4.《ネタバレ》 製作総指揮がアンジェリーナ・ジョリーということで
自分が産んだ子ではない子もわが子のように育てているアンジーとして
「自分の子じゃなくても母性は生まれるし真実の愛を与えることができるのよ」
という主張をサブリミナル信号で送ってきている作品。(多分)
ステファンがマレのことを刺し殺そうとしたけど、できなくてトドメをさせなかったことで、アンジーは闇に落ちた。
一方マレもステファンを最後は塔の上まで追い詰めたもののトドメをさせなかったことで、ステファンは塔から落ちた。
つまり、お互いに、殺すところまではできなかったことで、”お互いに落ちました”というオチもうまい。
お姫様を助けるのは王子ではなくそれ以外の女性…という設定は「アナ雪」と同じなわけだが、
女が男化し、”男頼りのハッピーエンドなんて時代じゃねぇ”という世相を受けて、おそらく今後のディズニー映画では男女の恋愛モノを扱った場合でも最後に女を助けるのは女というスタイルが定番化するのだろうか?
それはさておき、この映画を見て「マレフィセントを見る目が変わった」と思う人も少なくないと思うが、
英国俳優が演じたカラス坊がワイルドでステキすぎて、カラスを見る目が変わったのは私だけだろうか。