現代日本人にはピンとこないところでしょうか。
オリンピック終了後の、2人の違いが本作のポイントでしょう。ハロルドの方にあまりたいしたものが残らなかったというのは、やはりキリスト教思想が根幹にあるヨーロッパの価値観が原因でしょうか。イギリスにおける異邦人の扱われ方、アマチュアリズムなど、いろいろと考察できそうです。とはいえ、私にとってはイギリス的な風景・雰囲気・音楽が堪能できただけでも嬉しい作です。
(レビュー400本目・ブルーレイ初鑑賞)
アングロファイルさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-02-05 19:35:41)(良:1票)
17.《ネタバレ》 美しい映像と神懸った音楽のマッチング  信念・友情を描いた本作は、英国の気高い精神に溢れた素晴らしい作品   確かに宗教観や人種観は我々日本人にはちょっと縁遠いとは思いますね  でも明確な信念を持って生きていけるということは素晴らしいことで、ちょっとうらやましい  ただ進行的な方向性が二人の生き方に振ったためチョット薄味な印象は否めないかなぁ  肝心なオリンピック決勝戦もかなりあっさり(笑) まぁハリウッド系盛り上げ演出過多映画(苦笑)の観すぎで たぶん(きっと)勝手にそんな展開を望んでるだけかも  でもこういうスポーツものって大好き! なんか知らんけどウルウルしちゃうんだよなぁ   ということでチト甘めな点数でゴザイマス
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-10 10:17:52)(良:1票)
16.《ネタバレ》 高貴な映画。光線が美しい。それも室内や曇天など翳りを含む光が絶品(海辺だけじゃなく、妹に決意を述べるとこも)。これだけでも参ってしまうのに、さらに時代色が濃厚。ほんのワンカットのために車用意したり、衣装も大変だったんだろうな。そして選手たちの走り。最後の100mなんか、スタートしたらすぐスローモーションになるんじゃないか、と思ってたらそのままのスピードで走ってきた。走ることの神々しさが、小手先でなく出た。とにかくまったく自分のために走った二人の物語ってのがすがすがしい。学校の名誉や国の名誉をコケにするからと言って別にイキがってるわけじゃなくて、自分の信念を守っているだけなの、またそこがスポーツマンシップであるところが皮肉。彼らもクヨクヨ悩みはするけど、信念そのものに対する疑いは生まれてこない。こういう信念の人間は本当は苦手なんだけど(歴史を見ればそういう人が危険な場合のほうが多かった)、すがすがしく好感が持ててしまったのも事実。リデルのほうは中国で死んだっていうのは、日本兵にやられたってことなんだろうか、遠くの美しい物語が急にナマナマしく感じられた。ラストで冒頭部分が繰り返されるんだけど、曇天のなか過去の亡霊たちがニコニコと笑いながら走り来たり走り去っていく感じで、味わいもひとしお。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2012-06-20 09:43:28)(良:1票)
15.《ネタバレ》 オープニング曲を聴いてから「ああこの曲か!」って感じで観てましたけど全体としてはあんまりストーリーに抑揚が無くコーチと一緒にトレーニングするところは「ロッキー3」のロッキーとアポロばりの”厳しさ”を期待してたんですけど意外とそうでもありませんでした。ではこの作品の何が良かったところかはエーブラハムズの「好きだから走る」という単純だけど奥の深い答えにあります。やっぱちょこっとでも走ることに情熱をかけたことあるならなんか観てて気持ちがいいです。走って走って栄光を掴み取る。単純だけど格好良いよ。
tetsu78さん 8点(2005-02-06 01:28:41)
14.宗教とか差別とか馴染み深くないと考える方もおられるかもしれないけど、それはあくまでシチュエーションであって「信念を貫く」って事の難しさと大切さは万国共通だと思う。そう言った意味でこの映画はとってもキリっとした良い映画だ。思想の部分から離れてもスポーツの持つ緊張感やカタルシスも良く表現されていて飽きさせない。英国上流階級の鼻持ちならない美しさも十分堪能できるし、言うこと無いッス。「人間なんて・・」と落ち込んだ時に見ると元気でるかも。
黒猫クロマティさん 8点(2004-04-12 15:18:20)(良:1票)
13.地味だけどいい映画です。あの頃、出演者の顔が皆同じに見えて苦労しました(笑)。モスクワ五輪ボイコット後の作品なので少し複雑な心境で観てたのを憶えてます。ヴァンゲリスのサントラは最高。今でも走ってる時に頭の中であの名曲がなってる(ちなみに戦ってる時は「ワルキューレの騎行」がなって...)
nizamさん 8点(2004-04-12 12:35:49)
12.《ネタバレ》 イギリスらしいと言えばイギリスらしい映画。単なるスポーツものでなく、かといって選手の成功物語でもない。実在の人物だったことも、重みを与えているのか、映画全体のトーンはカラッとしたものでもなく、丁度オープニングの海岸線を走る、あのシーンのような空気が終始漂っています。この映画をみて、宗教そのものが素晴らしいのではなくて、信仰する人そのものが素晴らしいんだなあ、と感じた記憶があります。神のために走る若者。片や人種や差別の壁を取り払うために走る若者。スローで魅せるオリンピックのシーンは綺麗です。躍動感あふれる上に、絵画のような「美」を魅せます。アカデミー作品賞を取った映画ですが、全体の印象は地味です。でも、気高い映画です。バンゲリスの曲を聴くと、背筋がしゃんとなります。
映画小僧さん 8点(2004-03-03 16:49:32)
11.《ネタバレ》 印象として淡々とした作りで、主人公級の人が3人もいる割にはよくまとめていると思います。「明日がなくとも構わない、俺たちには今日がある」の台詞がたまりません。映像もとても丁寧に撮られていて、庭で練習するシーンでのグラスの姿が今でも思い出せます。
ゆありさん 8点(2003-07-15 23:44:40)
10.映像といい音楽といい、こんなに美しいスポーツ映画は初めて。
やな太郎さん 8点(2003-06-12 18:40:22)
9.映像がすごく綺麗です。中学生のとき映画館で見たので20年以上前になるのですが、はっきりと覚えています。印象的なシーンも数々あります。内容は濃いのですが、映像と音楽だけでも十分楽しめるのではないでしょうか?
R&Aさん 8点(2003-05-29 18:48:26)
8.良い映画でした!「炎のランナー」という題名で、ものすごいスポ根ドラマのようなイメージがあってずっと敬遠してたんですが、もっと早く観てればよかったですね~。確かに地味な映画でしたけど、じんわりとした心地よい感動が残ります。あの素晴らしい音楽がそれをさらに高めてますよね。「走っているときに、神の喜びを感じる」(だったかな?祝福?だったか)もうなんというか、彼にとっての走るということの素晴らしさや、そのことの神への信仰が、私にとっての感動でした。実話と言うのがまた。素敵な笑顔の人でしたね。おかげで、もう一人のほうの主人公の印象が弱くなってしまって・・・。ごめんなさい;
アルパチ夫さん 8点(2003-05-27 20:25:16)
7.当時のブリティッシュファッションがすごくオシャレ!地味なキャストで丹念に作り上げられた隠れた名作。エイズで早逝したイアン・チャールソンの笑顔が忘れられない。
mimiさん 8点(2003-04-06 00:38:21)
6.スポーツ物永遠の名作。そしてヴァンゲリスの音楽は言うまでもなく映画史に残る名楽。オープニングとエンディングで浜辺を走るシーン、その時の空が青空ではなく曇り空というのは、いかにも英国映画といった感じで印象深い。
クロマスさん 8点(2003-03-17 02:31:44)
5.地道な努力と男たちの苦悩が出てますね~、一度しか見たことないけど結構良かったのではないでしょうか
たつろうさん 8点(2001-07-31 12:26:12)
4.ヴァンゲリス・パパサナシューの音楽はいいね。オープニングとラストが同じシーンてのも何故か感動を呼ぶね。
すめさん 8点(2001-05-15 00:26:03)
3.作品は嫌いな方では無い。最低3回は見た!しかしあれだけ引っ張っといて、2人の主人公が対決しないとはどう言うことか?神に逆らえないと言う。立派な青年だ!しかし映画なんだぞ!当時、地味な作品ながらオスカーを獲得したことで話題になった。しかしそんなことでも無ければ、この映画が話題にされるほどの作品なのかな?とにかく音楽は良い。それに免じて・・・
イマジンさん 8点(2001-02-13 12:18:15)
2.ロッキーの陸上版かと思って見たら、違った。一人の男の話じゃなく、それぞれ陸上に賭ける男達の話だった。なかでも音楽が良かった。
T・Yさん 8点(2000-12-23 22:13:06)
1.私はこの作品結構好きです。地味なテーマであるにもかかわらず良くしあがっていると思いますよ。
ストラトマーさん 8点(2000-08-23 16:42:33)
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【点数情報】

Review人数 101人
平均点数 6.58点
021.98%
110.99%
221.98%
321.98%
498.91%
51312.87%
62019.80%
71211.88%
82019.80%
91110.89%
1098.91%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review3人
2 ストーリー評価 6.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review6人
4 音楽評価 8.77点 Review9人
5 感泣評価 6.33点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

1981年 54回
作品賞 受賞 
助演男優賞イアン・ホルム候補(ノミネート) 
監督賞ヒュー・ハドソン候補(ノミネート) 
脚本賞コリン・ウェランド受賞 
作曲賞(ドラマ)ヴァンゲリス受賞 
衣装デザイン賞ミレーナ・カノネロ受賞 
編集賞テリー・ローリングス候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1981年 39回
外国語映画賞 受賞(外国映画賞として)

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