48.《ネタバレ》 序盤から終始引き込まれ,ラストもうまくまとまっていて良かった。死刑制度の反対根拠のひとつに冤罪の場合にもっとも取り返しがつかないこと,というのがあるので,主人公らの行動もむちゃくちゃなものとまではいえないのでは。 余命わずかな彼女の命を最大限生かす行動として,ただ死ぬのを待つよりも,行動を選んだということも,しっかり伏線が効いていて納得できる。ただ,いくらなんでも冤罪で死ぬ必要まではなかったのではないでしょうか。死刑が確定してから,執行までの間に,冤罪であることを明らかにすれば十分だったと思いますが。 キャストにもう少し華があったほうがいい気がするけど,脚本,演出も良く,良作でした。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-06-10 12:09:56) (良:1票) |
47.《ネタバレ》 いやー、良い意味で裏切られました。舞台は政治的に保守的なカラーが根強いとされるテキサス。中盤まではカウボーイ風の男が記者二人を付け狙い、死刑制度反対派のゲイルは制度賛成派の右翼団体に嵌められた可能性を示唆する。この中盤まで「また豪く一方的に偏った内容だなぁ」と思ってました。いかにもゲイルが何らかの陰謀に巻き込まれた様にミスディレクションしていますからね。 しかし最後に明らかになるのは全く別方向の真相でした。この映画は死刑制度について「こっちが正しい!こっちは間違ってる!」と結論づけてはいない。ただ"冤罪の人間が死刑になる可能性もありうる"という当たり前の事実を示しているだけです。但し、観客への問題提起にもキチンとなっている。そういうバランス感覚も魅力の一つかと思います。 因みに私は最後までしっかり騙されました。観客の心情はともかくゲイル自身は納得してあの最期を受け入れた訳で、個人的には爽快感のある良いラストだと思いました。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-23 14:14:52) (良:1票) |
46.《ネタバレ》 素直に最初から最後までサスペンス映画として楽しめました。エンディングに賛否両論があるようですが、私にはすんなり入ってきました。アラン・パーカー作品とは相性があうのかな。 |
45.佳作。ケイト・ウィンスレットのアメリカ人記者ぶりが、にやりとする。 ハリウッド的すぎない、こういう映画がもっと増えるとうれしい。アラン・パーカーもそれをねらっているのだと思いますが。 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-12-20 11:59:01) |
44.《ネタバレ》 非常に面白かった。死刑制度云々よりも、「裁判官、検察、警察しっかりしろよ。お前らのせいで人生めちゃめちゃになる人がいるんだから」っていうメッセージを受けた。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-02 18:08:28) |
43.死刑制度について考えさせられるテーマかと思ったら・・。奥が深いのね。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-10-05 12:50:38) |
42.考えさせる映画ですね。なぜケイトウィンスレットに事件を解明させるように仕向けたのかは謎ですが(そのせいで留守中に部屋に忍び込んでビデオテープを置いてくるなんていう無理な展開が生じてます)、ケヴィン・スペイシーが圧巻。彼の演技力のおかげで全部帳消しになります。 う~ん、すごいな。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-29 22:52:20) |
41.《ネタバレ》 僕は死刑肯定なので、この映画はうれしかった。でもサスペンスではなくて、ドラマが観たかったかな。ケイトウィンスレットいいねー。 |
40.《ネタバレ》 見終わって、あっそうかってストーリーの筋が読めたスッキリ感があった。 ケビンスペイシーはいい役者です。 【srprayer】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 16:56:33) |
39.《ネタバレ》 (←ネタバレ無しのつもりですが、未見の方には何がヒントになるかわからないので、一応。) 社会派サスペンスと思わせて実は、いわゆる「新本格派」風ミステリの要素が濃い作品。そもそも、「監督=アラン・パーカー」ってのがすでにミスディレクションになってますね、ますますこりゃ社会派映画だろう、と思って観ちゃいますから。冤罪を訴える元大学教授の死刑囚と、真相を追い求めるレポーター、残された日数はあと4日。まあ確かにこの設定自体、現実社会では考えにくいけど、映画の題材としては、結構盛り上がる。一日一日が刻まれていくこの映画の構成、うむ、こりゃまるで『インデペンデンス・デイ』のように実に安っぽい、じゃなかった、実に盛り上がるぜ~。正直、最後の最後のオチは、すでにその前のシーンでほぼ示唆されているので、余分な説明かとも思いましたが、これも最近のミステリのお約束、しっかり納得して見終わってスッキリいたしましょう・・・。で、結局、この映画はどういう映画かと言うと、「社会問題を土台にしつつ、また人生の悲哀なども絡めつつ、謎解きの魅力と驚きに満ちたミステリ映画です。死刑問題への賛成・反対の立場を声高に主張したイデオロギー映画ではなく、あくまで娯楽性を貫いていますが、その中において、死刑問題の実態の一端を垣間見せてくれる映画でもあり、観終わった後で、これをきっかけに一度、死刑というこの難しい問題について、話し合ってみるのもよいのではないでしょうか」 ←うひょ~ 血迷ったか、>ワタシ 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-14 23:02:18) (良:1票) |
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38.《ネタバレ》 面白かった!ラストまでぐいぐい引き付けられた。ケビンスペイシーほんとに上手いなぁ。ケイトウィンスレットはやっぱり知的。最初は羊たちの沈黙色がムンムンだったけど、ユージュアルサスペクツ寄りですね。ラスト数秒に衝撃のどんでん返しがあるって聞いてたので笑、これで終わらないよなぁぁって観てしまったのが残念でした。でもあのラストで救われた感じがするので、後味悪いって気はしませんでした。死刑制度に対するメッセージ映画ではないと思いますが、自分の中では考えるきっかけにはなると思います。 【69】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-28 13:57:03) |
37.《ネタバレ》 うん、面白い。観終わった後、色々と考えさせる映画だ。あと、上手いよね、ケビンの演技。それと、ケイトの逝けてない髪型が、なんともなぁ・・・。 【瑞鶴】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-15 08:54:30) |
36.《ネタバレ》 実にアラン・パーカーらしい硬派な作品で見ごたえがあった。ゲイルはレイプ犯の濡れ衣を着せられて社会的に抹殺されるが、誰も彼を援護しようとはしない。死刑囚の援助はしても、無実のレイプ犯には目もくれない人々の欺瞞や、最後の食事は詳細に報じても、難しい薬の名前は報じないマスコミの怠慢。ゲイル達は、単に死刑制度に反対する気持ちからあの計画を実行したのではなく、こういった死刑制度をとりまく矛盾そのものに一石を投じようとしたのではないかと私は思う。監督自身は死刑反対派のようで、この映画でももちろん死刑への疑問を描いているのだけれど、彼が公平だと思うのは、こういった死刑反対派やマスコミの欺瞞みたいなものも合わせて描こうとしているところだ。「刑務所もの」では、とかく刑務官達が非人道的な人間であるかのように描かれがちだが、この映画にはそういう「あおり」の類はない。そこが素晴らしいと思う。 【veryautumn】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-15 16:45:10) (良:3票) |
35.《ネタバレ》 死刑反対と言いながら自分の命を軽く扱っているような男に、説得力はないねぇ。デビットはただ単に、離婚やクビになった事をきっかけに、反対運動家として信頼を回復するため、冤罪をでっち上げただけじゃないか。(しかも反対運動家にとって、逆にアリガタ迷惑な事件を起こしちゃってさぁ・・)きれい事ばかり言うような理想主義者はウサン臭えなぁ、っていう映画。 とはいえ高得点! 【紅】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-08 02:57:32) |
34.上質のサスペンス作品として楽しみました。ですが、死刑制度に関してのテーマ性は低いと思います。もっとも、こんな感想しか出てこないのは、日本とアメリカの倫理観はやはり決定的に違うからでしょうか。 【K】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-18 00:17:37) |
33.久々のいいサスペンスでした。ストーリー展開が素晴らしかったです。謎を残してエンディング迎えるんじゃねーかと観てる途中不安になったけど、ちゃんとオチが用意されてて助かりましたぁ。テキサスでは死刑ってのは町のイベントのひとつだからこの位じゃあ世論は動かねーんじゃん?テキサスでは見知らぬ人間が歩いてるとパトカーが停まるらしいから日本人は行かないほうがいいかもね。 【もりしげひさや】さん 8点(2005-02-05 03:43:32) |
32.期待通りの出来栄え。ラストはどうしようもなく予想できるけど、それでもいいです。やっぱりケビン・スペイシーは何やっても上手いなあ。 【金子淳】さん 8点(2004-11-10 13:06:32) |
31.予告&ケヴィン・スペイシーということで、ユージュアルサスペクツ系だ!と断定して見ました。オチはこうなるああなると考えながら見たけど、当たっていたりいなかったり、読めてるようで読めてなかったり。しつこすぎない感じで裏切られ驚かされたので結構楽しめました。死刑制度うんぬんの事は難しいのでコメントは控えます。 【諸星わたる】さん 8点(2004-11-10 02:44:30) |
【k】さん 8点(2004-10-31 22:52:49) |
29.《ネタバレ》 プロットは「運に見放され坂道を転がり落ちていった主人公が、絶望の果てにそれを逆手にとって自分の主義・主張が世間に認められるように死んでゆく+金を残す」というものですね。死刑制度はその後半部分を構成するもので、主体ではありません。初見時は死刑制度のことに関心を奪われていて気づかなかったのですが、2回目観てわかりました。初見で投稿していたら気づかずに10点つけてたかも知れない。ちなみにこの刑務所は実在のもので、その街は刑務所で成り立っているらしいし、テキサスが群を抜いて死刑執行が多いのも有名ですね。上記のプロットを現実に当てはめてみると、テロリストなどの犯罪者を肯定することになってしまいますが、そんなこと山ほどあるのが世の中ってことですし、エンタテインメントとして完成度高い作品だと思います。ラブ・アクチュアリーが上映されてたころビデオで観たので、ローラ・リニーの裸つづけて観るハメになってしまった。それから、インチキくさい弁護士役の人、アラモ2004にも出ておりました。いいなぁ、この役者。 【shintax】さん 8点(2004-09-30 18:03:51) |