25.《ネタバレ》 ただの宇宙人映画としてみたら駄作ですが、この映画はその枠ではありませんでした。 良いことも悪いことも、偶然や運命を感じたことがある人は少なからずいるでしょう。 その出来事に、人知を超えた意味があるのか、それとも、ただの事実なのか。 悲しみの中にこそ、サインがあると信じたい。きっと僕の悲しみにもサインがあって、今を生きているのだろうと。 【こっちゃん】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-01-21 12:33:44) |
24.一見「宇宙人による侵略」というSF物の体裁を取りながら、その実、「神は実在するのか」という哲学的な問いを喚起する野心作。間抜けな伏線を強引にクライマックスへと結びつける手腕はいろいろな意味で観るものを圧倒する。 【野良猫】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-09-07 22:55:06) |
23.《ネタバレ》 宇宙人の造形はあえてプアな物に変更されているそう。それとメルギブソンが神父役、というあたりものすごく記号的。単純な信仰論ではなく、メルギブソンの様な極端なクリスチャンが巻き込まれたら、というだけで人それぞれの予兆という物が数限りなくある、それをただ信じるか自分自身で理解するかというところか。神父にメルギブソンを使うあたり意味深。 キリスト教のモチーフは映像的な装飾としてとらえた方がおもしろい。隠喩の様に画面に映し出されるキーワード的な部分はそれほど意味を受け取らずに流し見しておいたんですが、その方が面白いかもしれない。変に意味を深読みするよりは、主題の方におもしろみを求めた方が集中できると思う。国産アニメのように一意で連結する謎解きを期待しているとたぶん楽しめない。 そういう意味で、映像的なわざとらしさがなぜかかわいらしく、そのあたりもねらいだろうがしゃれの通じない人には全く通じないようだ。シャマラン初期のどんでん返しやトリックというものよりも、常人の日常に何かが浸食してきてしまったときの反応を俯瞰するという味が強いので、そういうものを見たいときでないとおそらくつまらない。 シャマラン作品が好きならかなり楽しめるが、嫌いな人には訳が分からん。恐らくそんなところだろう。監督や俳優陣への予備知識や、過去の関連作品や社会性等、要求する予備知識が多すぎて一本の映画としては不完全だとしてもそのテーマとラストにひどく感動してしまった。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-29 22:29:25) |
22.やられた! もう感動で涙が止まらねえ…! 何年かぶりに書き込みに来ちゃいましたよ! 全体を通して流れる、リヤカーで戦車を引っ張るようなアンバランス感と、その出来すぎなまでの完全解決。まるで他人事のような醒めたカメラワークの産むギャグが、ラストでロジカルな美と融合する事で、陰画のように巨大な存在を浮かび上がらせる。映画全体をバランスするためには、その(画面には決して登場しない)存在を最初から仮定しておかなければならなかったのだ。 神話からメルヘンを通って教養小説に至る物語技法の原動力に、直接触れてエネルギーを取り出したような感じ。この絶妙なバランス感覚は天才的で眩しい。 ホントなら10点でもいい感じなんだけど…でもまあ結局、日本人にはほぼ他人事なんよねえ。なんかモーツアルトの音楽を聞く時のもどかしさに近いかもです。 ●2012/3/10 追記: 良票来たのでついでに。『アンブレイカブル』では街の色使いの変化が主人公世界の変化に呼応していた。本作では、主人公が物語の手綱を握っている時(つまり大半の時間)で、カメラは固定になっている。そして家族と心が通じて「家族の物語」となる時だけカメラが動く、という隠れルールがある。 これ、主人公の心理をカメラで表現しているとも言えるんだけど、言葉通りの「神の視点」を表現できてると思うんですよね。クライマックスが来て、観客が「自分は今まで神の目線で一人の男を見つめていたんだ」と気付く瞬間、それまでの様々な不幸や、怪異や、ギャグが吹っ飛んでいく。自分はこの物語を超えていたんだ、超上から目線で見ていたんだと理解する。そうすると、人間ってモノの小ささが見えてきて、同時に人への慈しみが湧いてきます。 キリスト教的な意味での「神」の気持ちになれる稀有な映画だと思うんですよね。 【エスねこ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2012-03-10 13:59:18) (良:2票) |
21.《ネタバレ》 息子も娘も可愛いし(特に宇宙戦争(2005)と比べるとな…!)、キャラに好感が持てるのは高評価。でもなんで途中からあんなにグラハムはキレてたの?? 宇宙人がガンガン襲ってくるメインのシーンがはしょられてて残念ですが(私は宇宙人が姿を見せたのは嬉しかったほうです)、面白かったです。 【えむぁっ。】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2010-04-05 11:23:00) |
20.ハラハラドキドキしました。やっぱりスティーブン・キングはすごい! 話がリアル過ぎてゾクゾクしましたが、ラストは読めたかな……? 【南の二等星】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-08-30 01:16:53) |
19.《ネタバレ》 シャマランは何したっていいんだよシャマラーーーーーーーーーーーーーン!!! 【マミゴスチン】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-15 08:50:31) |
18.いやぁ~、、面白かった。安っぽい宇宙人ものとちがってチラリなところが大人な感じ。くらーい感じのおじさん兄弟、とくに弟がいい味出てました。久々にテレビ放送の映画に釘付けでした。、、、とはいえなんでみなさんの評価がこれほど低いの?? ザ・ビーチ同様、、僕のおもしろいという感覚は一般とちがうのかな、。 【レンジ】さん [地上波(吹替)] 8点(2006-08-19 23:02:54) |
17.《ネタバレ》 今回は地球にやってきた宇宙人を擁護したいと思います。この映画は宇宙人よりも人間の滑稽さに重点を置いた作品です。 宇宙人はマヌケだったと見るよりは、想定外の地球の汚さに呆れて帰っていたのですね。そして宇宙人が、しょぼいのもわざとです。 ハリウッド映画のすごいエイリアンばかり見すぎている私たち人間の感覚が狂っているのです。 だいいち、私たちは宇宙人を一度も見た事がないのに、なぜこの映画の宇宙人をみて、しょぼくてリアリティに欠けると思い込んでしまうのでしょうか? つまり、いつの間にか、ハリウッド映画が作り出した恐いエイリアンの映像が、「真実」だと思い込んでしまっているのです。そういう人間の滑稽な様子を、シャマランは、巧みに私たちに見せ付けています。 人間がテレビから、しがみついて離れられなくなるという姿がありますが、それは作られた映像の宇宙人がしだいに私たちの中で真実になってしまっていることと同じような気がします。 元野球選手と宇宙人の対決はもう最高でしたね。ホームランか三振ばかりしていた元野球選手が宇宙人相手に空振りしてくれたら最高でした。 私はシャマランは人間ではないと思いますね。いつも発想が人間離れしている。宇宙人としか思えません。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-20 12:32:57) |
16.どの分野でもファンというのは身勝手で、勝手に期待して意に沿わない結果だと裏切られたと主張する。そりゃあ、ラストの心地よい衝撃の味は忘れられないだろうが、この監督の作品の見所は、他の所にあると思うのだが。家族の不幸により精神的に傷ついていた聖職者の立ち直る物語として観ました。誰にでも、ある意思により導かれたと思うような出来事が1回や2回はあるはず。人生には、見落としている色々なサインがあるのかもしれない。 【パセリセージ】さん 8点(2005-02-03 00:28:01) |
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15.シャラマンすげー。このセンスが分からない人は「なんじゃこれ」ってなるんでしょう。非難するみなさんのその気持ち分かります。監督はそんなことある程度承知で作ったんでしょう。なぜこうなの?っていう映画なんですけど、まるでナイフのエッジを歩くようなギリギリの微妙な感覚です。日本人にはこのてのセンスを理解できる人が少ないようで・・・たまにはこんな「わかる人だけ」っていうのでニヤリとしてみたいです。はまりました。 【ぱぴんぐ】さん 8点(2004-08-30 13:30:20) |
14.奇怪な現象が起こる中、家族愛を絡めながらも、一人の牧師(メル・ギブソン)が信仰心を取り戻すまでを描いているのはわかる。ストーリーの展開としては、中盤あたりまで緊迫感溢れる演出でゾクゾクさせてはくれるが、ラストに近づくにつれ陳腐な展開になっていく。あげくの果てには、つまらんモノまで出してしまい凡作以下の幕引きで、ジ・エンド。オイオイ、これじゃ~B級以下の宇宙人侵略ものじゃ~ないか! ! …と、ほとんどの方がこんな感想をお持ちでしょう。ところが、エンディング間際で少年はこう言っている。「(僕は)誰かに助けられたんだね」と。このひと言に、ピ~ンとこなかったであろうか。実は私は、ここにきて“ハッ”と身震いさせられた。最後の最後になって“どんでん返し”に気付いたわけです。《以下ネタバレ》つまり地球人は奇怪な現象と疑心暗鬼にかられ、ハナから宇宙人を侵略者扱いにしてはいないだろうか? …ということです。宇宙人は円盤や姿を人前に現しても、地球人に危害を加えたり攻撃を開始したという事実はないはずだ。ラストで家族の前に現われた宇宙人は、本当に毒ガスを少年に吸引させようとしていたのであろうか? それは地球人側の一方的な思い込みで、瀕死状態の少年を蘇生させる薬だったかも知れない。息を吹き返した少年は「誰かに助けられたんだね」と言っている。この誰かとは、先程の宇宙人だとすると、作品に張りめぐらされた仕掛け(サイン)が一気に解けてしまう。何ともオーソドックスな宇宙人の姿。しかも水に弱いという設定。人体の70%は水で出来ている人間を捕食するという(人間側の思い込み)。あれだけの科学力と跳躍力を持ちながら、無抵抗のまま撲殺されてしまう…等々。これらのバカバカしさはすべて計算済みで、シャマラン監督は裏をかいたヒントを観客に与え続けているとも言えよう。つまり宇宙人は、余程さし迫った事情があり、危険を顧みず地球人に友好と支援を求めに来たとは考えられないであろうか…。こう考えると、この作品の不可解な部分がスルスルと説明できるではないか。シャマラン監督は「未知との遭遇」「E.T.」を世に出したスピルバーグを大変尊敬しているという。もう一度、じっくりと各シーンを思い出してほしい。当の米国はもちろんのこと、キリスト圏に対し皮肉とも警鐘とも受け取れる痛烈なメッセージが込められていることが、きっとわかるはずです。 【光りやまねこ】さん 8点(2004-03-30 11:49:11) (良:6票) |
13.大変怖がりでホラーというものが全く見れない私にとってものすごい作品でした。見えない恐怖いうのはまじでバビッた!!ただその中にも笑いが入るというのがさすがホラーといったところでした。ぞくぞくと見えないものが迫ってくる恐怖・・・なんだか未来が怖くなった気がします。 【job】さん 8点(2004-03-23 18:57:52) |
12.《ネタバレ》 ホアキン・フェニックスがエイリアンのテレビを観ていて驚くシーンが 好きです。なんかあの宇宙人がジャミラに見えるのは私だけでしょうか? 【わーる】さん 8点(2004-01-20 20:03:58) |
11.《ネタバレ》 SFとしてみると最悪。ホラー、コメディーとしてみるとまぁまぁ。ヒューマンドラマとしてみると最高だった。宇宙人に水ぶっかけると死ぬってのはマズイ。それじゃ人間食ったら死ぬ。でも、緊張と緩和って良く言うけれどまさにそれが出来てて笑えた。叔父さんと子供3人でアルミ箔かぶってるところ最高だった。また、この作品、主人公が神父で奥さんが不慮の事故で死んでしまってて、宗教を捨てているという設定が良い。神を信じなくなり、自分の力でしか自分は守れないと考える主人公。でも、最後には奥さんの最後の言葉から宇宙人倒せる。まさに奇跡。そして最後にはまた神父になって終わる。偶然とか確率とかについて考えさせられた。監督が数学の国インド出身だからこそなし得たのかなぁと思えた。そういう意味ではこの作品、面白かったと思う。 あとこの作品、タイトルは「サイン」よりどちらかといえば「スイング」が合ってると思う。 【カジ】さん 8点(2004-01-13 00:35:13) (良:2票) |
10.《ネタバレ》 僕はシャマランのストーリーが好きなので、全然問題無し。十分満足させていただきました。シャマランの映画独特の「間」が良い感じです。 |
9.シャマランのB級映画をいかにして大作にするかシリーズ第3弾。結構楽しめました。ふたを開けたら「そりゃないだろー!」な話なのは分かっているけどね。あの一家の日常生活描写が結構好きです。特にアルミのとんがり帽子。 【拇指】さん 8点(2003-11-21 22:03:33) |
【ツーヒード】さん 8点(2003-05-29 05:35:53) |
7.後半のおちにだけ集中している見方だととても酷い作品に思えるかもしれないが、中身はある。そのため、二度三度見ても興味深く見ることができる。この映画の趣旨を考えることはとても大事だと思う。多くの日本人は見切りが早くて残念で仕方ない。 【フィニート】さん 8点(2003-05-06 04:36:41) |
6.彼女にむりやり映画館につれていかれて見たので、内容とかまったくしらないまま見れた。そのおかげで??かなり楽しめた。偶然撮影中に写った宇宙人はこわかった。 【kouちゃん】さん 8点(2003-04-26 15:08:23) |