1.冒頭、吉川晃司が東京湾の彼方からバタフライで泳いで現れます。「どっから泳いできたんだよ!」「ってかなんでバタフライ?」
と、いきなり映画館の観客が引きまくってしまう結構無茶な冒頭シーンです。
そもそもこの映画を見ている客はみんな「うる星やつら・ビューテイフルドリーマー」目当てで来た客です(と断言してしまいますが)
前年併映の「ションベン・ライダー」の苦い思い出もあって、吉川晃司のバタフライに、のっけから観客の心はブラックアウト寸前です。
しかし、お話が展開するにつれ、この映画が「ションベンライダー」とは違うことがわかりました、なんとなんと割と面白いのです。
なんせ、蟹江敬三が蟹を食べるのです。それを見るだけでも観る価値がある映画でした。
(意外と豪華キャストなんですよね、こんな映画なのに)
まぁ、きっと今見るとダサダサで思わず床を見つめてしまうくらい寒い80年代アイドル映画だと思いますが、当時、ビューティフルドリーマーを
観に行った僕が意外と面白く観られたし、主題歌(&劇中歌)の「モニカ」(Thanks)は甘酸っぱい青春時代を思い出させるし
..意外と嫌いじゃない映画です、これ。
まぁ、今後2度と観ることはない映画だとは思いますが。