87.《ネタバレ》 めちゃくちゃ面白い。ストーリー自体も面白いし、キャラクターも良い。落としどころも良い。 バド、エド、ジャックの中ではエドが一番好きだが、それは最も感覚がまともで現代の考え方に近く、暴力や賄賂といったおもいっきり違法な行為をしなかったから。そのため途中で女と寝ているところを写真に撮られた際は「結局かよ・・・」と思ってしまったが、それにより逆にバドやジャックのキャラクターと近くなったおかげで、あるいは展開的に3人が接近していく描写と相まって、最終的にバドもジャックも好きになれたし、全体として良いバランスだなと思えた。 一連の事件の落としどころとして「ダドリーを英雄にするが自分も英雄にしろ」というのは、ダドリーを悪者にすると本格的に自分の身が危なくなるためその防衛策であること、自分の出世と警察の威信の交換条件であり互いに得があること、頭が良く「政治に向いている」というエドのキャラクターがより際立つ効果があることから、実に上手い落としどころだなと思いました。 「ロロ・トマシ」のくだりは鳥肌もの。面白かったです。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-10-08 19:58:51) |
86.《ネタバレ》 期待通り面白かった、集中して観れない環境だったせいか、頭が整理できなくてケビンスペイシーとラッセルクロウがダブって見えてしまうことが多々ありました。 【追記】中国嫁専属ソムリエとしてお勧めした作品です。中身忘れてて再度楽しめました、前回は集中して観れなかったみたいだけど、しっかりと登場人物を認識して再鑑賞できました。交わることが無さそうな3人が共闘するところが良かった、またロロトマシのキーワードの使い方が秀逸です、ラッセルは死んだと思ったんだけど生きてるんかい!って感じで意外でした。 内容を忘れちゃった頃にもう一度観たいですね。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-02-20 10:42:44) |
85.《ネタバレ》 ロス市警が舞台の刑事映画では必ずと言っていいほど市警の腐敗ぶりに驚かされるが、私が観た中でも本作がとびぬけて酷い。まあ手垢がついた舞台背景となりますが、抜群にキレの良い脚本なので最後までグイグイ引き込まれてしまいました。熱血漢、野心家、芸能界大好き、と個性の異なる三刑事のキャラ設定が巧みですが、このキャラにドンピシャの三人がキャスティングできたのが大きいでしょう。ラッセル・クロウの刑事は、『リーサルウェポン』シリーズのメル・ギブソンの様ないわばよくある暴れん坊デカなんですけど、俳優として全盛期のクロウの発する男の色気とオーラにはクラクラさせられました。大物マフィアが服役した暗黒街の空白を市警の悪徳刑事グループが牛耳ろうとするなんて荒唐無稽な感じもしましたが、現代のメキシコや中南米のことを考えるとあり得るのかな?と思ってしまいます。しかしこの手の刑事ものを見てていつも感じるのは、あれだけ犯人や証言できる共犯者を殺しちゃっても生き残った主人公の話しが通るのは、なんかおかしくね?世の中そんなに甘くないでしょ。 当然のごとく本作は九部門でオスカー・ノミネートされましたが、キム・ベイジンガーの助演女優賞など三部門をゲットしましたが作品賞と監督賞は獲れず、まあ97年は『タイタニック』の年だったから相手が悪かったとしか言いようがないですね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-08-31 22:32:24) |
84.《ネタバレ》 後半の暴力的でスピーディーな展開は見ていて気持ち良い。やっぱり「暴力でスカッと」は映画の中だけと時節柄、切に思った 【amicky】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-04-09 11:33:27) |
83.あまりに有名な映画であまり語る事もないので、ここはシンプルに。 文句なく面白い映画です。 以上。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-05-07 22:01:51) |
82.《ネタバレ》 久々の鑑賞。のっぽの親玉が黒幕だと分かっているのに、初見より引き込まれてしまうのは何故なのか。うわべやキレイごとなんかクソ喰らえのバド、最後にムカつく諸悪の根源を背後から撃ち殺すエド、爽快感抜群の映画です。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-21 07:31:16) |
81.90年代はそれなりに面白いと思ったけれど、今みると案外普通の映画。 |
80.エンタメ性が高くて面白い。主人公格の人物が3人もいたらグダグダになりそうなものだけど、脚本が優れているのかまったくグダらない。彼らの演技は申し分ないし、展開も軽妙かつスリリングで引き込まれる。エドとバドの物語も愉快で楽しい。楽しい映画を見たいと思った時のベストチョイスだと思う。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-02-22 10:28:20) |
79.いい配役で、3人が主人公に感じる程、個個に魅力がある。 警察ものでは、お奨め作品。私も友人に奨められた。 2005.3 2回目鑑賞。2016.02/08 3回目鑑賞。CIS:科学捜査班の警部役を発見。まだまだ面白く楽しめる。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-02-19 18:45:44) |
78.《ネタバレ》 ダーティーな傑作ミステリ刑事ドラマでした。 部署内のドロドロした腐敗がリアルに描かれていて面白かったです。 組織内に蔓延した腐敗は変えられるものではないですが、前向きに妥協しているので深いです。 タイプの違う主役がそれぞれ男らしくて面白かったです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 8点(2015-11-17 21:54:53) |
|
77.《ネタバレ》 とても豪華な出演陣。エンターテイメント作品としての完成度が非常に高いです。ジャック・ビンセンス、バド・ホワイト、エド・エクスリー、それぞれのカラーがあり、それぞれの信念に基づいて行動するのが熱いですね。まるで『現代版三銃士』のような趣があります。 また、今作はいろいろ注文をつけがちな作品にも関わらず、『じゃあ面白くなかったのか?』と聞かれると、『めちゃくちゃ面白かった』と思えてしまう不思議な作品です。とにかく勢いがあります。 本作の主人公はやはりエドでしょうか。彼は『三銃士』でいうところのダルタニアンっぽいです。信念が最初からぶれておらず、本作で最も成長を遂げる人物。『出世の虫』と劇中言われていましたが、どちらかと言えば自分の正義を具現化・体言化するために、出世を利用していると感じます。清濁併せ呑む覚悟があるのでしょう。ですからエドだけは、その信念・正義においては終始一貫していたのではないでしょうか。 そしてエドの迷わない、ある意味『若く青く純粋な正義感』に、ジャックとバドが警官を志した頃の自分を思い出し、エドに協力していくのは胸がアツくなります。 ストーリー的には、もっと大ドンデン返し、もしくはもっと衝撃的なミステリーを期待してしまったので、単純なヘロイン絡みのイザコザだったのは期待はずれでした。ダドリーが怪しいのは誰の目にも明らかで、別に驚きもしません。 本作は、『出題された問題』は面白かったのに、『答え合わせ』してみると、『なんだ、そんなことか』って、大したことない真相にちょっとがっかりしちゃう感じですね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-02-17 14:36:06) |
76.《ネタバレ》 「新しいフィルム・ノワールの傑作」と聞いて飛びついたが、まさかこんなキャラ映画だとは思わなんだ。 うーん、ヒロインに魅力が感じられない。元ネタの一つとされるフリッツ・ラングの「ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ」を見れば一目瞭然だ。この映画のヒロインに「ビッグ・ヒート」のグロリア・グレアムのようなファム・ファタールとしての魅力は皆無。女がほとんど出ないフレンチ・ノワールならともかく、こう女ばかり出てくるのに女に魅力が無いだなんて致命的だぜ。フィルム・ノワールとしては0点。でも、普通の犯罪映画として見れば充分すぎるほど良い映画だと思う。 でも登場人物が多すぎんだよ!誰が誰だが解んねえよ!!整理するか大量に間引く(ログアウトさせる)かどっちかにしろや!!! 余計な奴が多すぎる。モブでいいだろあんなの・・・エドにバドにバズっざけんなゴラアアアッ!!!!・・・・・・・・なんて思いながら楽しんで見てしまおう。 姿形は似ていようとも、奴らの見せる表情と魂はまったく違う。 かつてフィルム・ノワールの祖となった偉大なる作品「暗黒街の顔役」やフィルム・ノワール「三つ数えろ」においてもそれは言える。 同じようなスーツに身を包んだ悪党ども、 「偽善」を吐くゴミ野郎どもを次々から次へと地獄に送りまくる最高の“悪”アンチ・ヒーローたち、 記憶に焼き付ける間もなく忘れ去られ散っていく人々の残像。それは群像劇として一瞬の輝きを帯び、とても魅力的に思えてくる。 次から次へとスリリングな展開が続くハラハラドキドキなストーリー。 生と死は光と闇。ケビンの壮絶な生き様と死に様は正に光と闇だ。 ただ、話が余りに複雑すぎる。これはもう一度見ないと真の面白さは味わえないだろう。みれば見るほど病み付きになるタイプだとは思うが。 それに「フィルム・ノワール」ってほど曖昧な感じはしない。でも、俺にはかなり面白かった。「パルプ・フィクション」みたいな映画が好きな人にはオススメ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-06-01 01:42:04) |
75.なかなか面白かった作品でした。ストーリーが破綻してないどころか、キャスティングとうまく溶け込んで面白い。バランス良く作り込まれ、素直に観ることができますね。二転三転のストーリーや、強烈などんでん返しで刺激の欲しい方にはものたりないかな。 【min】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-21 22:08:07) |
74.イメージと全然違った。タイトルが仰々しいからもっとお堅い映画なのかと思ったら万人向けの王道を走る映画でした。脚本が面白いですね。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-17 07:39:35) |
73.ベタだからいい。流れも好きです。人にも勧めやすい作品です。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-11 22:50:26) |
72.《ネタバレ》 とにかく濃密で完成度が高く、すごくおもしろかった。 三者三様己が道を行き、(ラストにちょっと生まれるけど)友情は二の次で、信念や利害が重なった時にそれぞれ心強い味方になる。ここらへんに大人のかっこよさを感じた。 謎解き要素もしっかりしていて、いくつもの展開が中盤から終盤にかけて交わりあい、次第に真相に近づいていく構成に一気に引き込まれる。 ただ不満というか希望だけど、あそこまでしっかり展開作りをし、キャラクターの個性も存分に引き出してくれたので、ラストは銃撃戦じゃなく息詰まる心理戦のようなものにしてほしかった。 【チートイ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-02 11:52:57) (良:1票) |
71.もっと重くて堅苦しい映画かと思ったら、ハラハラドキドキで面白かった。かっこいい映画だ。 【鉄男】さん [地上波(字幕)] 8点(2009-09-26 02:00:54) |
70.カフェ襲撃の部分をもう少し判りやすく映像で解説して欲しかったなぁ、という恨みはありますが、何はともあれ、渋い空気に彩られた、弱さを持つ人間同士のぶつかりあいの映画を堪能しました。カメラやライティング、美術、衣裳など、画面を作り出す要素が、もう見事なまでにしっかりと統一されて世界を創造し、ゴールドスミスの音楽が仕上げる、というプロの仕事がまぶしい映画。ただ、デビートって、どの映画に出てきても、デビートその人にしか見えないんですけど。この映画の場合は、この世界に生きるデビート、ではあったんですけどね。映画を見ていて彼に出会うと、ウディ・アレンの『カメレオンマン』を思い出します。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-06-18 00:25:51) |
69.《ネタバレ》 ガイ・ピアースかっこいいなぁ・・と始終にやつきながら観てました。私的見所はケヴィン・スペイシーが死ぬところの迫真の演技!! 【HOPUKO】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-02-05 22:36:34) |
68.登場人物が多すぎて途中ややこしくなる。特にラッセルクロウとケビンスペイシーがかぶりすぎ!でもおもしろかったですよ。 |