3.《ネタバレ》 玉砕攻撃のシーンは日本映画とは思えないほどリアルでした。
大場大尉の「褒められる事は1つもしていない」という言葉がとても印象的で、大場大尉の苦悩がそこに込められていたと思いました。
日本が焦土と化しても尚、抵抗を続けようとする兵士達。命を軽視するよう洗脳した当時の日本の指導者に怒りがこみ上げてきます。サイパンのメモリアルパークにある戦争記念館に大場大尉が軍刀を献上したシーンが大きなパネルとなっており、この事がサイパンでの戦争が終結した瞬間であるのだと思います。
悲惨さが今ひとつ描かれていない感じがしますが、よくできた映画だと思います。