1.メル・ギブソンとゴールディ・ホーンのお茶目な逃走劇が、とにかく馬鹿っぽくて面白い。車、船、バイク、飛行機、あちこち走り回ったり、ビルから落ちそうになったり、ショットガンでお尻を撃たれたり、動物に追いかけられたり、冷や冷やしながら、でも、おかしい。ただ、おかしさの「ツボ」を押さえていないので、いまいち消化不良な感じがしました。お目目パッチリの2人だから、表情豊かでナイスコンビな感じはしましたね。撮影中にインタビューに行った場面をテレビで観ましたが、ギャグの連続でスタジオの雰囲気は、すごくよかったみたいで、本編を観た時、そういう暖かさは伝わって来ました。メル・ギブソンも”一度は共演したい女優は、ゴールディ・ホーンだ”と言っていましたし、その気持ちも伝わって来ました。丁度「リーサル・ウェポン2」の撮影後に、この「バード・オン・ワイヤー」だったようで、独特な、あのリッグススタイル(「リーサル・ウェポン」1・2・3の髪型で、アメリカで大流行した髪型)を、ちょんまげにしたり、ほどいたり、キャラクターも良かったです。音楽も、特にエンディングと挿入歌(エンディングと同様の歌)で使われたものが、最高によかったですね。